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【香港UPDATE】2026年8月11日

香港猛暑、上水で39.8度を記録

2026年8月9日と10日、香港は記録的な猛暑に見舞われました。 9日午後、尖沙咀の香港天文台では1884年の観測開始以来最高の36.9度を記録しました。 同日、新界北部の上水では39.8度に達し、1980年代に自動気象ステーションが設置されて以来、香港境内での最高記録を更新しました。 この極端な暑さは、強台風「白海豚(ドルフィン)」の外囲下沈気流がもたらした晴天によるものです。

10日も正午時点で一部地域が35度を超え、上水では39.3度を記録しました。 天文台は「酷熱天気警告」を継続し、労働者向けの「黄色工作暑熱警告」も発令されています。 11日にかけても37度以上に達する酷暑が続く見込みですが、週後半にはにわか雨により和らぐ予測です。 当局は水分補給や防暑対策の徹底、体調不良時の早急な受診を呼び掛けています。

宏福苑火災 作業員の吸い殻が原因

昨年11月大埔の宏福苑で発生した大規模火災について、独立委員会が調査報告書を公開しました。報告書は、火災の最も可能性の高い原因を作業員のタバコの不始末による失火であると結論付けています。

火元とみられる宏昌閣の光井(ライトウェル)では、2メートルもの高さに積み上がった雑物の底から2本の吸い殻が発見されました。当日の監視カメラには屋上で喫煙する作業員が記録されており、足場など複数の場所でも喫煙の証拠が見つかっています。

消防工学の専門家は、コストを優先し最低限の安全基準のみを形式的に満たそうとする業界の文化を厳しく批判しました。再発防止策として、建築条例の全面的な見直しや、事故発生時に各関係者が責任を負う厳格な監査制度の導入を提言しています。なお、出火時刻は当日の午後2時30分から43分頃の間と推定されています。

中国海外保険課税 20%徴収か

中国の税務当局が、国内居住者が保有する海外保険商品の収益に対し、20%の個人所得税の徴収を開始したと報じられました。対象となるのは、香港などの保険商品の配当金や、保険料の予払いによって発生した利息です。

国家税務総局の担当者は、中国の所得税法では居住者に全世界の所得に対する納税義務を課しており、海外保険の収益への課税は「新しい政策ではない」と説明しました。この措置は国際的な慣行であり、特定の市場を標的にしたものではないとして、市場に冷静な対応を呼びかけています。

これを受け、香港市場では大手保険株が一時下落するなど動揺が広がりました。一方、専門家からは、税負担により海外商品の魅力は相対的に低下するものの、依然として国内商品より高い利回りを維持しているとの分析も出ています。また、課税の実施は海外保険の合法性を間接的に認めるものだとの見方もあります。法規制の具体的な影響については、今後さらなる当局の明確化が待たれます。

中国の新出入国規定 9月15日より施行

中国国務院は、新たな「出入国管理に関する国務院規定」を9月15日に施行します。

新規定は出入国者に対し、申請事由の真実性と合法性を厳格に求め、当局の調査への協力を義務付けました。外国人がビザ申請や入国審査で虚偽の申し立て等を行った場合、1〜5年の入国禁止措置が科される可能性があります。また、経済安全保障に関連する「信頼できないエンティティ・リスト」等の掲載者に対する入国制限も明記されました。

中国国民についても、輸出管理違反などによる出国禁止措置が盛り込まれています。禁止決定は原則として書面で通知されますが、国家安全に影響する恐れがある場合は告知不要とされました。招聘状を出す組織等にも、内容の真実性に対する責任が課されます。

外国人専門職の人材、香港に回流の動き

米系メディアの「ブルームバーグ」は、香港のIPO(新規上場株式)市場の回復や税制優遇政策の導入が好感され、いったん香港を離れた外国人専門職の人材が再び集まっていると伝えています。

ブルームバーグは、以前は新型コロナウイルスの防疫措置や地政学的要因から数万人の外国人が香港を離れたが、今は状況が逆転したと指摘。香港政府は競争力を高めるための積極的な政策を打ち出していて、その中には一部のファンドマネージャーの業績関連収入の税負担を免除する計画も含まれていることが好感されていると紹介しています。さらに、中国企業による香港株式市場でのIPO活動も回復しており、海外人材の高位ポジションへのリクルーティング活動も活発化していると報じています。

公的データをみても、2025年の外国人就労ビザの承認数は5年前の2倍以上の3万1278件に達しました。日本、韓国、イギリスからの申請が多く、金融サービスの外国人ビザ承認件数は前年比17%増で、2022年以来の最高となっています。

外国人に人気の香港島の高級住宅の家賃は急騰し、インターナショナルスクール入学希望者数も増えているようです。

(執筆:野上和月)

日本の市販薬が大量に押収される

先日、香港政府が香港の薬局や薬販売店などで行った違法薬品類の取り締まりで押収した約240箱の多くが日本から持ち込まれた市販薬だったことから、日本では一般に販売されている市販薬になかには、香港では規制されている成分が含まれていることが周知され、ネットなどで驚きをもって報じられています。押収されたのは、風邪薬の「パブロンゴールドA」及び頭痛薬「EVE QUICK DX」などで、いずれも香港での医薬品製品登録番号がありませんでした。

香港の条例では、薬剤製品を香港に持ち込んだり輸入したりする場合、税関と衛生署の管理を受け、原則として衛生署の輸入許可が必要です。ただし、個人が個人使用分として持ち込む薬剤や医薬品なら、輸入許可証が免除されることがあります。一般的には、個人で利用する1~2カ月分の量と考えられています。

一般的な市販薬は自分用であれば許可証免除となることが多いですが、日本と香港では市販薬類で異なる規制があることを承知しておく必要があります。

(執筆:野上和月)

「フード エキスポ2026」 8月13日開催

恒例のアジア最大級の食品見本市「フード エキスポ2026(Food Expo 2026)」が13日から5日間、湾仔の香港コンベンション&エキシビションセンターで開催されます。

一般消費者向けの食のイベントと、食品業界向けの商談や輸出入展示会という2つの特徴を持つイベントで、今年は36回目です。

フード エキスポと同時に、「美と健康生活博覧会」や「香港国際茶展」など4つのイベントも開催され、一会場で、30以上の国・地域から1850社を超える企業が出展します。商取引や購買、一般消費、茶文化、健康・美容、家庭用テクノロジー、中医薬の専門交流まで一会場で「食べる、買う、遊ぶ、学ぶ」がそろった夏のイベントでもあります。

今年は、初めて登場するコーナーがいくつもあります。

市場の高品質な肉製品の需要に対応して、「肉コーナー」が設置されます。ハラール認証製品も数多く登場します。「デザート・ジェラートゾーン」はグルメゾーン内に設けられ、香港理工大学が開発したきのこエキスを使用した低脂肪ジェラートなど、香港発のユニークなスイーツも楽しめます。ペットフードも初めてイベントに加わります。

このほか、代替食品や未来の食品、最新の飲食テクノロジーも展示されます。例えば、香港の出展者はスマートレストランロボットを紹介し、自動化とAIがいかに効率的な提供サービスを実現するかをデモンストレーションします。

< フード エキスポ2026 >
開催日:2026年8月13日(木)~17日(月)
時間:10:00~22:00(最終日は18:00まで)
入場料:
 一般:30香港ドルから
 コンボチケットや時間帯によるチケットなども販売
 3歳以下・65歳以上:無料

公式サイト:https://www.hktdc.com/event/hkfoodexpo/en

(執筆:野上和月)

双子パンダが2歳に!香港中が祝祭

オーシャンパークは、香港生まれの双子パンダ、佳佳(ジアジア)と弟弟(デデ)の2歳の誕生日を祝うキャンペーン「大熊貓生日巡遊(Pandastic panda birthday parade)」を開催しています。観光委員会や香港政府観光局と協力したこの大規模なプロジェクトは、香港全域をパンダの祝祭ムードで包み込むことを目的としています。市内では、錯視デザインを施したトラムやパンダ柄のバスが運行されるほか、商業施設には期間限定のポップアップストアが登場します。限定グッズの販売やフォトスポット、地元スナックとのコラボレーションも展開され、街全体がパンダ一色のパーティー会場へと変貌しています。

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