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ガスが支える香港の日本食文化。スポンサーシップで事業者支援「Towngas」

目次

香港の日本食文化を支える Towngas

香港は多文化が交差する都市であり、日本食文化もその一部として大きな存在感を持っています。しかし、特に日本料理店はコスト管理や本格的な味を維持するためにさまざまな課題に直面しています。

Towngas のビジネスサポートマネージャーのシャロン・ウォンさんは、「香港の日本料理店は、設備や設置にかかる高額な費用が大きな課題です。特に本格的な日本食を提供したいオーナーにとっては大きな負担となっています」と語ります。

このような状況を受けて、Towngas は革新的なスポンサーシッププランを通じて、飲食店オーナーを支援しているといいます。

スポーンサーシップを担当するマーク・チューさん(左)と、ビジネスサポートマネージャーのシャロン・ウォンさん(右)。

Towngas の革新的なスポンサーシッププラン

Towngas が提供しているスポンサーシッププランは、初期コストを大幅に削減する内容が特徴です。具体的には、契約期間中に必要なガス機器を無償で提供することで、飲食店オーナーがスムーズに事業を始められるようサポートしています。また、ガス配管の設置費用も含まれており、これによりオーナーの負担をさらに軽減しています。

「日本ではガス調理が料理文化の一部ですが、香港ではコストの問題から電気設備を選択するオーナーが多いんです。しかし、私たちのスポンサーシップを利用すれば、ガス設備を無料で使える場合もあります。」とウォンさんは言います。

さらに、Towngas は地元販売店との提携により、都市ガス対応の調理機器を開発。これにより、日本の味を再現するために必要な高品質な設備を、より手頃な価格で提供できるようになりました。

このプランの成功事例として、日本食レストランのオーナーである玉置良三さんの声が挙げられます。玉置さんは、「ガスは料理に火力が必要な場合に最適です。弱火の調整がしやすく、フライパンの上げ下げで火加減を調整できるため、料理の完成度が高まります」と語ります。

また、玉置さんは香港でのガス導入規制が日本より厳しいことを理解しつつも、Towngas のサポートによってスムーズに設備投資が進んだ、とTowngasのサービスに満足した様子です。

玉置良三さん(右から2番目)が経営する、湾仔「星光喫茶洋食」にて。「星光喫茶洋食」スタッフ、Towngasスタッフとともに。

日本食文化を未来へつなぐ Towngas のビジョン

Towngas はまた、単にガスサービスを提供するだけでなく、本物の日本食文化を香港に広めることにも注力しています。「私たちの使命は、飲食店オーナーを支援することで、香港での本格的な日本料理を守り続けることです」とウォンさんは述べます。

Towngas はまた、飲食業界のオーナーやシェフが必要とするネットワーク作りも支援しています。ウォンさんは、「私たちは、開発業者や他の企業との連携を通じて、飲食店の運営を多方面から支えたいと思っています。香港に不慣れな日本食店のオーナーさんでも、香港でのビジネスをより簡単に始められる環境を提供したい」と語ります。

ガスによる調理文化を伝える「Cooking Center by Towngas」

Towngasが主催する「Towngas Cooking Center」は、料理教室やイベントを提供する施設で、初心者からプロまで対応した幅広いコースを展開しています。中国料理や日本料理のほか、国際料理、製菓コース、親子向けクラスを開催。専門資格「Disciples Escoffier Diploma」も取得可能です。施設は企業のチームビルディングやイベント開催にも対応しています。

まとめ

  • ガス設備を無償提供する支援プラン
  • 初期費用を抑えた店舗開業を支援
  • 都市ガス対応機器を地元と共同開発
  • ガス調理で日本食の味を再現可能
  • 飲食店オーナーのネットワーク構築支援
  • 日本食文化の継承を事業の使命とする

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この記事を書いた人

香港大好き20余年。マラソン超遅ランナー

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