香港取引所、2025年IPO世界首位
香港取引所(HKEX)は年間リポートをリリースし、2025年は世界のIPO市場で首位を獲得し、過去最高の取引高を記録したと発表しました。年間の平均現金市場取引額は約2,307億香港ドルと前年から43%増加し、IPOによる資金調達額は2,746億香港ドルに達しました。世界トップ10のIPOのうち4件を香港で実施したことも注目されます。
また、バイオテクノロジーや先端技術企業の上場を促進する「TECHチャネル」を開設し、88社が新規上場しました。さらに「HKEX Tech 100指数」や「ハンセン・バイオテック指数先物」を導入し、投資商品の多様化を進めました。
国際展開ではタイ証券取引所を認定市場に追加し、アブダビ証券取引所と覚書を締結。リヤド事務所やドバイ子会社の設立も発表し、中東市場との連携を強化したと報告しています。
ピークトラム運賃、12月29日から値上げ
香港の観光名所であるピークトラムの運賃が、12月29日から引き上げられることになりました。運営会社のピークトラムウェイズは、成人の片道運賃を76香港ドルから82香港ドルに、往復運賃を108香港ドルから116香港ドルに改定すると発表しました。
子ども(11歳以下)と高齢者(65歳以上)の片道運賃は38香港ドルから52香港ドルに、往復は54香港ドルから75香港ドルへと大幅に値上げされ、最大で38%の値上げとなります。
ピークトラムの運賃改定は2024年以来で、今回の値上げはサービス維持や運営コストの上昇に対応するためとされています。
| 改定前運賃 | 改定後運賃 | 増加額 | 値上げ率 | |
| 成人片道 | 76 HKD | 82 HKD | +6 HKD | 約8% |
| 成人往復 | 108 HKD | 116 HKD | +8 HKD | 約7% |
| 子ども・高齢者片道 | 38 HKD | 52 HKD | +14 HKD | 約37% |
| 子ども・高齢者往復 | 54 HKD | 75 HKD | +21 HKD | 約39% |
香港中環で新年カウントダウン 音楽と光の祝祭
香港旅遊発展局(HKTB)は、2025年から2026年への新年カウントダウンイベントを中環・遮打道歩行者天国で開催すると発表しました。今年は「New Hopes, New Beginnings(新たな希望、新たな始まり)」をテーマに、音楽と光を融合させた新しい形式で行われます。国際的に人気のある音楽グループ「Air Supply」が出演し、地元アーティストの馮允謙(Jay Fung)、雲浩影(Cloud Wan)、さらに児童合唱団や香港警察楽隊も加わります。
イベントは大晦日午後11時30分から新年午前0時10分まで行われ、カウントダウンの瞬間には中環の8つのランドマークが巨大な時計や季節の模様を投影し、3分間の光のショーを披露します。
会場周辺では遮打花園や愛丁堡広場に大型スクリーンが設置され、ライブ映像が放映されます。尖沙咀の香港文化中心では屋外投影が行われ、湾仔の香港会議展覧中心には巨大なカウントダウン時計が映し出されます。香港各地のテレビ局やオンラインプラットフォームを通じて生中継され、さらにHKTBは衛星放送を通じて国際的に映像を届ける予定です。

香港国際空港×マクドナルド 回顧展開催中
香港国際空港はマクドナルドと協力し、懐かしい街並みをテーマにした回顧展「城市縮影.見証変遷」を開催しています。展示のほかに、香港の街道風景を切り取った写真を通じて、都市の変化と人々の記憶を振り返ることができます。来場者は、過去と現在が交錯するビジュアル表現を楽しみながら、街の歴史や文化を再発見できる内容となっています。

詳細情報
- 開催場所:香港国際空港 到着ロビー
- 会期:~2026年2月28日

