名古屋市を拠点に、海外在住日本人とその家族のメンタルヘルスを支える事業を展開しています。渡航前から帰国後までを視野に入れた予防的支援を重視しています。
駐在妻の実体験から生まれた支援
Taznaは2025年、本帰国直後に前川由未子さんが設立しました。原点は、前川さん自身のタイ駐在経験にあるといいます。育児休業中に駐在妻として渡航し、コロナ禍と出産が重なる中で「うつ病になってもいいぐらい追い込まれていた」と振り返ります。

孤立感を抱える中、現地ボランティア団体で「こころの相談活動」を開始。相談は500件以上担当し、セミナーは「1時間、2時間で満席になり、キャンセル待ちが出たときもあった」といいます。潜在的なニーズの大きさを実感し、「なかなか表に出しづらいけれど、ニーズはある」と確信。帰国後、オンラインカウンセリングや家族向けセミナー、企業研修などを柱に、海外居住者を中心とした支援を本格化させました。
予防と家族に軸足を置く支援姿勢
渡航前から始める予防支援
「気持ちが落ちてしまった時には、改善のために動けるエネルギーもない方が多い」と前川さん。だからこそ渡航前の準備を重視し、家族での対話や役割のすり合わせを促します。問題が深刻化する前の予防に力を入れています。


家族単位でのアプローチ
海外生活は「個人としても家族としても試される」といいます。夫婦関係やアイデンティティの揺らぎなど、個人の問題を家族全体で捉え直すことを大切にし、家族で支え合う土台づくりを支援しています。
日本語で相談できることの意味
「言語はやっぱり重要」と前川さん。日本語でのカウンセリングにこだわります。オンラインを活用し、海外どこからでもアクセスできる“お守り代わり”の存在を目指しています。

「孤独に心病む人ゼロ」を目指して
前川さんは「心と繋がれば、世界が変わる」と語ります。海外赴任者は労働環境の過酷さや企業支援の限界など、見えにくい課題も抱えています。
「海外に出てしまうと、医療へのアクセスが遠のき、日本の産業医の目も届きづらい」と現状を指摘します。だからこそ、個人だけでなく企業やコミュニティとも連携し、支援の受け皿を広げたいと考えています。
現在はLINEを活用したストレスチェックの開発も進行中です。「いざという時のかけ込み寺があるだけでも安心材料になる」と語り、気軽につながれる仕組みづくりを模索しています。目指すのは、「孤独に心病む人ゼロ」の社会です。
LINEはこちらから!https://lin.ee/sFAiKzG

まとめ
- 駐在経験から生まれた事業
- 海外家族の孤立予防に注力
- 渡航前支援を重視
- 家族単位のメンタルケア
- 日本語によるオンライン支援
- 気軽につながれる仕組みづくり
基本情報

2026年3月8日にイベント開催の予定!


