モルックとはフィンランド発祥のスポーツ。
木の棒を投げて木の棒を倒し、先に50点取った方が勝ち。
ボーリングとダーツを合わせたようなスポーツ、と言われています。
激しい動きを必要としないので、子供からお年寄りまで、年齢や性別を問わず楽しめるユニバーサルスポーツです。
誰でも楽しめるユニバーサルスポーツ

【第27回】香港モルックの未来を語る:Janetインタビュー
先日、香港初の民間モルック大会「オウルカップ」を開催したJanetこと何綺雯さんに話を聞いたので、今回はその内容を対談形式でお伝えしたいと思います。

前回も「リトルオウルカップ」の様子についてリポートしましたが、Janetは23年11月に第一回オウルカップを開催して以来、年二、三回のペースで大会を開催しています。
香港のモルッカーの間でも、「オウルカップ」シリーズを知らない人はもういないのではないでしょうか。

協会は競技志向、Janetは“ゆるモル”派
私も香港モルック協会に所属し、香港にてモルックの普及活動を行っていますが、私はどちらかというと競技面を重視し、一スポーツとして広げていくスタイルを採っています。
いわゆる「ガチモル」スタイルです。
具体的な最終目標としては、香港から世界一のチームを生み出すことと、香港での世界大会開催です。
それに対し、Janetはゆる~くモルックを楽しもうよ、という完全な「ゆるモル」派。
モルックを通して家族や仲間と楽しもう、というのが全面に出ているスタイルなので、オウルカップは子どもたちやお年寄りの笑顔が多いのが特徴。
そんなスタイルの違いに焦点を当てながら、話を聞いてみました。


仕掛け人・Janetインタビュー
コンセプトは「モルックが好きになるイベント」
鈴木先日のリトルオウルカップはお店を出したり、ミニゲームを企画したり、DIYコーナーを設けたりして、大好評でしたよね!



そう?だったらいいのだけど。協会にも協力して貰えたし、大勢の人が手伝ってくれたから、みんな楽しめる大会になったんじゃないかな。



それもあるとは思うけど、やはりそもそもの企画が良かったと思います。
ところで、Janetと協会は、同じくモルックの普及活動をやっているけど、アプローチの方法が結構違うじゃないですか?
それは何でなんですか?



だって、競技的なところは協会がやる方が絶対いいから。あなたたちみたいなプレイヤーもいるしね。競技や技術的なところは協会でやって貰って、オウルカップではまた別のところから普及活動に繋げて行ければと思っているの。



別のところって?
日本のモルック大会を参考に



オウルカップのコンセプトは、先ずモルックを好きになって貰うというもの。
あなたは世界大会とか香港代表とか偉そうなことばかり言っていて、それも勿論すごい大事だとは思うけど、先ずはモルックを好きになってくれる人がいないと、代表も何もないと思うの。



だから、オウルカップではまずそこを大事にしてる。
大会参加を通じて、楽しんでもらってモルックを好きになってもらうっていうところ。



確かにそれものすごく大事ですよね。



その点、日本の規模の大きい大会ってやっぱりよく考えられてる。
試合だけじゃなく、イベント有り、キッチンカー有り、ポップアップショップ有り、ミニゲーム有りって、イベントとして素晴らしいと思う。



勿論モルックだって日本最高峰の試合が見れるわけだし。
いつかオウルカップもあのくらいの規模でやってみたい!



現在の香港では、前回のリトルオウルカップみたいな感じで十分凄いと思います。あそこまでやれた大会は香港では今まで無いですよ。
モルックを通じての交流がイベントの醍醐味



あとは、やっぱり交流だよね。
モルックを通して、いろいろな人と知り合えるし、世界も広くなる。
オウルカップはそこも大事にしたいと思ってる。



あ、それ、日本のトップ選手も言ってました。
練習したり、大会に出たりって、勿論上手くなりたい、結果を出したい、っていうのもあるけど、それ以上に、練習や大会に行けば友達に会える、仲間に会える、っていうのがデカい、って。



そうそう。オウルカップでは、そういう繋がりも提供したいの。
それから、オウルカップは、親子大会とかシニア大会とかも開催しているけど、いろいろな年代間で交流できるように、っていうのもあるの。



なるほど。確かに、今の僕のモルック仲間だと、WymanとかCloudとかはオウルカップで知り合いましたよ。



そうだったんだ。二人とも、今や代表レベルだもんね。そんなプレイヤーにも参加して貰っていたと思うと嬉しいよね。
私も、代表みたいなうまい選手はすごく大事だと思うの。



そういう選手をもっと増やして、香港のレベルを高めてもらって、世界で活躍して欲しい。それも私の希望の一つ。
でも、やっぱりそこの土台として、モルックを好きになって貰うことはすごく大事だと思う。



本当に同意です。



私たちモルックモンスターは、ルールや技術の指導、大会の設計とかはそんなに得意じゃないから、そこはやはり協会にやって貰って、私たちはそこの入り口のところを担当するから、今後も協力してやっていきたいよね。



ええ、ぜひお願いしたい話です。



あとは、もっと香港での認知度を上げていきたい。
モルックって言ったら、ああ、あれねと全ての香港人が分かってくれるような、そういうレベルまで普及させていきたい。
それがオウルカップでの最終目標。



それはすごいですよね。僕ら協会も、そこは勿論目指したい。
まだまだ広がるモルックイベントのアイデア!



ところで、今後のオウルカップでは具体的にこんなことをやっていきたいとか、新たなアイディアはあるのですか?



今考えているのは、男女ペアの大会。どうしても、参加者って男性の方多いでしょ?
でも、モルックって、性別や年齢を問わないスポーツだし、女性が少ないというのはやはりちょっと残念。
なので、6月頃かな、男女ペアの大会を企画したいと思っています。



いいですね~ 僕も是非参加したい!



じゃあまた試合計画考えてくださいね(笑)
「まずは好きになってもらう」普及の入り口
と、終始和やかな雰囲気でインタビューは進みました。
モルック好きを増やして、先ずはそこからが強化の始まりなんじゃない?という彼女の考えには私たち協会も諸手を挙げて賛成。


でも、それを実行するための人材も足りなければ、ノウハウもアイディアも十分ではないのが香港協会の現状。
そこはJanetたちに学ばないといけないところです。
今後も、Janet一家とは緩やかに住み分けをしつつ、普及という観点では協力しながら活動していければと思っています。



練習参加については鈴木まで連絡下さい。
kameidoshoten@gmail.com
まとめ
- モルックは年齢性別問わず楽しめる
- 香港初の民間大会「オウルカップ」開催
- Janetは「ゆるモル」派で普及重視
- 協会は競技志向「ガチモル」派
- オウルカップは交流・笑顔が特徴
- 男女ペア大会など新企画も構想中
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