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虫除け剤25種の効果を比較!【香港消費者委員会調べ】

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虫除け剤25種の効果を比較

香港消費者委員会は、市民が夏場や旅行の際に直面する「蚊対策」について、市場で広く販売されている25種の虫よけ剤の性能や安全性を検証した調査レポートを公開しました。感染症を媒介する蚊への対策として、どの製品が本当に有効なのか、専門的な実験室テストの結果が明らかになりました。

今回選ばれた虫よけ剤には、化学合成成分(ディート、ピカリジン、IR3535など)を配合した製品のほか、レモンユーカリ由来成分(PMD)や野生トマト抽出物、各種のエッセンシャルオイル(精油)などの天然成分・植物由来成分をうたう製品が含まれています。

調査したのはこの25種です。

  • ※生産中止※【3M】 Ultrathon Insect Repellent(DEET 34.34%)
  • 【OFF!】 Deep Woods Insect RepellentVII (DEET 25%)
  • 【Mannings】 BuzzAway 25% Deet Insect Repellent Spray
  • 【RID】 Antiseptic Repllent Tropical Strength Pump Spray 8 HR Protection (19.1%)
  • 【SPEEDTOX】 Mosquito Repellent Spray (DEET 6%)
  • 【Mentholatum】 Insect Repellent Gentle Skin Lotion Picaridin
  • 【OFF!】 Familycare Picaridin Insect Repellent (10% Picaridin)
  • 【Skin Technology】 Protect 20% Picaridin Spray Insect Repellent (Fragrance Free)
  • 【MOSPRO】 Insect Repellent Spray
  • 【Aqua Pro+Tech Master】 Repellent Sanitizing and Mosquito RepellentSpray (20% IR3535)
  • 【Moskigo】 Spray (20% IR3535)
  • 【Ding Ding】 Mosquito & Insect Repellent Spray
  • 【Probo】 Anti-Mosquito Peppa Pig
  • 【Mannings】 Buzzaway Anti-bugs Spray Citriol Plus Botanical Active
  • 【Prime Living】 Cedar Dura Natural Insect Repellent (Very Strong & Durable Odor)
  • 【Pearl’s】 Mosquitout Spray
  • 【Watsons】 Wild Tomato Mosquito Repellent Spray
  • 【Green Herb】 Citronella Essence Balm
  • 【Burt’s Bees】 RES-Q Outdoor Spray with Lemongrass & Citronella
  • 【EG】 Anti Mosquito Spray
  • 【Watsons】 Natural Mosquito Repellent Spray
  • 【Eco.babe】 Organic Living Hypoallergenic Insect Repellent
  • 【Mámbino Organics】 Anti-Bug Repellent Spray
  • 【MOS Killer】 Citronella Aromatherapy Insect Repelling Body Spray
  • 【Cherub Rubs】 Scatterbugs

テストでは、人間の皮膚に各サンプルを規定量塗布し、以下の2種類の蚊に対する忌避(遠ざける)効果を検証しました。

  • ヤブカ/シマカ: 主に夜間に活動し、家庭内でもよく見られる蚊
  • ネッタイシマカ: 主に日中に活動し、デング熱やジカ熱などの深刻な感染症を媒介する蚊

テスト員が虫よけ剤を塗った腕を、蚊が多数いるケージの中に入れ、塗布直後、30分後、1時間後、2時間後、4時間後の各時点で、何匹の蚊が肌に止まるかを測定しました。あわせて、製品パッケージの成分表示や使用上の注意(子供への適用年齢など)が適切に記載されているかという、製品ラベルのチェックも行われました。

約200匹の蚊が入ったアクリルボックスに計測員が腕を入れて効果を計測!

調査結果

  • ※生産中止※【3M】 Ultrathon Insect Repellent(DEET 34.34%)
  • 【OFF!】 Deep Woods Insect RepellentVII (DEET 25%)
  • 【Mannings】 BuzzAway 25% Deet Insect Repellent Spray
  • 【RID】 Antiseptic Repllent Tropical Strength Pump Spray 8 HR Protection (19.1%)
  • 【Mentholatum】 Insect Repellent Gentle Skin Lotion Picaridin
  • 【OFF!】 Familycare Picaridin Insect Repellent (10% Picaridin)
  • 【Skin Technology】 Protect 20% Picaridin Spray Insect Repellent (Fragrance Free)
  • 【Aqua Pro+Tech Master】 Repellent Sanitizing and Mosquito RepellentSpray (20% IR3535)
  • 【Ding Ding】 Mosquito & Insect Repellent Spray

サンプル塗布後30分、1時間、2時間、4時間のどの測定時点においてもヤブカが一匹も止まらなかったのは計10製品でした(①,②,③,④,⑥,⑧,⑨,⑪,⑫,⑳)。

一方、㉕ 「Scatterbugs(Cherub Rubs)」のテスト結果によると、製品に含まれる一部の成分が、かえって蚊を惹きつけている可能性が示されました。第1時点(最初の測定)を除き、残る3つの測定時点において、腕をケージに入れてからの最初の60秒間に肌へ止まったヤブカの平均数は、何も塗っていない状態(対照実験)よりも多くなりました。

また、ネッタイシマカへの効果は、配合されている活性成分の種類によって決定的な差があることが判明しました。

化学合成成分(ディート、ピカリジン、IR3535)の高い安定性

ディート(DEET)

25種類のサンプルのうち、DEETを含むサンプルは全体の中で最も高い防御力を示しました。多くのディート配合製品は、昼行性のネッタイシマカに対しても、塗布から4時間が経過しても90%以上の高い忌避効果を維持しました。特に高濃度の製品は、4時間経っても蚊を1匹も寄せ付けない完璧な結果を残しています。

ピカリジン(Picaridin)

ディートに匹敵する優れた安定性を発揮しました。テストされたすべてのピカリジン配合製品が、4時間後も80%〜90%以上の高い効果をキープし続けました。肌への刺激がディートより比較的少ないとされるため、有力な選択肢となります。

IR3535

ヤブカには高い効果を示したものの、ネッタイシマカに対しては製品によって持続力にばらつきが見られ、4時間後に効果が50%近くまで低下する製品もありました。

天然成分・植物由来成分の「持続時間の短さ」と「意外な盲点」

PMD(レモンユーカリ由来成分など)

塗布直後から1時間程度までは、化学成分に引けを取らない高い効果(80%以上)を発揮しました。しかし、時間の経過とともに効果が急激に薄れる傾向があり、4時間後には多くの製品で効果が30%〜70%台にまで落ち込みました。小まめな塗り直しが必要不可欠です。

野生トマト抽出物(IBI-246)および精油成分

ネッタイシマカに対する効果は極めて限定的でした。野生トマト抽出物配合の製品は、塗布からわずか30分後で効果が16%〜26%にまで低下しました。また、一部のシトロネラやレモングラスなどの天然植物成分をうたう製品では、すべての時点で効果が10%未満という厳しい結果になりました。

逆効果の事例

植物成分を主とする1製品にいたっては、塗布後、何も塗っていない状態よりも多くの蚊が腕に集まるという「逆効果」が確認されました。特定の天然香料は、かえって蚊を呼び寄せる誘引剤になってしまうリスクが指摘されています。

ラベル表示と安全性に関する課題

製品のパッケージ表示において、本体と外箱で成分名が矛盾している製品が確認されました。また、ディート配合製品の中に「子供への使用制限(年齢や回数)」が明記されていないものがあり、消費者が誤った使い方をして健康被害につながる懸念があるとして、委員会はメーカー側に改善を求めています。

虫よけ選びでの推奨事項

消費者委員会は今回の結果を受け、市民に向けて以下の推奨事項を提示しています。

確実な防蚊効果、特にデング熱などの感染症リスクがある地域へ赴く際は、実証された活性成分(ディート、ピカリジン、IR3535、PMD)がしっかりと明記され、適切な濃度で配合されている製品を選ぶことが最も重要です。

また、「天然・植物性=すべてにおいて安全で効果的」というイメージだけで選ぶのは避けるべきであり、天然成分の製品を使用する場合は、効果の持続時間が短いため、頻繁に塗り直す必要があります。さらに、子供に使用する際は、ディートなどの濃度制限(子供には10%以下を推奨など)を守り、大人の手で適切に塗布するよう意識することが大切です。

まとめ

  • 全体的にヤブカへの効果は良好、ネッタイマシカへの効果はばらつきあり
  • DEETを含む製品が特に効果があった
  • ピカリジンを含む製品は効果があるかつDEETより低刺激
  • IR3535を含む製品はヤブカへは◯、ネッタイマシカへは△
  • 成分表記に矛盾がある製品もあり、注意が必要
  • 活性成分がしっかりと明記され、適切な濃度で配合されている製品を選ぶことが最も重要

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この記事を書いた人

香港在住2年目
運動、スポーツ観戦が大好きです!

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