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家族の歴史が息づく鉄板焼きの物語「御好焼 鉄板焼 弁慶」

目次

鉄板焼き店「弁慶」とオーナー小松伸太朗さんの物語

弁慶の始まりと名前の由来

「弁慶」は2020年3月にオープンしました。開店のきっかけを尋ねると、小松さんは「弁慶って名前のお好み焼き屋さんをしたいと言うのが一番」と語ります。この名前は、彼の祖母が大阪で営んでいたお好み焼き屋さんの名前から取ったもの。

「僕が生まれた頃にはもうなかったけど、やるならこの名前にしようと20歳くらいから決めていた」と、家族の歴史への敬意が込められています。「香港に来てCWBのお好み焼き屋さんで長く働かせてもらえたご縁が今に繋がります」と振り返ります。

お店のコンセプト:気軽さと自由さ

弁慶の特徴は、その日の気分に合わせて楽しめる柔軟性です。「お好み焼きをメインに、鉄板焼きや海鮮、お肉を選べる。おつまみで締めにお好みを食べてもらうのがコンセプト」と小松さん。

例えば、「海鮮が食べたい日は海鮮を、肉がいい日は肉を。コースだと決まっちゃうけど、ここでは自由に選べる」と説明します。また、「お腹いっぱいでもちょっとつまんで飲みたいお客さんにも対応できる」と、気軽さを重視。「セントラルで頑張らなくていい場所を目指した」と、肩肘張らない雰囲気づくりへのこだわりが伺えます。

香港と日本の違いを活かした工夫

鉄板焼きとお好み焼きの違いについて、「日本だと関西はお好み焼きが主流で、鉄板焼きは高級店のイメージ。弁慶ではそれをどちらも気軽に楽しんでもらいたい」と語ります。

食材選びにも工夫が。「調味料やソースは日本から仕入れつつ、香港でブレンドしてオリジナルに」と独自性を追求。一方で、「香港の日本食ファンが多いおかげで、老若男女いろんな層に受け入れられている」と感謝します。特にランチはオフィス街で人気で、「12時過ぎから1時間で一気に埋まる」と盛況です。

香港での出会いと祖母の歴史が重なり、生まれた弁慶は、彼の人生そのもの。「気軽に寄って、楽しんでほしい」と願うその姿が、店を支える原動力です。

まとめ

  • 香港で愛される鉄板焼き店が2020年開業。 
  • 店名は祖母の大阪の店から受け継ぐ。 
  • 気軽さと自由なメニューがコンセプト。 
  • 日本と香港の食文化を融合した工夫。 
  • ランチはオフィス街で大人気。 
  • オーナーの人生と情熱が店を支える。

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この記事を書いた人

香港大好き20余年。マラソン超遅ランナー

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