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モバイルバッテリー、空の旅で新規制:安全確保へICAOが指針

国際民間航空機関(ICAO)は、航空機内における安全性を一段と高めるため、リチウムイオン電池を搭載したモバイルバッテリーの取り扱いに関する新たな国際規格を採択しました。この新基準は、乗客が機内に持ち込める個数を制限し、飛行中の使用方法についても厳格なルールを設けるもので、2026年3月27日から全世界で発効します。

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機内持ち込みに関する新たな基準

近年、スマートフォンやタブレット端末の普及に伴い、多くの旅行者が予備電源としてモバイルバッテリーを携帯しています。しかし、リチウムイオン電池は衝撃や不具合によって異常発熱や発火を招く恐れがあり、機内での火災リスクが長年懸念されてきました。今回の決定は、こうしたリスクに関する最新の知見と、専門家による詳細な分析を反映したものです。

新たな規格の柱となるのは以下の2点です。

  • 1人あたり最大2個までの持ち込み個数制限
  • 飛行中の機内でのモバイルバッテリーによる充電行為の原則禁止

これまで航空会社ごとに運用が異なっていたケースもありましたが、今後は国際的な統一基準として、より厳格な管理が求められることになります。ただし、飛行中の充電行為の禁止に関して、航空機の運航に必要な業務を行う乗務員については、引き続き携帯や使用が認められます。

193のICAO全加盟国に通知

この規制強化は、ICAOが掲げる「2050年までの死亡事故ゼロ」という戦略的ビジョンの一環です。ICAOの危険物パネルや航空航行委員会の独立した技術専門家たちが、最新のリスクを監視し、理事会を構成する36カ国の承認を経て今回の修正が実現しました。この内容は今後、193の全加盟国に通知されます。

航空旅行の利便性が高まる一方で、目に見えない火災リスクへの対策は喫緊の課題です。利用者は今後、パッキングの際に自身のバッテリーの数を確認し、機内での利用を控えるなど、新しい空のルールへの適応が求められます。

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この記事を書いた人

香港在住2年目
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