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【第26回】街を網羅する「AIの目」― 進化する監視システムと防犯の心得
皆様こんにちは。前回の記事で2026年の香港は統計開始以来「最も物理的に安全」な時代だとお伝えしました。今回はその安全を支える柱、最新AI監視システム「SmartView(スマートビュー)」の実態と、新しい防犯スタイルを解説します。
SmartViewとは?
2028年までに6万台の「鉄壁」へ
香港政府は現在、AI搭載カメラの増設を急ピッチで進めています。2025年時点の1万台から、2028年までに合計6万台へ拡大する計画です。 特に尖沙咀や深水埗などの繁華街、MTR駅構内には重点的に配置され、街の隅々まで「AIの目」が光るネットワークが構築されつつあります。
「録画」から「リアルタイム検知」へ
最新システムの最大の特徴は、AIによる「即時の異常察知」にあります。
- 行動分析
路上での不審なうろつき、人の転倒、集団での争いなどをAIが自動検知し、警察指令センターへ即座に通知します。 - 高度な識別
顔認証技術による指名手配犯の特定や、車両ナンバープレート識別(ANPR)を用いた逃走車両の追跡精度が飛躍的に向上しました。

技術時代の「新しい防犯意識」
監視網の強化は強力な抑止力になりますが、過信は禁物です。
- 「死角」への警戒
監視が強まるほど、犯人はカメラのない古いビル内や暗い裏路地を狙います。
警察のステッカーがない場所では、より高い警戒心が必要です。 - 心理的抑止力の活
異変を感じたらカメラのある場所へ移動するなど、システムの存在を味方につける動きを意識しましょう。

技術を味方に、意識を高く
これからの防犯は、最新技術による「街の守り」と、私たち自身の「リテラシー」を掛け合わせることが鍵です。世界屈指の安全都市・香港で、技術の恩恵を受けつつ、常に周囲への注意を怠らない賢い生活を送っていきましょう!
Mr. イワミAI監視の成長に合わせ、自らも安全意識を持ち続けましょう!
まとめ
- 2028年までにAIカメラ6万台へ
- 繁華街・駅構内に重点配置進行中
- AIが不審行動を即時検知通知
- 顔認証・車両識別で追跡精度向上
- 犯人は監視死角を狙う傾向あり
- 技術+防犯意識の両立が重要
<著者プロフィール>
Mr. イワミ
香港とアジアの文化に携わりながら、警備のプロとしてリスクを未然に防ぎ安全を守る仕事をしています。
仕事の合間には街を歩いて香港の環境と状況を観察するのが楽しいです。
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