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【経済コラム】香港の旧正月を彩る獅子舞の魅力

いよいよ香港の旧正月が始まりました。香港の祝日としては2月17日(火)~19日(木)の3連休で、職場によっては2月14日(土)~22日(日)の9連休となるところもあります。充実した長期休暇を過ごして、新しい一年をスタートさせましょう。

目次

香港の旧正月と華南に伝わる獅子舞

邪気を払い、幸運をもたらす獅子

香港の旧正月に見られる獅子舞についてもご紹介しておきましょう。この時期ショッピングモールやレストランの入り口など、あちこちで獅子舞のパフォーマンスを見ることができます。香港の獅子舞は長い歴史を持つ伝統芸能で、演者は獅子の衣装を身にまとい、銅鑼と太鼓とシンバルの音に合わせて踊ります。

香港の旧正月では祈願行事として、あちこちの施設で獅子舞が披露される。

獅子は古来より勇気と力強さの象徴で、獅子舞は邪悪な霊を追い払い、幸運をもたらすと言われています。獅子舞には2通りのスタイルがあるのをご存じでしょうか。「北獅子」は本物の獅子に似せた、よりアクロバティックな投げ技や回転技が特徴で、「南獅子」は様式化された力強い動きと表情に重点を置いています。

2人が一組となって、前足と後ろ足を担う。

香港は広東省発祥の「南獅子」が主流

香港では広東省発祥の「南獅子」が主流です。「南獅子」は広東省で明~清の時代に発展しました。武術色が強いことから分かるように、香港で獅子舞を運営している団体はほとんどがカンフー武術道場です。子どもや女性のクラスもあり、今やスポーツとしての面も持ち合わせています。

道場の旗を掲げて演舞披露。演舞はもちろん、太鼓、お囃子などをメンバーで担う。

2人の演者で1頭の獅子を操り、獅子は様々な動きを見せます。獅子は眠りから目覚め、周囲を見渡し、驚き、喜び、怒りの表情を見せます。

高い柱の上を飛び移る「梅花椿」は必見

様々な動きの中でも、高い柱の上を飛び移る「梅花椿」というパフォーマンスはアクロバティックな技で、観客も思わず歓声を上げるほどの迫力です。「梅春椿」には国際大会まであり香港は当然ながらトップレベルの技術を誇示しています。

2026年2月17日、ペニンシュラ香港で披露された「梅春椿」。

よく見かける、獅子がレタスを食べて吐き出すような動きは「採青」と言って、金運アップを意味します。旧正月のみならず店舗の開店祝いなどでも、商売繁盛を願って行われる儀式です。

獅子舞を呼んだ施設には、「青彩」のための青菜の束が吊るされる。演舞後半に、獅子が咥えて咀嚼したのちに掃き出される。

もし遠くから賑やかなお囃子が聞こえてきたら、是非とも近くまで行って獅子舞をよく見てみましょう。

2026年2月17日、ペニンシュラ香港にて。

まとめ

  • 香港は2月17〜19日が旧正月の3連休
  • 旧正月は街中で獅子舞が頻繁に披露される
  • 香港の獅子舞は広東省発祥の南獅子が主流
  • 南獅子は武術道場が担い、技術レベルが高い
  • 高難度の「梅花椿」は国際大会もある名技
  • レタスを噛む「採青」は金運アップの儀式

(記事提供:H.S. Planning 2026年2月15日掲載コラム

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この記事を書いた人

広東語が好き、おうちで香港料理に挑戦中。

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