エアコン13機種の性能を調査
香港消費者委員会は、電気機械サービス局(EMSD)と共同で実施した「1.5馬力」インバーター式セパレート型エアコン13機種の比較調査結果を発表しました。今回の調査では、冷暖房兼用モデル機種7機種、冷房専用モデル6機種の計13機種が対象となり、安全性、静音性、使いやすさを評価しました。
今回調査したのはこの13機種です。


調査結果(メーカー名/品番/市場価格)
総合評価4.5
- 【三菱重工】SRK35ZSXH-WF / SRC35ZSXH-W 15,750HK$
- 【三菱電機】MSZ-LN12VFB / MUZ-LN12VF 19,610HK$
- 【Panasonic】CS-RZ12BKA / CU-RZ12BKA 10,300HK$
- 【Rasonic】RS-RZ12BK / RU-RZ12BK 8,380HK$
- 【GREE】GSY12BXAE / GSY12BXAC 10,990HK$
- 【ダイキン】FTXJ35MV1HW / RXJ35MV1H 10,820HK$
- 【Carrier】42KHE012V8S / 38KHE012V8S 7,880HK$

エネルギー効率:電気代に大きな開きも!
調査結果で最も注目を集めたのは省エネ性能です。
全てのテストサンプルが「省エネラベル1級」を取得しているものの、実際の電力消費効率には最大33%の開きがあることが判明しました。 試算によると、1日12時間、年間180日間冷房を使用した場合、電気代が最も安かったのは「三菱重工」のモデルで、1日あたり約3.77ドルでした。一方で、最も電気代がかかった「TOSOT」は1日あたり約5.67ドルに達し、同じ1級ラベル製品間でも差が出る結果となりました。
また、毎年25日間、1日12時間暖房を使用した場合、最も安いのは「DAIKIN」で、1日の電気代は約2.16ドル、最も高いのは「LG」で、1日あたり約2.76ドルとなりました。
静音性:室内機、室外機のノイズ
室内機の静音性
多くの機種が「静か」と評価されましたが、特に「三菱電機 」「General」「Samsung」の3機種が最高レベルの評価(4.5点)を獲得しました。一方で、「ダイキン 」 や「Panasonic」は、低風量設定時でもわずかに音が気になるとされ、3.5点の評価に留まっています。
室外機のノイズ
室外機は近隣トラブルの原因にもなりやすいため注意が必要です。室内機に比べて評価は全体的に低めとなり、最高でも3.5点(三菱重工、三菱電機、パナソニックなど)でした。
LGのモデルは室外機の騒音が他よりも目立ち、2.5点と低評価の結果となりました。
安全性(安全程度):電気火災や感電への対策
各サンプルについて、国際規格に準拠した基本的な安全試験を実施しました。電化製品としての基本性能である安全性については、全てのサンプルが厳格なテストをクリアしました。
- 絶縁と接地
- 全13機種が漏電防止や絶縁破壊テストに合格しており、通常の使用環境で感電のリスクがないことが確認されました。
- 構造と部品の品質
- 内部の配線固定や、可燃性部分の耐火性についてもチェックが行われ、機電工程署(EMSD)が定める基準をすべて満たしています。
- 異常運転時の保護
- モーターがロックされた場合や、電圧が不安定な状態でも、過熱して火災に繋がらないよう保護装置が適切に作動することが確認されました。
使いやすさ:メンテナンスと機能性
評価基準には、ダストフィルターの取り外しと再取り付けの容易さ、取扱説明書の読みやすさ、使用時間制限、ファン速度設定の数、ファン速度調整範囲が含まれていました。
- 清掃のしやすさ
- 全てのモデルでフィルターの取り外しが簡単であり、ユーザーが自分で洗浄しやすい構造になっていると評価されました。
- 送風機能
- 全機種に「上下スイング機能」が備わっていますが、左右のスイング機能や、より細かな気流制御(立体送風など)ができる機種ほど高い評価を得ています。
- 説明書の充実
- 操作方法だけでなく、節電のためのヒントやトラブルシューティングが詳しく記載されているかどうかも評価対象となり、全般的に良好な結果でした。
まとめ
- 三菱重工が総合評価でトップ
- 全機1級ラベルだが電気代には大きな差
- すべての機種が安全性のテストをクリア
- 静音性は室内機より室外機のほうが全体的に評価が低い
- 保証期間やアフターサービスは各社で差












