中国 Trip.comに巨額制裁
中国国家市場監督管理総局は、オンライン旅行大手の携程集団(Trip.com Group)がホテル予約市場で支配的地位を乱用したとして、総額51.79億元の罰金と違法所得の没収を科しました。オンライン旅行業界では初めての独禁法案件となります。
当局は、携程がホテルに対して競合プラットフォームとの取引を事実上制限する仕組みを運用し、他社より必ず安い価格を求めるルールを強制していたと説明しています。さらに、アルゴリズムや露出調整を通じて従わないホテルの表示順位を下げるなど、価格設定や販売チャネルの自由を奪う行為が確認されたとしています。
規制の背景には、プラットフォーム経済の急拡大に伴う競争環境のゆがみがあり、当局は公正な市場秩序の回復、ホテル事業者の負担軽減、消費者利益の保護を目的としていると強調しています。データやアルゴリズムを利用した新しい形の独占行為を抑止する狙いも示されています。
一方、携程側は処分を受け入れつつ、サービスは通常通り提供されており、ユーザーへの影響はないとコメントしています。予約機能や旅行商品の利用に支障はなく、必要な是正措置を進めるとしています。
アニメ・コミック展、過去最大規模に
毎年恒例のアニメや漫画・ゲームの祭典「香港動漫電玩節(アニメ・コミック・ゲームコンベンション2026=ACGHK 2026)」が7月24日から、香港コンベンション・アンド・エキシビション・センターで始まりました。今回は27回目で、会場の総面積は3万8000平方メートルと過去最大規模です。201社と689人の個人が出展して5日間開催します。
イベントでは、30名以上の香港のイラストレーターが集まり、オリジナル漫画とポップカルチャーが融合した作品を展示しています。また、『うる星やつら』のラム役の上坂すみれさんや、『呪術廻戦』の灰原雄役の梶原岳人さんなど日本人声優を含む、ポップトイデザイナー、漫画家などを海外から80名招待して、国際的な創作交流の場を広げています。コスプレカーニバルでは、さまざまな国・地域からトップコスプレイヤーたちが集まります。
今回初めて設置された「Dig Dig Island」では、世界中から集められたおもちゃ、トレンド玩具、漫画、手稿、希少なフィギュアなどが登場。また、コレクターたちの貴重なコレクションを展示し、売買や交流の場もあります。
開催時間は午前10時から午後9時まで(最終日は午後8時)。チケットは、一般が50香港ドル、子ども=25香港ドルほか。
アニメフェス2026のサイト:https://ani-com.hk/en/admissions/
(執筆:野上和月)
バス座席に針 7月で3件発生
2026年7月、香港の城巴(シティバス)車内で座席に針が仕込まれる事件が相次ぎました。3日、湾仔から天水囲へ向かう969号線の下層座席で縫い針が発見されました。乗客が刺された疑いがありましたが、軽傷のため病院への搬送は拒否しました。23日午後2時半頃には、石排湾行きの7号線で、上層座席の背もたれに隠された約3センチの縫い針により29歳の女性が臀部を負傷し、病院へ搬送されました。警察は同日夜、防犯カメラの映像などから51歳の主婦を容疑者として逮捕しました。さらに24日午後12時半頃、天水囲行きの967号線で、下層座席の隙間に大頭針(ピン)2本が隠されているのが見つかりましたが、幸い負傷者は出ませんでした。警察はこれらの行為を公共の安全を脅かす極めて悪質な犯罪として厳重な捜査を続けており、不審物を見つけた際は触れずに直ちに通報するよう呼びかけています。
高速鉄道、上半期利用過去最高に
香港鉄路(MTRC)は、今年上半期の高速鉄道香港区間の利用者数が延べ1600万人を超えて、2018年の運行開始以来過去最高となったと発表しました。
利用者数は、昨年同期よりも10%以上増えて1日の平均利用者数は9万2000人を超えました。特に連休期間中の利用者は多く、中でもイースターと清明節が重なった大型連休期間中は、1日当たり約15万人が利用し、単日での最高記録を更新しました。
7月からは短距離高速鉄道の運行本数を増便しています。特に香港西九龍駅と福田駅を結ぶ列車は1日あたり少なくとも112便に増やし、ピーク時には最短約5分間隔で運行しています。夏休みの旅行需要の増加に対応するため、7月25日から8月23日までの週末は、香港西九龍駅と福田駅を結ぶ臨時列車を13往復分増やしています。
西九龍駅のビジネスクラス乗客専用VIPラウンジは、約8600平方フィートの広さで約200席を備えて営業を再開しました。また、税関検査や乗車手続きの作業時間の短縮化を進めたので、出発手続きはこれまでより30分遅い出発前90分前からとなりました。(執筆:野上和月)
香港内のレストランや私立病院、続々値下げ
最近、香港のレストランと私立の医療機関は業界内で値下げ合戦を繰り広げています。香港のウェブサイト記事では、香港の経済環境と市民の消費パターンが変化する中で、企業が存続をかけて生き残り作戦を始めたと伝えています。
レストランでは、尖沙咀の商業ビル「The ONE」内の値下げ競争が顕著です。「潮・囍薈」、「凱薈」、「煌府」といった中華レストランは、7〜9香港ドルの手作り点心を相次いで販売。顧客一人当たりの消費額は100香港ドル未満になっているようです。
大幅な値下げの背景には、香港経済が減速するなか、市民は物価の安い深圳など広東省に出かけて行って買い物や食事をするようになり、レストランの収益が大幅に減少していることがあります。来客数を増やすことで家賃や人件費などの固定支出を補填していく考えだと伝えています。
一方、私立病院は、シェア拡大を狙って外来診療の料金を大幅に値下げしています。例えば、グレンイーグルス ホスピタル香港(港怡医院)は、深夜外来の診療費を1000香港ドルから600香港ドルへと40%値下げしました。バプティスト病院(浸會医院)は各時間帯の外来料金を約100香港ドル値下げしたそうです。
- https://gleneagles.hk/media/AED-Jul-Oct26_cc-002.pdf
- https://www.hkbh.org.hk/wp-content/uploads/2026/06/price-list-website-version-2026-07-01-001-opc.pdf
値下げ理由の一つは、公立病院が救急対応の診察料を400香港ドルに値上げしたことに関係します。公立病院との価格差を小さくすることで、多少の差なら待ち時間が少ない私立病院を選ぼうという市民を獲得するためです。そして、専門治療や手術、入院など収益性の高いサービスを必要とする際に、そのままその私立病院で診療を受ける可能性も視野にいれているようです。
このような値下げ競争が他の業界でも出てくるのではないかとみられています。
(執筆:野上和月)
旺角で『劇場版ちいかわ 人魚島の秘密』イベント
旺角の大型商業施設ランガムプレイスで、映画『劇場版ちいかわ 人魚島の秘密』の世界観を楽しめる期間限定イベント「CHIIKAWA’S ADVENTURE」が開催されています。館内には映画のモチーフを取り入れたフォトスポットや特設デコレーションが登場し、ちいかわたちと“人魚島”の雰囲気を体験できる内容となっています。家族連れやファンが気軽に立ち寄れる参加型イベントで、ショッピングとあわせて楽しめる点も魅力です。



場所・会期
- 開催場所:Langham Place(旺角)
- 会期:~2026年8月31日
香港マックに「ちいかわ」限定店と御守が登場
香港マクドナルドは、人気キャラクター「ちいかわ」の特展を記念したコラボ企画を実施します。
まず7月27日より、九龍湾の徳福広場店と銅鑼湾の怡和街店が、期間限定のテーマショップとしてオープンします。店内は入り口から客席までちいかわの世界観で彩られ、特別なフォトスポットや祈福壁などが用意されます。
さらに7月28日からは、香港限定の「幻彩開運御守」が登場します。第1弾はちいかわ、うさぎ、ラッコ、古本屋の4種類で、マクドナルド公式アプリのクーポンを使用して指定のセットを購入すると、ランダムで一つもらえます。




また8月1日からは、尖沙咀のK11 MUSEAにて「CHIIKAWA ARTIVERSE」特展も開催されます。130点以上の原画展示や巨大なメリーゴーラウンドなど、ファン必見の内容です。食事と共にちいかわの夢幻的な芸術世界を楽しみましょう。

