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【第24回】香港で、自分の価値を仕事にする—マキコの実録コラム

夫の香港駐在をきっかけに、自身のキャリアを再構築しようと決意したマキコさんの香港で個人事業主として奮闘する日々を綴る実録コラム。
海外で働くことに不安を感じている方、日本での経験が通用するのか悩んでいる方にとって、リアルな体験談はきっと参考になるはずです!

目次

【第24回】香港のお仕事のオファーって、どんなふうに来るの?

『香港でお仕事をしていくコツ』のお話、続きます。

前回は、香港で企業や施設からお仕事を受ける際に必要だったもの、についてのお話でした。

前回記事はコチラ!

では、SNSで私を見つけてくださった後、実際の仕事のオファーはどんなふうに来るのか?

今回は、「オファーがキターーーー!」という一番初めのところを、お話していきたいと思います。

オファーの丁寧度がこんなに違いました

私がSNSに掲載していた連絡手段は、InstagramなどのDM、WhatsApp、Emailの3つ。

WhatsAppは、日本のLINEのようなメッセージツールで、香港では主流

すると、それぞれこうなりました。

  • 私立学校、公的支援を受ける福祉・教育施設
    Emailから始まり、具体的な話はWhatsAppへ
  • 商業施設
    WhatsAppから始まり、正式な見積のやり取りはEmail
  • 民間の店舗・スクール
    SNSのDM

と、連絡方法が全然違ったんです。

さらに、メッセージの内容の丁寧度でランキングすると、

Email

ともかく丁寧。日本語でいう「拝啓~」のような書き出しから始まり、自己紹介、オファー内容、添付ファイル、所属先の情報、文面の最後はもちろん、署名も添えて。

WhatsApp

少しカジュアルですが、自己紹介や依頼内容がわかりやすく書かれ、写真なども添えられています。

SNSのDM

メッセージは短め。「私は〇〇といいます。〇〇という場所で、あなたはワークショップできますか?」みたいな、直球のメッセージが多いです。

もちろん、これはあくまでも私が香港でお仕事をしてきた中での経験なので、香港でのお仕事すべてがそう、とは言い切れません。

ただ、入口からして、相手によって全然違う!というのが、面白い。

SNS発信は英語なのにオファーは広東語。なぜ???

次に、私が戸惑ったのがオファーメッセージに使われる言語でした。

筆文字作品の投稿には<生日快樂>などの広東語も使いますが、SNSの説明文やキャプションは基本的に英語です。

<生日快樂>とは広東語で『お誕生日おめでとう』の意味

もし私が、SNSで見つけた海外の人に連絡を取るなら、「この人は英語で発信しているから、英語で送ったほうがいいかな?」と、まず相手の言語に合わせようとします。

いきなり日本語でメッセージを送る、という発想はありません。

ところが、香港では、普通に広東語でメッセージが来ます。

そこで「私は広東語ができないので、英語でお願いします」と伝えると、今度は普通に英語でメッセージが来ます。

「なんやねん! 英語、できるんか~い!」
関西人ではありませんが、気分はそんなツッコミで。

この様な香港人の「相手の言語を問わず、まず広東語でアプローチする」傾向に慣れるまで、最初は違和感がありました。

香港はともかく!スピードが命!

「英語ができるなら、どうして最初から英語で連絡してくれないんだろう???」

最初はそんな疑問符ばかりでしたが、香港に住む時間が長くなるほど、自分でも彼らの心理が理解できるようになってきました。

その謎を解くカギは「スピード」ではないかと思っています。

香港は、ともかく何でも速い!

例えば、香港のエスカレーター。私の体感では日本の2倍くらいに感じるスピード。
日本から来たばかりの頃は、長縄跳びになかなか入れない!みたいな感覚で、慣れるのに時間がかかりました。

台風の後の街のお掃除。作業員がいつもの5倍くらいに一気に増えて、街が一晩ですっかりキレイに。

新しいルールも、決まるとすぐスタート。ゴミの分別ルールが改定されます、という発表からすぐにスタート。
でも、運用がうまくいかなかったようで、見直しします、と、ほどなくしてアッサリ中止に。

とにかく、まず動く。そして、ダメだったらすぐ変える、やめる。だから、仕事の進め方も、ともかく速いんです。

そう考えると、相手が何語で発信しているのかは関係ない!

慣れない言語で文章を考えるより、とりあえず、母国語の広東語で連絡!ということなのかな、と合点がいったのです。

今では、そんなやり取り自体が香港らしいなぁ、と、ほほえましく受け取れるようになりました。

時代の進化で、私もスピードアップ!

以前は、広東語のオファーが届くたびに、まず翻訳ソフトで内容を確認。これがなかなか一苦労で、かなりの時間を費やしていました。

それが今では、AIの登場で一気にラクに!内容を確認するまでのスピードも格段にアップしました。

実際のやり取りは英語でないと困るので、英語に切り替えてもらい、ここから、ようやくお仕事の具体的な話が進んでいくことになります。

オファーをいただいたら、次は見積もりがほしい、という依頼です。

もちろん、見積もりも「パパっと出して!」と言われます。

けど、、、待って!

会場、人数、時間、生徒さんの属性など、当日のイメージが全然つかめないのに、どうやって「パパっと」見積もりを出したらいいんでしょうか…?

さて、どうしようか。。。

次回に続きます。お楽しみに!

まとめ

  • 連絡手段は相手によって異なる
  • 丁寧度はEmail>WhatsApp>DM
  • SNS発信は英語でも広東語で来る
  • 広東語→英語切替はスピード優先
  • 香港は何事も速さ重視の文化
  • AI翻訳で確認スピードも向上

次回は、2026年9月25日公開予定です!

筆者プロフィール

中川麻紀子

東京生まれ。転校9回の子ども時代を通じて、人との関わり方や新しい環境への適応力を自然と身につける。飲食業や営業職を経て、チーズとワインの世界に魅了され、ソムリエとチーズプロフェッショナルの資格を取得。講師としても活動する中で、「伝えることの楽しさ」に目覚める。夫の香港駐在を機に退職し、未知の海外生活へ。語学が苦手で、仕事もない状況からのスタートだったが、奇跡の出会いをきっかけに、香港の人々とつながれる新たな仕事を見出して起業。現在、香港在住9年目。

  • 縁Joyアート® 代表
  • きらめく漢字アート海外認定校 代表
  • 友禅和紙クラフトインストラクター
  • 切り紙パステルアート®インストラクター
  • ワインソムリエ
  • チーズプロフェッショナル(チーズソムリエ)
  • 静岡英和学院大学非常勤講師(チーズ講座)

Instagram :  @studiomk85


香港では、ワーキングビザを取得した家族がスポンサーとなって「配偶者ビザ」を取得した人は、現地での労働が可能です。ただし、駐在員を派遣する企業によっては帯同家族の就労について取り決めがある場合もあります。当コラムを参考にされる場合は、ご注意ください。

過去記事はこちら!

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この記事を書いた人

香港在住4年。プリンに乗ってるカラメルが好き♪

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