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【第12回】香港で、自分の価値を仕事にする—マキコの実録コラム

夫の香港駐在をきっかけに、自身のキャリアを再構築しようと決意したマキコさんの香港で個人事業主として奮闘する日々を綴る実録コラム。
海外で働くことに不安を感じている方、日本での経験が通用するのか悩んでいる方にとって、リアルな体験談はきっと参考になるはずです!

目次

【第12回】銀行との長い戦い、ついに完結!

ついにその時が来た⁈

「作れるかも」と「本当に?」の一週間

筆文字で担当者さんのお名前を書いてプレゼントしたことで、態度が一変。「来週この日の何時に書類を持って来られますか?その時に口座を作れるようにしましょう!」と急展開となった前回。

前回記事についてはこちらをご覧ください!

きゃ~~~~私、銀行口座開設できるかもだよ!

と舞い上がった一週間。でもその一方で、「本当に今回はいけるのかな…」という不安もずっと心の中にありました。前回は何度も断られているので、どうしても慎重になります。

言われた書類を整え、今回は夫の会社の通訳さんも堂々とお願いしました。だって、ここでまたスムーズに進まなかったら、本当にもう二度と口座は作れないかもしれない。そんな気持ちだったのです。

通訳さんを連れて、いざハンセンバンクへ。受付で「〇〇さんとアポイントがあります!」と担当者さんを指名し、順番を待ちました。

当時準備したのは、香港IDカード、BR(住所証明として)、携帯電話、パスポートと入境印、そして税の申告書。持てるものは全部持っていきました。

そして、ついに私の番がキタ~~~~~!

待ち時間の緊張と「OK」の一言

前回同様、ニコニコで出迎えてくれた担当者さん。通訳さんを介したやり取りは驚くほどスムーズでした。言われた書類を順番に提出し、銀行の書類に記入していきます。

担当者さんが書類を持ってバックオフィスへ。

戻ってくるまでの時間が、やけに長い。

きっと上司の承認を取りに行っているのだろう、と頭では理解していても、「やっぱりダメと言われたらどうしよう」と心臓はバクバク。戻ってきた、また持っていった、また戻ってきた。そのたびに気持ちは上がったり下がったり。

そして最後に一言。

「これで手続きOKです。」

……え?

ほんとに?

今、OKって言いましたよね?

無事に!!!書類が通りました~~~💗

その場では平静を装いながら、心の中では大きくガッツポーズ。あまりにもあっさりで拍子抜けするほどでしたが、この瞬間の安堵感は忘れられません。

カード到着、そして香港に受け入れられた感覚

銀行口座開設後は、カードが郵送で届き、自分でATMでアクティベートします。香港では銀行に行かなくてもATMで設定できる仕組みです。

2〜3週間後、ついに銀行カードが届きました。

キタ~~~~~!!!

ATMにカードを入れ、パスワードを入力。無事にアクティベート完了。

こうして、私と銀行との長い長い戦いは終了しました。終わってみればあっさり。でも、ここまでの道のりが本当に長かった。一度は諦めている分、喜びはひとしおでした。

銀行口座を開設できた時、なんだか初めて香港が私を受け入れてくれたような気がしました。少し大げさかもしれませんが、本当にそんな感覚だったのです。涙が出るほどうれしかった。

口座ができてからは、レッスン料の振り込みや前払いが可能になり、予約手続きも一気にスムーズに。便利さ以上に、「自分で乗り越えた」という実感が大きかったです。

そして、この口座を作ってくれた担当者さんとは、今もインスタでつながり、友情が続いています。支店異動の際には差し入れを持って訪ね、誕生日や新年、クリスマスにメッセージを送り合う仲に。(担当者さんと私の父が偶然同じ誕生日だったんです)

銀行口座開設は、ただの手続きではなく、大切なご縁の始まりでもありました。

次回は、HSBCで英語インタビューを突破し、1日で銀行口座が作れたお話を。

まとめ

  • 銀行口座開設へ希望と不安が交錯
  • 通訳同行で書類提出がスムーズに
  • 担当者の承認待ちで緊張が続く
  • 「OK」の一言で長い戦いが終結
  • カード到着で香港に受け入れ感覚
  • 担当者と友情が続く大切なご縁

次回は、2026年4月10日公開予定です!

筆者プロフィール

中川麻紀子

東京生まれ。転校9回の子ども時代を通じて、人との関わり方や新しい環境への適応力を自然と身につける。飲食業や営業職を経て、チーズとワインの世界に魅了され、ソムリエとチーズプロフェッショナルの資格を取得。講師としても活動する中で、「伝えることの楽しさ」に目覚める。夫の香港駐在を機に退職し、未知の海外生活へ。語学が苦手で、仕事もない状況からのスタートだったが、奇跡の出会いをきっかけに、香港の人々とつながれる新たな仕事を見出して起業。現在、香港在住9年目。

  • 縁Joyアート® 代表
  • きらめく漢字アート海外認定校 代表
  • 友禅和紙クラフトインストラクター
  • 切り紙パステルアート®インストラクター
  • ワインソムリエ
  • チーズプロフェッショナル(チーズソムリエ)
  • 静岡英和学院大学非常勤講師(チーズ講座)

Instagram :  @studiomk85


香港では、ワーキングビザを取得した家族がスポンサーとなって「配偶者ビザ」を取得した人は、現地での労働が可能です。ただし、駐在員を派遣する企業によっては帯同家族の就労について取り決めがある場合もあります。当コラムを参考にされる場合は、ご注意ください。

過去記事はこちら!

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この記事を書いた人

香港在住4年。プリンに乗ってるカラメルが好き♪

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