「即席棒状めんのパイオニア」マルタイの棒ラーメン
九州の「ご当地ラーメン」の味で人気!
「即席棒状めんのパイオニア」「福岡県民のソウルフード」として知られるマルタイの棒ラーメン。1959年(昭和34年)に誕生し、今では全国でも知られる即席めんブランドです。今年で66周年を迎えました。
福岡ラーメンの特徴である細めんと、あっさりとしたしょうゆ味が特徴のオリジナル「マルタイラーメン」のほか、福岡、熊本、鹿児島など、九州各地の味のバリエーションが楽しめる「ご当地シリーズ」が人気商品です。
香港オリジナルフレーバーがある!?
ところで、マルタイの棒ラーメンに、「香港オリジナルフレーバー」があることをご存じですか? しかも、2014年からかれこれ10年以上にわたって、香港の販売ショップとタッグを組みながら根気よくフレーバーを開発してきたそうです。
My Hong Kong では、マルタイ本社に「香港オリジナルフレーバー」の開発秘話について伺いました!
「明太子風とんこつ」と「クラムチャウダー味」
開発秘話の前に…ずばり現在販売されている香港オリジナルフレーバーは、「明太子風とんこつ棒ラーメン」と「クラムチャウダー味棒ラーメン」の2種類です!

マルタイが語る!開発秘話
香港への輸出は2011年から
(編集部)開発のきっかけについて教えてください。
(マルタイ)香港への商品輸出は2011年にはじまりました。当社NB品の「ご当地シリーズ」(とんこつ味)を中心に販売していましたが、香港の販売先より「より現地のニーズに沿った味を販売してはどうか」という打診がありました。
そして、2014年に「チーズ豚骨ラーメン」、「平打ちカレーラーメン」、2015年に「海鮮棒ラーメン」を香港専用商品として発売。すべて国内品とは異なる、当社としては奇抜なイメージの味とデザインにしました。しかしながら、販売量は伸び悩みました。そして、2018年、香港販売の基軸になるような商品をつくりたいと、取引先と商談を重ねました。
(編集部)そんなに前から香港市場に取り組まれていたんですね!
味の文化の違いを乗り越えて!
(マルタイ)はい。「トマトクリーム」や「かに」、「激辛豚骨」など、計12種類のフレーバーから検討を開始し、1年をかけて十数回の試食・改良を行い、徐々に絞り込んでいきました。試食に関しては、759阿信屋のスタッフさんなど、香港住民の方を中心にご協力いただきました。
なお、マルタイでは自社で粉末スープや調味油を開発・製造しているので、要望に沿った改良を比較的スムーズに行うことができました。
そして、満を持して2019年に、「明太子風とんこつ棒ラーメン」と「クラムチャウダー味棒ラーメン」を発売。5年以上続く商品に成長しました。
その後も香港専用商品を開発を続けていますが、現在のところ、この2品がダントツの人気です。香港では759阿信屋さんのみで販売しています。




その後、2024年には現地の健康志向をうけて、「蒟蒻めん」を使ったとんこつラーメンなども、759阿信屋さん限定で発売しています。(2025年3月現在)
香港から始まった海外輸出は14年目を迎えました。これからも、香港のみなさまに安全・安心でおいしく魅力ある商品をお届けしてまいります!
(編集部)素敵な開発秘話をありがとうございました!