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【第10回】若手保険ブローカーが語る資産づくり入門

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【第10回】便利な世の中に潜んでいる送金の罠。その送金本当に大丈夫?

二十八さん

当コラムでは、等身大の運用のお話を共有したいとおもいます!

まもなく始まる夏休み。皆さま、計画はバッチリですか?

ご友人とのBBQや海、お出かけの予定をカレンダーに書き込みながら、胸を躍らせている方も多いはずです。

しかし、そんな「楽しい最高の思い出」が、一瞬にして「忘れたい悪夢」に変わってしまう危険があるとしたら……?

普段以上のサポートに追われる忙しい日々だからこそ、つい見落としがちな『夏の落とし穴』。

今回は、大切な家族と、そして自分たちの未来の資産を守るために、今すぐ知っておくべきニュースをお届けします。

その送金、本当に大丈夫?!

仲間との楽しい食事や、長いお休みだからこその遠出の計画。

そんなワクワクする時間には、必ず「お会計」の時間がやってきます。

ここ香港での生活において、割り勘や支払いの強い味方といえば「FPS」や「TT(電信送金)」ですよね。

電話番号やメールアドレス、IDが一つあれば、スマホを数回タップするだけで一瞬で送金が完了する。

FPSとは?
香港金融管理局(HKMA)が2018年に導入した即時送金システムで、銀行や電子ウォレット間の送金を24時間365日リアルタイムで行える仕組みです。電話番号やメールアドレスを使って簡単に送金でき、香港ドルと人民元に対応。

TTとは?
「Telegraphic Transfer(電信送金)」の略で、銀行を通じた電信送金で、海外送金や大口取引に使われる方式。国内外へ資金を送る仕組みのこと。

この便利さは、一度慣れると手放せません。

しかし、その「便利さの裏側」に潜む恐ろしい落とし穴を、私たちは見落としがちです。

「いつも使っているから大丈夫」「みんなやってるし」
慣れたと思ったその油断が、ある日突然、犯罪に巻き込まれ警察から呼び出しを受ける引き金になるかもしれません…

今、香港を問わず海外で多発している、送金にまつわる『ある事件』についてご存じですか。

油断が犯罪に巻き込む危険性

友人同士でFPSを使う際、画面に表示される相手の名前(一部伏字)をしっかり確認してから送金ボタンを押す、という方は多いと思います。

しかし、問題は「個人売買」や「普段面識のない第三者」への送金です。

画面の向こうにいる相手が、本当に信頼できる会社であり人物なのか、あなたには証明できますか?

さらに恐ろしいことに、この送金トラブルは今や「大人だけの問題」ではなくなっています。

親の知らないところで子供が犯罪者に?

学校が長期休みに入り、開放的になった学生たちを狙った悪質な「バイト」が急増しているのです。

「指定された口座に、スマホでのお金を転送(送金)するだけで、即日お小遣いゲット!」
「自分の銀行口座やFPSのアカウントを数日間貸し出すだけで、高額報酬!」

SNSや友人からの紹介を通じて、子供たちはこのような甘い言葉に誘惑されます。

「ボタンを押すだけなら減るものはないし、悪いことじゃない」と軽い気持ちで手を出してしまうのです。

しかし、これこそが国際的な犯罪組織の罠なのです。

子供たちが知らず知らずのうちに担がされている役割、それは「資金洗浄(マネーロンダリング)」の受け皿や送金代行

つまり、詐欺グループなどの犯罪で得た「汚れたお金」を捜査の手から隠すための『出し子(ミュール)』に仕立て上げられているのです。

「知らなかった」では済まされない最悪の結末

「子供のやったことだから」「知らなかったから」では、法律は決して許してくれません。

今や成人も2歳若くなり、18歳からが成人とされます。

もし口座の貸し出しや不審な送金代行に加担したとみなされた場合、即座に銀行口座は凍結されます。

それだけでなく、将来的に主要な銀行で口座を開設することが一切できなくなり、就職や進学、社会生活に致命的な影響を及ぼします。

最悪の場合、犯罪への加担(マネーロンダリング罪)として逮捕され、重い実刑判決が下るリスクすらあるのです。

夏休みは、親の目が届かない時間が増え、子供たちがスマホに触れる時間も長くなります。

日頃からお金のやり取りやスマホの利用状況について家庭内で共有していれば防げるものですが、見過ごしていれば「被害者」にも「加害者」にもなり得るのが、この世の中です。

楽しい夏休みを悲劇に変えないために。

「怪しい送金はしない・させない」「口座は絶対に他人に貸さない」。この基本を、ぜひ今日、ご家族で話し合う機会を作ってみては如何でしょうか?

お金教育の重要性と親子で学ぶ機会

今後は、お金がデジタル化され小銭やお札に触れる機会がメッキリ減ってしまう世の中です。

『お金のありがたみ』や『お金=ありがとうとの交換』という、お金の基礎が無いままに大人になることが、上記の事件に巻き込まれる温床にもなっているのでしょう。

お金というものを意識し始める『4歳から10歳』が子どもの金銭教育のスタート地点とも言われています。

弊社でも将来『お金オンチ』になって大怪我しないように、キッズマネースクールを定期的に開催しています。金銭教育は子どもだけが受けるのではなく、私たち大人も一緒に学び直すことに意味があります。

以下のURLから開催日をご確認頂き、ご応募お願いいたします。

https://www.instagram.com/110fs_hk

香港居住という海外生活ステータス、そして世界でも上位の金融センターに住み、価値の交換が速いスピードで動くこの都市で、折角なのでお金についてもしっかり学んで、家族で互いに考え方を共有していきましょう。

二十八さん

送金の基本を学び、家族で安全な夏休みにしましょう!

まとめ

  • FPSやTT送金の便利さに潜む危険
  • 個人売買や第三者送金は要注意
  • 学生を狙う危険なバイト増加中
  • 子供が資金洗浄に利用されるリスク
  • 口座凍結や逮捕など重大な結果に
  • 家族で送金リスクを話し合う重要性

次回は、2026年8月13日公開予定です!

無料オンラインセミナー開催中!

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筆者プロフィール

二十八 智大

  • Insurance110香港所属
  • 110Financial Support認定FP

2020年に香港へ渡り、翌年に香港の保険と出会ったことをきっかけに金融の道へ。2022年にInsurance110へ入社し、海外在住者へ「なぜ運用や投資が大事なのか」をわかりやすく伝えることを大切に活動中。海外FPとしての視点と、保険仲介人資格(Paper1・3)を活かした実務的な提案が強み。高校時代は、名門高校野球部所属の元甲子園球児!

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この記事を書いた人

香港在住4年。プリンに乗ってるカラメルが好き♪

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