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【第4回】若手保険ブローカーが語る資産づくり入門

二十八さん

当コラムでは、等身大の運用のお話を共有したいとおもいます!

「若手保険ブローカーが語る資産づくり入門」 第4回目は、「渋沢栄一を“お前さん“と呼んだ、東京で最も稼いだ女性」です!

目次

【第4回】渋沢栄一を「お前さん」と呼んだ、東京で最も稼いだ女性

皆さま、こんにちは。

現在の一万円札の顔であり、「近代日本経済の父」と崇められる渋沢栄一。

この巨人を向こうに回し、唯一「お前さん!!」と呼び捨てにした、肝の据わりすぎた女性をご存じでしょうか。

それが今回の主役、明治以降の東京で最も稼いだといわれる伝説、峯島喜代(みねしま きよ)です。

質屋という名の「江戸の経済アナリスト」

喜代は、江戸時代から260年以上続く老舗質屋「尾張屋」の5代目。若くして現場に立ち、持ち込まれる「質草(担保)」と、それを持参する人々の切実な事情を通じて、経済の呼吸を肌で感じてきた叩き上げの専門家です。

当時の質屋は、現代の「銀行」に次ぐ経済の心臓部。高級着物を担保に資金を供給し、市中のキャッシュフローを回す役割を担っていました。                                                                                               

喜代は日々、品物の目利きをしながら「今、何に価値があり、誰に信頼があるのか」という、投資の根幹を現場の最前線で学んでいたのでしょう。

※実はこの質屋『尾張屋』は、名前を変え2026年現在も存在し、質屋からその機能を更に進化させ『銀行』部門、『証券』部門で継続的に世の中に貢献しているようです。

西南戦争と「数百億」の逆張り投資

そんな彼女が伝説となったのが、明治10年に起きた「西南戦争」での大勝負です。

 西郷隆盛率いる薩摩藩士族と明治政府軍が激突したこの動乱期、政府の発行する公債(国債)は「政府が負けるかもしれない」という不安から暴落の一途を辿っていました。

市場がパニックに陥り、誰もが「売り」に走る絶望的な状況。そこで喜代が下した決断は……暴落した公債の「一気買い」でした。

結果はご存知の通り、政府軍の勝利。

紙くず同然の価格で買い叩いた公債は一気に急騰し、彼女が手にした利益は、現在の価値に換算するとなんと数百億円規模。

まさに、一国を揺るがすオールインでのディールを個人で成し遂げたのです。

運用の世界に刻まれる「孤独な勇気」

ここで私がお伝えしたいのは、彼女の「運」の良さではありません。

市場が冷え切り、誰もが不安に震えていた局面で、たった一人で「買い」のボタンを押した(当時は判子でしょうが)喜代の判断力と孤独な勇気です。

投資の世界には、「人の行く裏に道あり花の山」という格言があります。 誰もが明治政府の行く末に疑心暗鬼になっていたとき、彼女だけはその裏側にある「確信」を見ていました。周囲のノイズを振り払い、自分の一存で、誰よりも早く手を打つ。

この圧倒的な行動力は、現代の複雑な市場で運用に身を置く私たちにとって、一つ見習うべき「プロの姿勢」と言えます。

あなたは「お前さん」と言える自信があるか

後に彼女は、あの「歌舞伎町」の誕生にも深く関わることになりますが、その物語はまた次回、パート2でお話ししましょう。

繰り返しとなりますが『近代日本経済の父』である 渋沢栄一に「お前さん」と言い放つほどの自信と、数百億を掴み取る覚悟。

これらはすべて、現場での地道な「マーケット観察」から生まれたものではないでしょうか?

皆さまの資産運用も、周囲の喧騒に惑わされることなく、喜代のような「揺るぎない眼力」で進めていけるよう、私が全力でサポートさせていただきます。

まずは、身近な投資判断から。周囲が「売る」と言っているときこそ、喜代のような「攻めの視点」を持ってチャートを眺めてみてはいかがでしょうか?

二十八さん

次回の配信もお楽しみに!

まとめ

  • 渋沢栄一に呼び捨てした女性峯島喜代
  • 尾張屋質屋の5代目として経済を学ぶ
  • 質屋は当時の銀行機能を担った
  • 西南戦争で暴落国債を一気買い
  • 数百億円規模の利益獲得で伝説化
  • 孤独な勇気と投資眼力を示す

次回は、2026年5月7日公開予定です!

筆者プロフィール

二十八 智大

  • Insurance110香港所属
  • 110Financial Support認定FP

2020年に香港へ渡り、翌年に香港の保険と出会ったことをきっかけに金融の道へ。2022年にInsurance110へ入社し、海外在住者へ「なぜ運用や投資が大事なのか」をわかりやすく伝えることを大切に活動中。海外FPとしての視点と、保険仲介人資格(Paper1・3)を活かした実務的な提案が強み。高校時代は、名門高校野球部所属の元甲子園球児!

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この記事を書いた人

香港在住4年。プリンに乗ってるカラメルが好き♪

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