日本城が「JHC真好城」に店名変更

香港の生活雑貨チェーン「日本城(Japan Home Centre)」は7月15日、35年間親しまれた店名を「JHC真好城」に変更しました。親会社である國際家居零售は今回の改名について、ブランドを再定義する一環だと説明しています。CEOの魏麗霞氏は、世界的な調達ネットワークの発展により、日本という単一の原産地イメージが現在の事業実態を十分に反映しなくなったことに加え、小売市場の競争激化やネット通販の普及など、消費環境の大きな変化も改名の背景にあると述べました。また商品は現在、日本だけでなく中国本土や韓国、東南アジア、ヨーロッパなど世界各地から調達していると説明しています。
新ブランド名の「真好城」には、「誠実に最良の商品とサービスを提供する」という意味が込められています。あわせて、銅鑼湾店を新たな旗艦店として刷新し、自社商品の品質認証制度「真好品質」の導入やHKTVmallとの提携によるオンライン購入品の店舗受け取りサービスを開始するなど、実店舗とオンラインを融合したサービスの拡充を進め、ブランド価値の向上を目指す方針です。
香港仔トンネルに新バスターミナル
香港仔トンネル旧料金所の跡地に整備した「香港仔トンネル・バス乗換ターミナル(香港仔隧道巴士轉乘站)」が7月26日の始発から正式運用されます。以前の香港仔トンネル料金所が、料金自動決済システム「HK eTooll(易通行)」の導入により撤去されたため、今回のターミナルはその跡地を利用して再整備されました。新ターミナルには計37路線が乗り入れ、従来よりも7路線増加します。さらに、770系統(田湾~香港仔~黄竹坑~柴湾)が新たに運行を開始し南区と東区をExpress(特快)で結びます。
指定路線間では、2区間のうち運賃の安い方が無料となる乗り継ぎ割引制度も導入されます。施設には南北両方向の乗り場を結ぶ歩道橋や、バリアフリー対応スロープ、そして公営のバス停としては初めての導入となる温度を感知して自動で作動する屋外シーリングファンを備えた待合スペース、リアルタイム運行情報のディスプレイなどを設置しました。政府は、新ターミナルの整備によって香港島南部のバスネットワークを効率化し、乗客の公共交通利用の促進につなげたいとしています。
香港ブックフェア(香港書展)開幕
第36回香港ブックフェアが7月16日から22日まで、湾仔のHong Kong Convention and Exhibition Centre(香港会議展覧中心)で開催されています。今年のテーマは「文化と旅行」で、文学作品を通じて世界各地の歴史や文化、旅の魅力を紹介する展示や講演を数多く実施しています。約770の出版社や団体が出展し、中国語・英語をはじめ多言語の書籍の販売、著名作家や学者、文化人による講演会、読書イベント、児童向けプログラムなど620以上の関連イベントが行われます。今年は旅行文学や歴史、各地の文化を紹介する企画展示に加え、作家や文化人による講演も充実しています。
同会場では「香港スポーツ・レジャー博覧会」と「ワールド・オブ・スナック」も同時開催され、入場券1枚で3つのイベントを楽しめます。主催するHKTDC(香港貿易発展局)は、ブックフェアを読書文化の振興だけでなく、文化・観光・消費を組み合わせた香港の夏を代表する大型イベントと位置付けています。また中国本土や海外からの来場者も多く見込んでおり、文化交流の促進とともに、観光需要や域内消費の拡大にもつなげたい考えです。
(以上、執筆者 Yukari)
筲箕灣で断水事故、臨時給水所設置
2026年7月19日、猛暑と悪天候が続くなか、筲箕灣エリアで大規模断水が発生しました。事故の原因は筲箕灣道と新成街の交差点付近での配管接合部での漏水であり、漏れた水が地下へ流出したことで特定と修理に多大な時間を要しました。水務署は直ちに緊急工事を実施し、断水期間中は20箇所以上の臨時給水所を設置して対応、また、地域のケアチームから350名以上のボランティアが動員され、民間から寄贈された5万本の飲料水を配布するなどの住民支援が行われました。
緊急修理は20日午前5時半に完了し、午前6時から順次供給を再開しました。同日午前10時48分頃には大半の地域で正常化しましたが、供給再開直後には水に気泡が混じり白濁する現象も見られたため、同署は蛇口のフィルターを外し数分間放水するよう住民に呼びかけています。
HKTB 新キャンペーン「Only in Hong Kong」開始
香港旅遊発展局は、グローバルキャンペーン「只在香港(Only in Hong Kong)」を開始すると発表しました。新たな都市ブランドとして「亞洲國際都會(アジア国際都市)」を掲げ、観光客が香港を単に“知る”だけでなく、街の美景、音、味わい、日常の瞬間を“感受”する体験型の魅力を強調します。
旅発局によると、テレビ宣伝は20日に香港で初公開され、海外向けの宣伝はすでに先行して開始。まずは影響力の高いデジタル媒体やSNSで展開し、その後、世界・地域のテレビ局、各市場のメディア、屋外広告へと広げ、日常の接点で「只在香港(Only in Hong Kong)」のメッセージを届けるとしています。
今回の宣伝は、スターフェリーでの移動、ハイキング、啟德スタジアム、地元コミュニティ、麻雀文化、隠れビーチ、世界級ホテルやバーなど、多様な香港の姿を実景で撮影し、街の質感や色彩をリアルに表現。多姿多彩・活力・強烈な対比・世界級の4特質を16色で象徴化し、霓虹灯と中式印章を融合した新ロゴで香港の個性を示します。
旅発局は今後も新素材を順次投入し、国際インフルエンサーや海外メディアを招いて体験取材を行うなど、多角的な宣伝で香港の魅力発信を強化するとしています。


「西九龍アーティスト・レジデンシー」が馬湾1868で開始
西九龍文化地区管理局は、初の試みとなる「西九龍アーティスト・レジデンシー・パイロットプログラム」を馬湾1868にて正式に開始しました。本プログラムは、次世代の専門家育成を目指し2025年末に設立された西九龍文化地区アカデミーの初プロジェクトであり、チェコのケミストリーギャラリーなどとの共同で実施されます。




参加者は香港とチェコから選ばれた計11名のアーティストで、イラスト、彫刻、メディアアートなど多岐にわたる分野で10週間の滞在制作を行いました。チェコ人アーティストは馬湾1868に滞在し、現地の芸術コミュニティや文化施設との対話を通じて、島の自然や歴史からインスピレーションを得た作品を創出しました。
その成果を披露する展覧会「生命の流れをたどる」は、2026年7月12日から8月2日まで開催中です。会場では、人間と自然の共存をテーマとした約40点の作品が展示・販売されます。西九龍文化地区管理局は、本取り組みについて香港を世界的な文化芸術交流の中心地へと発展させる重要な一歩と位置付けています。
- プログラム全体(滞在制作期間)
- 会期: 2026年5月26日から10週間
- 主な拠点: 馬湾1868 (Ma Wan 1868)
- 成果展覧会「生命の流れをたどる」
- 会期: 2026年7月12日(日)~8月2日(日)
- 場所: 馬湾1868

