夫の香港駐在をきっかけに、自身のキャリアを再構築しようと決意したマキコさんの香港で個人事業主として奮闘する日々を綴る実録コラム。
海外で働くことに不安を感じている方、日本での経験が通用するのか悩んでいる方にとって、リアルな体験談はきっと参考になるはずです!
【第11回】ついに!銀行口座開設、再トライへの道!

ようやく!銀行口座開設の突破口が!
2年越しのリベンジ
第3回コラムで初めての銀行口座作りにトライしたけれど、見事に撃沈した私。そこから約2年を経て、ようやく!銀行口座開設の突破口が!しかも自力(通訳ナシ)
第3回記事についてはこちらをご覧ください!


筆文字講師の仕事も少しずつ増え、ついにBRも取得できました。BRの登録住所は自宅。銀行口座開設に必要な住所証明は、公共料金の支払い証明や給与所得の証明が一般的。でも、BRも公的な証明になるのでは?これなら自宅の住所証明ができるのでは?と考え、もう一度ハンセンバンク(夫の口座がある)で銀行口座作りにトライしてみようと決意。
今回は通訳ナシで銀行へ行ってみることに。というのも、前回何度もトライしても口座が作れなかったことで、夫の会社の通訳さんに頼みづらかったのが本音。通訳さんは夫の会社の仕事のために通訳しているわけで、プライベートでお願いするのはやっぱり気を遣います。日本にいたら、プライベートなお願いは完全にNGですし…ね。
とりあえず、もう一度銀行に行って、自分ができるところまでかけあってみよう。無謀か?とも思いつつ、1人で再チャレンジすることにしました。
ぐいぐい交渉、歯切れの悪い反応


行ったのは夫の会社の近くのハンセンバンク。もし困ったら、夫の会社のスタッフさんを呼びに行けば何とかしてくれるかも、という淡い期待も込めて。
ひとまず、前回断られたときに作った資料一式とBRを持って、いざ銀行へ。
受付で「口座を開設したい」と伝え、順番待ち。そしてついに私の番。
「銀行口座を開設したいの。BRもあるよ。これで住所証明OKだよね?」
ちょっと前のめりぎみで!今思えば必死感丸出しな感じだった気も。
担当者さんはBRを見て「う~ん…これだと住所証明になるかなぁ。公共料金の証明は持っていないの?」と。「ないない、」だって夫の名義だもん。私のはないよ~。
そこで以前取得した日本の婚姻証明の英訳も見せ、「領事館のOKももらってるよ」と説明。それでも「う~~~ん」。
なんだか歯切れが悪い。私の英語がうまく通じていないのか、担当者の英語を私が理解していないからなのか、なんだかスムーズに進まない。翻訳アプリを使えばもっと楽に進んだかもしれなかったけど、この時は使い方を知らなかったんです…。私って、いつも遠回りしていらない苦労をしている気がする。。。
まさかの突破口は筆文字
う~~~、どうやってこの局面を打破しようか。。。
「何がなんでも!私は銀行口座を作りたいんじゃ~~~」という気持ちばかりが焦る中、担当者からさらに質問が。
「このBRに書いてあるあなたの仕事。日本の書道を教えたり、デモンストレーションするとあるけど、どんなやつなの?」
えっ、そこ?銀行口座と全然関係ないじゃん…と思いましたが、どうにかして口座を作りたい一心で、一生懸命説明しました。書道みたいなんだけど、筆ペンを使って、ちょっとかわいい文字を教えていること。そして「よかったらあなたの名前、今からその書き方で書いてあげるよ」と。


たまたま筆ペンとハガキを持っていたので、その銀行のカウンターで担当者の名前を目の前で書いてプレゼントしました。時間にして1分くらい。
そして、「はい、これがあなたの名前だよ」
すると、なんと!!!
担当者の対応が180度変わった~~~~~。
「わ~すごくかわいいね。実は日本が大好きで、日本語も少し勉強したことがあるんだ。これ、本当にいいね。ありがとう!」
そこから一気に親切度が100倍に。「この書類とこの書類を用意して、ここに名前と住所を書いて。来週この時間に持ってきてくれたら、何とかしてあげる」と。
えっ?ほんとに?これは、口座が作れるってこと???
まさか筆文字が突破口になるとは。
こうして、口座開設に進める!次の予約を取りつけることに成功。
ついに!銀行口座が作れるかも~~~。
次回は、いよいよ!口座開設手続き、に続きます。
まとめ
- 2年越しで銀行口座再挑戦
- BR取得で住所証明に望み
- 通訳なしで単独交渉に挑戦
- 英語不安も翻訳アプリ未使用
- 担当者の質問から筆文字披露
- 筆文字で信頼獲得し突破口
筆者プロフィール
中川麻紀子
東京生まれ。転校9回の子ども時代を通じて、人との関わり方や新しい環境への適応力を自然と身につける。飲食業や営業職を経て、チーズとワインの世界に魅了され、ソムリエとチーズプロフェッショナルの資格を取得。講師としても活動する中で、「伝えることの楽しさ」に目覚める。夫の香港駐在を機に退職し、未知の海外生活へ。語学が苦手で、仕事もない状況からのスタートだったが、奇跡の出会いをきっかけに、香港の人々とつながれる新たな仕事を見出して起業。現在、香港在住9年目。
- 縁Joyアート® 代表
- きらめく漢字アート海外認定校 代表
- 友禅和紙クラフトインストラクター
- 切り紙パステルアート®インストラクター
- ワインソムリエ
- チーズプロフェッショナル(チーズソムリエ)
- 静岡英和学院大学非常勤講師(チーズ講座)
Instagram : @studiomk85













