【第6回】香港で、自分の価値を仕事にする—マキコの実録コラム

【第６回】BR更新の流れと意外な親切さ

お仕事をするうえで重要なBR。今回は更新手続き編です！

登録編はこちら！

合わせて読みたい

【第5回】香港で、自分の価値を仕事にする—マキコの実録コラム – My Hong Kong｜迷香港 夫の香港駐在をきっかけに、自身のキャリアを再構築しようと決意したマキコさん。 日本での準備期間を経て、香港で個

税務署からのドキドキ郵便

BRを取得して1年。気づけば有効期限が迫っていました。「あれ、これってどうするの？また税務署に行かないとダメ？」と心配しつつ、調べる余裕もなく毎日が過ぎていく…。

そんな時、税務署から郵便が届いたんです。封筒には「本人以外は開封禁止」と書かれていて、ちょっとドキドキ。開けてみると、なんと新しいBRが入っていました！

そうなんです。税務署は有効期限が切れる1ヶ月前くらいに、更新用のBRを送ってくれるんです。なんて親切なんでしょう。届いたのは仮BRで、通常のBRとほぼ同じですが、下にバーコードと更新料の記載があり「このバーコードで支払いを」と赤字で書かれています。しかも支払い期限には有効期限が過ぎてからさらに1ヶ月ほどの猶予があるのです。

更新料と支払い方法

更新料は登録料と同じく年によって変動します。250ドルの時もあれば2200ドルの時もあり、その基準は謎。どなたかご存じでしたら教えていただきたいくらいです。

支払い方法は驚くほど簡単。近所のコンビニでバーコードを使って支払うだけ。コンビニから自動的に税務署へ入金の連絡が入るので、自分から連絡する必要はありません。支払い後1〜2週間で新しいBRが郵送され、更新完了。こちらもあっさりでした。

新しいBRが届いたら、届け出た住所（私の場合は自宅）に掲示し、いつでも誰でも見られるようにしておく必要があります。さらに、個人で仕事をしている場合は、香港の法人や学校から仕事を受ける際にBRの提出を求められることがあります。写真やPDFにしておき、すぐに提出できるよう準備しておくのがおすすめです。香港では仕事の進め方が早いので、写真でOKなことも多いですが、正式にはPDFが安心です。

おまけ情報：学校依頼の仕事には特別な書類がさらに必要です

実は、筆文字のお仕事で、学校から子どもたちに教えてほしいという依頼を受けたことがあるのですが、このときにもBRが役にたちました。そこでの経験をここで共有しますね。

学校から依頼を受けて子ども向けの仕事をする時は、BRはもちろん、「性犯罪に関する無犯罪証明書」が必要になります。

これは税務署ではなく、金鐘の警察署で申請します。手続き自体は書類に必要事項を記入するだけで当日発行されるので簡単なのですが、ひとつだけ大事なポイントが！＜雇用主＞欄に依頼先の学校名を書いてしまうと、その学校限定の証明になってしまい、他の学校で依頼を受けるたびに再取得が必要になるんです。

そこで、自分のBR登録名を記載すれば、どの学校でも使える証明書になります。有効期間は3年間。期間内は証明書番号を伝えるだけで、学校側が警察の専用HPで確認できる仕組みになっています。提出の手間もなく、とてもスマートで香港らしい制度だなぁと感じました。

一難去ってまた一難…？！

閑話休題。ようやく無事にBRを更新して「これで誰からも後ろ指をさされずに活動できる！」と喜んでいた私。しかし…この後、BRを持っていたにも関わらず、香港で法人依頼によるイベントに出演できなくなるというトラブルが。しかもそれは出演日の3日前！その話はまた次回に。

気になる続きのお話は1月16日公開予定です！

まとめ

• BR更新は税務署から郵便で案内
• 仮BRにはバーコードと更新料記載
• 更新料は年ごとに大きく変動する
• 支払いはコンビニで簡単に完了
• 法人や学校から提出を求められる
• 学校仕事では無犯罪証明書が必要

次回は、2026年1月2日公開予定です！’25 ピックアップダイジェスト版をお届け！

この投稿をInstagramで見る

心をぎゅっとつなぐ筆文字｜縁Joyアート®️ 中川麻紀子(@studiomk85)がシェアした投稿

香港では、ワーキングビザを取得した家族がスポンサーとなって「配偶者ビザ」を取得した人は、現地での労働が可能です。ただし、駐在員を派遣する企業によっては帯同家族の就労について取り決めがある場合もあります。当コラムを参考にされる場合は、ご注意ください。

過去記事はこちら！