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【香港UPDATE】2025年7月22日

台風ウィパー、シグナル10発令

台風6号(ウィパー)が7月20日(日)に香港に最接近し、香港天文台は最高警報「シグナル10」を2年ぶりに発令しました。平均風速は時速118キロ以上で、航空便は約900便が欠航・変更しました。MTRや路線バスなどの地上交通も停止し、高速鉄道「広深港高鉄」も運休となりました。

倒木471件、浸水3件が報告され、病院では26人が救急治療を受けました。観光地も営業停止が相次ぎ、フェリーターミナルも閉鎖されました。ただし、台風の移動が早かったため、同日の午後4時10分には「シグナル8」に、午後7時40分には「シグナル3」に引き下げられました。

SynCab正式始動、西九龍駅などに乗降所

新たにタクシーの運営免許を得た5社のうち、スター・クン・タクシー・サービス・リミテッド(星群的士車隊)が運営する「SynCab(星群的士)」が、正式にサービスを開始しました。運輸省は道路交通規則に基づき、混合型のフルタクシーライセンスを5年間交付し、オンライン配車にも対応します。

新たなタクシーブランドは、オンライン予約による事前合意のもと予約料や定額運賃の設定が可能で、路上で乗車する場合は従来の運賃表が適用されます。車両には識別プレートや証明書の表示が義務付けられています。運輸局は関連情報をウェブページやアプリ「香港eMobility」で提供しており、香港西九龍駅や空港など13か所に専用駐車場と案内標識を設置し、QRコードなどで予約を促進しています。

香港航空、大阪で無料送迎サービス

香港航空は、乗客の利便性向上を目的に、日本のアラジングループと提携し、大阪路線にて無料のドア・ツー・ドア送迎サービスを開始しました。2025年12月31日まで、関西国際空港と大阪市内の宿泊施設間を結ぶ「INNN」シャトルを事前予約することで、乗客は空港から直接宿泊地などへ移動できます。

このサービスは、交通費の高さや複雑な移動手段といった日本での旅行課題を解消する狙いがあります。また、香港国際空港と深圳間では、永東巴士による無料片道バスチケットも提供され、越境移動の利便性も向上しています。香港航空は今後も「チケットから玄関まで」の革新的なサービスを展開する方針だとしています。

ただし、下記のような諸条件があります。詳しくは、予約案内と利用条件をご確認ください。

サービス内容:

  • 空港⇔宿泊施設間の片道送迎(往復航空券の場合は両方)
  • 車両費、高速料金、燃料費、運転手サービス料などを含む
  • 荷物は32インチ以下のスーツケース1個+20インチ以下の手荷物1個まで無料。超過分は1個1,700円で追加可能

注意点:

  • 送迎予約は12時間前まで、連絡先登録は10時間前までに必要
  • ドライバー到着後3分以上の遅延はキャンセル扱い
  • ペットや大型荷物、危険物の持ち込みは禁止
  • 飲食は禁止、車両損傷時は乗客負担
送迎予約案内は支払い完了時に案内が出ます。

3COINS香港初出店、記者発表で今後の展望語る

2025年7月17日、銅鑼湾・ハイサンプレイスで開催された3COINSの記者発表に、香港代理会社YAICHI集団の創始者兼会長・羅盛昌(エルマス・ロー)氏、母体PAL集団の営業本部常務董事・澤井克之氏、そして日本国総領事館の代理総領事・西海茂洋氏が登壇。

羅氏は「香港は日本に近く、税制面でも有利。“日本と同価格”の実現が可能」と述べ、今後の店舗展開に意欲を示しました。澤井氏は「香港はブランド初の海外拠点。物価環境が似ており、YAICHIとの連携で競争力がある」と語りました。西海氏は「3COINSの進出は日港間の経済・文化交流をさらに深める契機になる」と歓迎の意を表しました。

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この記事を書いた人

香港大好き20余年。マラソン超遅ランナー

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