香港5か年計画と施政報告を発表
9月16日、香港政府は初の「香港経済・社会発展5か年計画(2026-2030年)」と、「2026年施政報告」を同時発表しました。5か年計画とは中長期的な設計図であり、施政報告はその実現に向けた具体的な年間計画となっています。
5か年計画の主な内容:
- 国際金融、貿易、海運、航空の強化
- 人民元オフショア業務、資産・財産管理、リスク管理、商品取引などの発展
- 教育・科学技術・人材を一体化し、海外から優秀な人材を誘致
- 北部都会区に大学、研究開発、産業、住宅を一体的に整備
- 大湾区との連携を強化
- 住宅、医療、教育、高齢者福祉、若者支援などを充実させ、社会保障を強化
2026年施政報告では、5か年計画をもとに具体的な内容が盛り込まれており、海外の優秀な人材を呼び込む「Study in Hong Kong」の推進、北部都会区の開発計画、公営住宅の供給や、医療改革、高齢者・弱者への支援強化が含まれています。全体として中国本土と連携を強めながら、経済成長、産業高度化、人材誘致と市民生活の改善を同時に進めることが柱となっています。
香港入境「Go Hong Kong」アプリ登場
香港入境処(Hong Kong Immigration Department)は9月16日、頻繁に香港を訪れる旅行者向けの新しいモバイルアプリ「Go Hong Kong」を開始しました。対象となる旅行者は、香港到着前にスマートフォンから自動ゲートのe-道(e-Channel)の利用登録を行えるようになります。登録には、カメラ、NFC、インターネット通信に対応したスマートフォンが必要です。
対象は18歳以上で、香港入境処が指定する有効な電子旅行証件(パスポート、必要に応じてマルチビザ)を所持し、香港において不良記録がなく、登録時点から過去24カ月以内に香港国際空港経由で2回以上入境している旅行者です。アプリ上で渡航文書の顔写真ページを読み取り、NFC機能でICチップの情報の読み取りと顔認証を行い、今後3カ月以内の到着予定日とメールアドレスを登録します。承認結果はアプリとメールで通知され、申請した到着予定日かそれ以前に香港へ入境すればe-道のサービスが自動的に有効化され利用可能となります。到着予定日を過ぎると登録は無効になります。入境手続きをスムーズにする新たなデジタルサービスとして注目されています。

今年初「チクングニア熱」香港域内感染例
香港衛生防護センターは9月17日、今年初となるチクングニア熱の香港域内感染例を確認したと発表し、医師に対して検査の徹底を呼び掛けています。患者は55歳の女性で、潜伏期間中における海外渡航歴はなく、香港内で感染したとみられています。
これを受け当局は医師に対し、発熱や関節痛など疑わしい症状を示す患者には、渡航歴の有無にかかわらず血液検査をするよう呼びかけました。チクングニア熱は、ネッタイシマカやヒトスジシマカなどの蚊が媒介するウイルス性の感染症で、突然の38度以上の高熱や強い痛みを伴う関節痛などの症状が特徴です。
デング熱のように命に関わる重症化は稀ですが、関節痛は数か月~数年続くこともあります。香港では近年、広東省など周辺地域を含めた感染リスクへの警戒が続いており、今回の域内感染の確認を受け、政府関係部門が連携して感染拡大防止策を進めています。市民や香港を訪れる旅行者は、蚊に刺されないよう長袖を着用する、蚊よけ剤を使用するなどの対策が必要です。
(以上、執筆 Yukari)
愛知・名古屋アジア大会 香港メダル獲得続々
愛知・名古屋で開催中の第20回アジア競技大会で、中国香港代表団が好スタートを切っています。香港は約800人規模の代表団を派遣し、このうち581人の選手が42競技に出場しています。
開幕から早くもメダル獲得が相次ぎ、競泳では何詩蓓(Siobhan Haughey)が女子200メートル自由形と女子100メートル自由形で金メダルを獲得しました。また、武術女子長拳では沈曉榆(Sham Hiu Yu Lydia)が優勝し、香港に今大会初の金メダルをもたらしました。
さらに、空手女子個人形の劉慕裳(Grace Lau)が銀メダルを獲得したほか、競泳、武術、フェンシング、トライアスロンなどでも表彰台入りを果たしています。
9月22日の競技終了時点で、香港の獲得メダル数は金3、銀5、銅4の計12個。国・地域別メダルランキングでは6位につけており、さらなるメダル獲得への期待が高まっています。
また、今大会には、映画『トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦』に出演した胡子彤(Tony Wu)が、香港野球代表として出場しており、日本の映画ファンで注目を集めています。
元朗で女性が野良犬3匹に襲われ死亡
香港の元朗で、27歳の女性が複数の犬に襲われて死亡したと疑われる痛ましい事件が発生しました。防犯カメラには、自転車で帰宅途中の彼女を3匹の犬が追走する姿が映っており、遺体には動物の噛み跡とみられる致命的な頭部や首の傷が確認されています。これを受け、警察と漁護署は現場周辺で大規模な捜索と野良犬の捕獲を実施し、一部の犬を拘束して調査を進めています。中には、チップが埋め込まれた犬も捕獲されたとの情報もあります。
この事件は、打鼓嶺で起きた別の致命的な犬の襲撃事件からわずか1カ月以内に発生していることもあり、社会全体で犬の管理責任や規制の不備を問う声が急速に高まっています。当局は現在、捕獲した犬が事件に関与したかを確認するとともに、飼い主の有無や法的責任について慎重に捜査を続けています。
「国際ランタン・スペクタキュラー」開催中
今年は香港政府観光局が初主催する「国際ランタン・スペクタキュラー」が2026年9月17日(木)からビクトリア公園で開催され、世界20か国のランタンが一堂に会するなど見どころも豊富です。

ニトリ香港4号店 荃湾で開業
ニトリホールディングスは7月17日、香港4店舗目となる「NITORI 香港荃灣如心廣場店」をオープンしたと発表しました。同店は香港・荃湾の大型商業施設「如心廣場(Nina Mall)」内に出店し、MTR荃湾西駅に直結する利便性の高い立地が特徴です。店舗面積は約390坪で、ファミリー層を中心とした集客を見込んでいます。ニトリグループとしては1084店舗目となり、同社は今後も海外展開を積極的に進める方針です。



