MENU

【第7回】香港で、自分の価値を仕事にする—マキコの実録コラム

夫の香港駐在をきっかけに、自身のキャリアを再構築しようと決意したマキコさんの香港で個人事業主として奮闘する日々を綴る実録コラム。
海外で働くことに不安を感じている方、日本での経験が通用するのか悩んでいる方にとって、リアルな体験談はきっと参考になるはずです!

目次

【第7回】 香港ブックフェアという大舞台へのオファー

2026年、あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

BR取得、そしてスタートライン

前回で、ようやく香港のBRを取得し、これで、香港で誰からも後ろ指をさされず、たとえ何か言われたとしても、堂々と仕事ができる立場になった、私。

そんな時にいただいた、日系文具メーカーのA社様からのオファー。

「香港ブックフェアのA社のブースで、筆文字のデモンストレーションをしてもらえませんか?」

えっっっ。うれしすぎて、口が大きくあいたまま、フリーズしました。

まさかそんな話が来るとは思っていなかったからです。

BR登録についての記事はこちら!

香港ブックフェアとは

香港ブックフェアとは、湾仔のコンベンションセンターで年に一度、一週間かけて開催される大きな展示会です。本や文具など、さまざまなメーカーや販売会社がブースを出し、通常よりもずっとお得に商品を買えることで知られています。東京国際フォーラムや幕張メッセで開かれる展示会のようなもの、と言えばイメージしやすいかもしれません。

香港の人たちはこのブックフェアを本当に楽しみにしています。入場は、まさかの有料!25香港ドル(2018年当時)かかりますが、それでも十分にお得なので、毎年たくさんの人が訪れ、会場の入り口には長い列ができます。みなさん、この時期を狙ってまとめ買いをするのが恒例で、「今年は何を買おうかな」とワクワクしながらやって来るのです。そんな場所に自分が立つことになるかもしれないと思うと、正直、「私で大丈夫かな」と不安もよぎりました。

ドキドキよりも勝ったもの

私は筆文字講師になりたてで、デモンストレーションの経験もありません。知らない人の前でパフォーマンスをするなんて、考えただけでドキドキします。でも、日本にいた頃の仕事を思い出しました。私は百貨店でチーズの販売と試食販売も担当していたことがあるんです。人通りが少ない売り場で立つ時のあの気まずさ、お客さまに声をかける瞬間の緊張、そこから購入につなげるまでの会話。あのドキドキとちょっとした恥ずかしさ、何度も経験してきました。

それを思えば、デモンストレーションは販売ではない分、少し気が楽かもしれません。それに、こんな大きな舞台に立てるチャンスはめったにありません。断ったら、次はもうないかもしれない。そう思うと、「やってみたい」という気持ちのほうが勝っていました。こうして私は二つ返事でこのオファーをお受けすることになったのです。

このオファーは、突然、私を見つけてくれて、降ってきたありがたいお話ではなく、

私がほんの少し勇気を出して、動いたことが大きなきっかけとなったかな、と思っています。その続きは、また、次回に。

まとめ

  • BR取得が大きな節目だった
  • A社から突然のオファー
  • 香港最大級の展示会
  • 有料でも行列ができる
  • 人前での不安と緊張
  • チャンスを逃さず即決

次回は、2026年1月30日公開予定です!

筆者プロフィール

中川麻紀子

東京生まれ。転校9回の子ども時代を通じて、人との関わり方や新しい環境への適応力を自然と身につける。飲食業や営業職を経て、チーズとワインの世界に魅了され、ソムリエとチーズプロフェッショナルの資格を取得。講師としても活動する中で、「伝えることの楽しさ」に目覚める。夫の香港駐在を機に退職し、未知の海外生活へ。語学が苦手で、仕事もない状況からのスタートだったが、奇跡の出会いをきっかけに、香港の人々とつながれる新たな仕事を見出して起業。現在、香港在住9年目。

  • 縁Joyアート® 代表
  • きらめく漢字アート海外認定校 代表
  • 友禅和紙クラフトインストラクター
  • 切り紙パステルアート®インストラクター
  • ワインソムリエ
  • チーズプロフェッショナル(チーズソムリエ)
  • 静岡英和学院大学非常勤講師(チーズ講座)

Instagram :  @studiomk85


香港では、ワーキングビザを取得した家族がスポンサーとなって「配偶者ビザ」を取得した人は、現地での労働が可能です。ただし、駐在員を派遣する企業によっては帯同家族の就労について取り決めがある場合もあります。当コラムを参考にされる場合は、ご注意ください。

過去記事はこちら!

よかったらシェアしてね!

この記事を書いた人

香港在住4年。プリンに乗ってるカラメルが好き♪

目次