2025年は560社が香港進出・事業拡大
香港政府の投資誘致機関・InvestHKは2025年の実績を発表し、海外および中国本土企業560社の香港進出・事業拡大を支援したと明らかにしました。前年比4%増で過去最高を更新し、香港のビジネス環境への強い国際的信頼を示す結果となりました。投資額は約694億香港ドルに達し、初年度に1万748人の雇用創出が見込まれ、管理職・専門職が約2割を占めます。
支援企業の出身地は中国本土が最多で298社、次いで米国、シンガポール、英国、日本・カナダが続きました。分野別では金融・フィンテック、イノベーション・テクノロジー、ファミリーオフィス、観光・ホスピタリティなどが中心です。
商務及経済発展局の丘應樺局長は、香港が「一国二制度」やGBA(粤港澳大湾区)との連携、「一帯一路」戦略などを背景に国際ビジネス拠点としての優位性を維持していると強調しました。また、2024年に開始した新投資移民制度は2025年末までに2,852件の申請があり、855億香港ドル超の投資流入が見込まれています。
InvestHKは今後も国家発展への統合、GBA都市との協力強化、北部都會区での企業誘致などを進め、香港の「スーパーコネクター」としての役割をさらに高める方針です。
求人競争が激化 Jobsdbが2025年動向を発表
香港の求人プラットフォームSEEKのJobsdbは、2025年の最新雇用データを公表し、求人市場の競争が一段と激しくなっていることを明らかにしました。求人広告1件あたりの平均応募数は前年比58%増、特にフロントライン職は78%増と大幅に伸びました。月100件以上応募する求職者も33%増え、積極的な求職行動が「ニューノーマル」になりつつあります。
一方、求人総数はわずかに減少したものの、平均給与は4%増となり、企業がより戦略的な採用を進めていることが示されました。スポーツ・レクリエーション、ヘルスケア・医療分野ではイベント需要などを背景に求人が増加しましたが、コールセンターや小売など一部業種では減少が目立ちました。AI普及により求められるスキルが変化し、対人能力や戦略性が重視される傾向も強まっています。また、柔軟な働き方の需要が高まり、パートタイム求人は前年比75%増となったと発表しています。
児童虐待通報義務条例が施行 専門職に報告を義務化
香港で児童虐待の早期発見と保護強化を目的とした「児童虐待の通報義務に関する条例」が、2026年1月20日に正式施行されました。条例は社会福祉、教育、医療など25の専門職に対し、業務中に児童が重大な危害を受けた、または受ける恐れがあると合理的に疑う場合、当局への通報を義務付けています。2024年には1,000件以上の新規児童保護事例が確認されており、制度化により包括的な保護体制の構築が期待されています。
条例で定義される「重大な危害」には、手足の機能喪失や骨折などの身体的虐待、精神障害を引き起こす精神的虐待、強要による性的暴行、必要な養育を怠る養育放棄などが含まれます。政府は、通報義務の明確化により、児童の安全と福祉をより確実に守る方針です。

公営病院の料金改定後、診療効率改善
香港医院管理局は、公営医療の料金改定後、急症室の利用状況に大きな変化が見られたと発表しました。1月1日から18日までに救急外来を受診した患者は8万5,676人で、前年同期比約15%減となりました。特に次緊急・非緊急患者は2割以上減少し、全体の49.8%に低下しました。一方、危殆・危急患者は4,889人で7.7%増加しています。
緊急患者の診療効率も改善し、30分以内に診療を受けた割合は82.7%から87.1%に上昇、平均待ち時間も22分から20分に短縮されました。次緊急・非緊急患者の平均待ち時間も144分から111分へと大幅に短縮されています。
医院管理局は今後も救急外来の運営を注視し、緊急医療を必要とする患者への支援強化を進める方針です。
キャセイ80周年 復刻塗装トラムと制服で祝賀
キャセイパシフィック航空は創立80周年を記念し、歴代機体デザインを施した特別トラム4台を香港島で運行しています。クラシック機「ベッツィー」の銀色機体、コンベア880の緑白ストライプ、「レタスリーフサンドイッチ」塗装、現行のブラッシュウィングなど、象徴的な意匠が街中を走り、2月19日まで楽しめます。
また、2,000人以上の地上職員と客室乗務員が、1940年代の軍服風制服や1960年代の赤いチャイナボタン制服、1969年のAラインミニスカートなど、10種類の歴代制服を着用し、時代ごとのファッションを再現すると発表しました。




