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【香港UPDATE】2026年4月28日

マカオ行きフェリー運賃値上げ

 香港とマカオを結ぶ高速フェリーの運賃が、2026年4月25日から値上げされました。値上げ幅は約10%で、2023年9月以来およそ2年半ぶりの運賃改定となります。
 主要2社であるTurboJET及びCotai Water Jetの発表によりますと、値上げの主な理由は燃料価格の急騰や物価上昇による運航コストの増加で、マカオ政府当局の承認を受けて今回の改定実施となりました。TurboJETはエコノミークラスからプレミアムクラスまで全クラスが値上げ対象、一方でCotai Water Jetはエコノミークラスのみの運賃改定で、その他ファーストクラス等は現行の運賃を据え置くなど一部で差異も見られます。具体的にはTurboJETのエコノミークラスの運賃は平日昼間が175香港ドルから194香港ドルへ、週末が190香港ドルから212香港ドルへ、夜便が220香港ドルから242香港ドルになります。
 近年は、港珠澳大橋の開通により、安価なバスなど陸路との競争が激化しており、これまで香港とマカオを結ぶ主要な交通手段だったフェリーの需要は大きく変化しています。今回の値上げは、こうした競争の中でのコスト対応策と位置づけられています。 

ロンバケ香港版リメイク制作

 香港のViuTVが現在、10周年の記念企画として日本の人気ドラマ「ロングバケーション」の香港版リメイクドラマを制作しているとのニュースが注目を集めています。
 原作は1996年に日本で放送され、木村拓哉や山口智子が出演し、高視聴率を記録した恋愛ドラマで、アジア各地でも人気を博した作品です。今回は監督の持ち込み企画であり、人気グループMIRRORのメンバーであるEdan Luiが主演を務める予定で、香港の視聴者向けに制作されます。ストーリーもオリジナル版の設定をベースにしつつ、舞台や人物像を現代の香港社会に合わせて再構成する方針で、若者の恋愛観やキャリア観を反映させる狙いがあるということです。香港ではかつて日本のドラマの影響力が強く、「ロンバケ」は当時VCDなどを通じて香港の若者を中心に広く視聴され、社会現象を巻き起こしました。
 今回のリメイクは、懐かしさと新しさを融合させた作品として期待されており、アジアにおける日本コンテンツの再評価や、ローカライズ展開の一例としても注目されています。 

電子医療証明書の運用開始

 香港の医療機関が発行する証明書のデジタル化が始まります。香港衛生署は4月24日、eHealthモバイルアプリに新たな電子医療証明書の機能を導入したと発表しました。電子医療証明書は、今後スマートフォンやオンラインプラットフォームを通じて確認・提出が可能で、患者や企業の手続きの簡素化が期待されます。診断書は保険の請求や、学校・勤務先への休暇申請などの利用が想定され、紙に比べて迅速かつ効率的な処理が可能です。
 今後もデジタル技術の活用による医療サービスの利便性向上が見込まれており、香港政府は対象範囲の拡大も検討しています。さらに電子医療証明書の機能には、中央検証メカニズムが備わっており、QRコードをスキャンするとeHealthの医療証明書検証プラットフォームにリダイレクトされ、文書の真正性と有効性が即座に検証されます。世界的にも医療分野のデジタル化は進んでおり、オンライン診療や電子記録の普及が進展している中、今回の取り組みは香港におけるスマート医療推進の重要な一歩になるでしょう。

東西の庭園芸術が一堂に

香港芸術館では、東西の庭園文化を紹介する展覧会「Blooming: The Art of Gardens in East and West」が4月24日から7月29日まで開催されています。本展は、北京の故宮博物院、シカゴ美術館、ベルサイユ宮殿、香港芸術館の4機関が協力し、計106点の絵画や工芸品を展示する国際共同企画です。

展示は、庭園造形、庭園での営み、庭園文化に着想を得た美術作品の三部構成となっており、皇帝乾隆やルイ14世ゆかりの庭園を描いた作品のほか、クロード・モネの《睡蓮》《Water Lily Pond》、張大千、文徴明らの名品も鑑賞できます。さらに、日本からは葛飾北斎による自然描写の作品も紹介され、東西の美意識の違いを比較しながら楽しめる内容となっています。

また、花が咲く様子を体験できるデジタル展示も設けられ、家族連れでも楽しめる構成です。香港は巡回展の最終地で、展示作品の約7割が香港限定公開とされています。入場は無料で、混雑時には人数制限が行われる場合があります。

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