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【香港UPDATE】2025年10月21日

「広東車両南下」11月導入開始へ

香港政府は11月に「広東車両南下(粤車南下)」政策を開始する予定です。この政策は、広東省の自家用車が香港に乗り入れることを許可するもので、広東省と香港間の相互交通政策「港車北上」に対応する形で実施されます。

政策の初期段階では、1日100台の車両が最大3日間滞在可能です。車両は香港珠海マカオ橋を経由して市内に入るか、空港近くの人工島に駐車することが求められます。また、申請者は広東省登録車両であること、香港の運転免許保有者であることなどの条件を満たす必要があります。

政府はこの取り組みを通じて、中国本土の富裕層やファミリー層を香港に呼び込み、消費拡大を図る考えです。特に、パーク&ライド方式を推進し、車を駐車した後は香港の効率的な公共交通を活用することで、渋滞緩和と観光促進を両立させる狙いだとしています。

市街地での車両数制限や駐車場の整備、安全対策が講じられる一方で、多くの業界が政策に期待を寄せています。観光業界やホテル業界では、新たな観光客層の取り込みを目指し、割引プランや駐車場サービスの拡充を進めています。

米FCC、香港HKTの事業許可取り消しへ

米国連邦通信委員会(FCC)は10月16日、国家安全保障上の懸念を理由に、香港の通信事業者HKTインターナショナルの米国事業許可を取り消す手続きを開始すると発表しました。HKTが中国系企業チャイナ・ユニコム・アメリカズと提携していることが主な理由とされ、FCCはHKTに対し、取り消しを回避すべき理由の説明を求める命令を出しました。

この命令が成立すれば、HKTは米国内での通信サービス提供が不可能になります。FCCは過去にもチャイナ・ユニコムやチャイナ・テレコムなど複数の中国通信企業の認可を取り消しており、今回の措置もその流れの一環です。

FCCは今月28日、中国企業製通信機器に対する規制強化を採決する予定で、国家安全保障上のリスクとされる企業への対応を強化しています。

ユニクロ香港1号店が刷新開店

ユニクロは香港進出20周年を記念し、2005年に開店した香港1号店「ミラプレイス店」を10月17日にリニューアルオープンしました。店舗面積は約2,500平方メートルと従来の2倍となり、九龍地区最大のユニクロ店舗となります。

新店舗では、UNIQLO COFFEEやRE.UNIQLO STUDIOを導入し、日本国外初のスマートロッカーも設置され、O2O型ショッピング体験が向上しています。店内は明るく開放的な空間で、人気商品を快適に閲覧できる設計です。

また、香港・マカオ・台湾限定カラーの商品が登場し、記念キャンペーンには地元の著名人4名を起用。テレンス・ラム氏の直筆サイン入りギフトが当たる企画なども予定されています。

香港、9月の訪問者数330万人超

香港政府観光局(HKTB)は、2025年9月の香港への暫定訪問者数が約330万人となり、前年同月比で8%増加したと発表しました。これにより、今年第1四半期から第3四半期までの累計訪問者数は3,600万人を超え、前年同期比で12%の増加となりました。

訪問者のうち約2,800万人は中国本土からで、前年比11%増。中国本土以外の市場からは約850万人が訪れ、前年比16%増となりました。特に台湾、日本、オーストラリアからの訪問者数が大きく伸びており、香港観光の回復傾向が続いています。

アニメイト香港が12月再上陸へ

株式会社アニメイトは、2025年12月に香港・旺角の商業施設「T.O.P」内に「アニメイト香港」をグランドオープンすると発表しました。かつて展開していた香港店舗が、直営店として再び登場します。

新店舗では、日本やアジアで話題の最新グッズや書籍、購入特典を多数取り揃えるほか、キャラクターがプリントされたコラボドリンク「グラッテ」も導入されます。香港限定企画も進行中で、SNSで最新情報を発信しています。

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この記事を書いた人

香港大好き20余年。マラソン超遅ランナー

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