香港 世界人材ランキング4位—アジア首位
スイスの国際経営開発研究所(IMD)は9月9日、「世界人材ランキング2025」を発表し、香港は前年の9位から大きく順位を上げ、過去最高の世界4位となりました。アジア地域では首位となります。香港は「魅力」「即応性」「投資・育成」の3分野すべてで前年より順位を上げ、「魅力」は20位、「即応性」は3位、「投資・育成」は12位となりました。指標別では、理系卒業生の割合で引き続き世界トップを維持し、金融スキルの充実度で3位、経営層の報酬および経営教育の効果で5位にランクインしました。
香港特別行政区政府は、今回のランキング結果について、教育・イノベーション・人材政策の方向性が成果を上げている証と受け止めています。
香港 バスケットボール賭博を正式合法化
香港立法会は2025年9月11日、「賭博税(改正)法案2025」を可決し、バスケットボール賭博の合法化が正式に決定されました。政府は一定の枠組みの中でバスケットボール賭博を管理し、違法賭博の抑制と公共の利益の保護することを目的としています。香港ジョッキークラブに単一の営業許可証が発行されることとなりました。
ジョッキークラブは、既存のサッカー賭博モデルを参考に、違法賭博の撲滅に向けて政府と連携していく方針。来年10月のNBAシーズン開幕に合わせて、バスケットボール賭博の開始が予定されており、現在はシステム開発などの準備が進められています。
また、政府は賭博収益を活用し、「スポーツ産業発展基金」の設立を検討しており、年間純賭け金の2%を拠出する提案も出されています。この基金は、国際スポーツイベントの誘致や地元スポーツ産業の支援に活用される見込みです。
HKIA 第2ターミナルが段階的に運用開始
香港国際空港第2ターミナル(T2)の拡張工事が完了し、屋内バスターミナルが2025年9月23日に開業します。この施設はT2で最初に稼働する旅客設備で、越境バス、従業員用バスなどに対応する41台分の乗降者スペースを備え、24時間営業。第1ターミナルや既存駐車場に分散していたバス関連設備はすべてT2に集約されます。待合室には冷房と電源コンセントが完備され、7軒の飲食・小売店が出店予定です。
空港管理局によると、T2の出発階は来年3月にも開業予定で、香港航空や香港エクスプレスなど地域航空会社が移転する可能性があります。旅客はMRTシステムを利用してコンコース1へ移動します。到着階は第2ターミナルCと同時に2026年末〜2027年初頭に開業予定です。
また、空港周辺では無人運転車両の試験運行や、完全自動駐車場の整備も進行中。ショッピングモール「11スカイズ」も来年から段階的にオープン予定です。空港の利便性向上と地域連携が今後さらに進む見込みです。
香港マクドナルド 創業50周年記念ムービーを公開
香港マクドナルドは創業50周年を記念し、小映画《重回1975年的起點(1975年の原点へ)》を公開。この作品は、1975年に銅鑼湾・百徳新街にオープンした香港初のマクドナルド店舗を舞台に半世紀にわたる歩みを描いたものです。主演は金像賞受賞俳優のニコラス・ツェー(謝霆鋒)と白只で、実話をもとにしたストーリーを熱演。制作には映画界の一流スタッフが集結し、街並みの再現には1年以上の準備と約300人のエキストラが動員されました。
また、10月1日からは西九龍文化区自由空間(Freespace)で、記念展示「McDonald’s i’m Lovin’ it 50th Anniversary Exhibition」が開催されます(予約制。下記リンクを参照)。


日本のキッズブランド「petit main」、香港に初上陸
株式会社ナルミヤ・インターナショナルは、人気キッズブランド「petit main(プティマイン)」の香港1号店を2025年9月4日、湾仔のHopewell Mallにオープンしました。本出店は、台湾に続く海外展開第2弾で、アジア市場での認知拡大と販路拡大を目指す戦略です。「petit main」はトレンドを取り入れたデザインと手頃な価格が特徴で、ベビーからキッズまで幅広いサイズ展開を提供します。今後は現地ニーズに合わせた商品展開やイベント開催を通じて、ファン層の拡大を図る予定。
