ワイヤレスイヤホン55種を比較
ワイヤレスイヤホン55種を徹底比較した最新調査が公開されました。
音質、ノイズキャンセリング、バッテリーの持ちなど、ブランドや価格でどれほど差が出るのかが一気に分かる結果に。AirPodsやSonyが広範囲で高評価を獲得する一方、意外な弱点が見えたモデルもありました。
香港消費者委員会は、市民が日常の通勤通学やスポーツ、旅行などの際に広く愛用している「完全ワイヤレスBluetoothイヤホン」について、香港の市場で広く流通している55種の性能や音質、安全性を検証した調査レポートを公開しました。
スマートフォンの普及とともに欠かせない存在となったワイヤレスイヤホンですが、価格やブランドによって音質やノイズキャンセリング機能、バッテリーの持ちにどれほどの差があるのか、専門的な実験室テストによって詳細な結果が明らかになりました。
今回調査したのはこの55種です。
専門の音響実験室において、以下の項目を主軸に厳格なテストが行われました。
- 音質(Sound Quality): 音楽再生時の忠実度、周波数特性、バランスの測定。
- アクティブノイズキャンセリング(ANC)性能: 外部の騒音(機内、街頭など)をどれだけ低減できるかの検証。
- バッテリー表現: 1回のフル充電での連続再生時間、および充電ケース併用時の総駆動時間の計測。
- 使用利便性と快適性: 装着感、操作性、Bluetooth接続の安定性などの評価。
調査結果:総合1位は「AirPods Pro 3」!
音質
評価方法
5名の専門テスターが、スピーチ、クラシック、ロック、ジャズの4種類を試聴して評価。
結果
各サンプルのパフォーマンスにはばらつきがあり、全体的な音色が最も優れていたのは【Apple/AirPods Pro 3】および【Sony/WF-1000XM6】です。評価者は、これら2つのサンプルについて、音楽再生時の高・中・低音域のバランスが良く豊かで、音色が正確かつダイナミックであり、ボーカルがまるで目の前にいるかのように聞こえたと評価しています。
ノイズ抑制・音漏れ防止性能
評価方法
頭・身体の動作時のノイズ、内部回路の作動音、音漏れ防止効果を評価
結果
動作時のノイズは全サンプルで軽微ですが、一部のサンプルで内部回路の作動ノイズが発生しました。
また、デザインや密閉度により音漏れが発生する場合があることが判明しました。
ノイズキャンセリング
評価方法
NC機能搭載モデルを対象に、音楽を流さず様々な騒音環境(機内、車内、路上、騒がしいレストラン等)でテスト
結果
【Apple/AirPods Pro 3】【BOSE/QuietComfort Ultra Earbuds (2nd Gen)】【Huawei/Freebuds Pro 5】が環境騒音の低減において比較的高いパフォーマンスを発揮しました。
バッテリー性能
評価方法
連続再生時間、フル充電時間、15分間充電での再生時間、充電盒(ケース)で本体をフル充電できる回数を測定
結果
再生時間:4時間25分~17時間21分と差が大きい(最長:【Audio-Technica/ATH-CKS50TW2】 / 最短:【Libratone/AIR+ 3】)。15分充電での再生は49分~5時間57分。
充電時間:本体とケースを空からフル充電するのに29分~3時間25分(最長:【Audio-Technica/ATH-CKS50TW2】 / 最短:【Huawei/Freebuds Pro 4】)
【Bang & Olufsen/Beoplay Eleven】、【Audio-Technica/ATH-CKS30TW+】、【Jlab/Go Pop ANC】はフル充電に2時間前後かかり、15分充電での再生が1.5時間未満、ケースでのフル充電回数も2回以下と不満が残る結果となりました。
イヤホンを安全に使うために
音量を下げる
音量を上げすぎた状態での長時間の使用は、若年層を中心に難聴のリスクを高めることが警告されています。出力制限を事前に設定しておきましょう。
衛生管理
インイヤー型イヤホンは耳の穴に挿入して使用するため、清潔に保つことが不可欠です。
細菌の拡散や耳の感染症を防ぐため、イヤホンを他人と共有しないでください。インイヤー型イヤホンの柔らかいゴム製のイヤーチップは通常取り外し可能で、水でよく洗い、完全に乾かしてから再度装着するようにしましょう。
長時間連続で使用しない
インイヤー型ヘッドホンの柔らかいゴム製のイヤーチップは耳道を塞ぎ、空気の流れを妨げる可能性があります。
長期間使用すると、耳道に耳垢が過剰に蓄積し、重症の場合は耳鳴りや耳管感染症を引き起こすこともあります。不快感や耳の痛みを感じた場合は、できるだけ早く医師の診察を受けてください。
まとめ
- 高価格帯は音質・ANC共に優秀
- 低価格でも音質の良い穴場あり
- 遮音性能は機種間で最大の格差
- 長時間の大音量は難聴リスクあり
- 定期的な手入れでイヤホンを清潔に保とう













