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独自スタイルと味の追求から生まれる特別な人気「一蘭ラーメン香港」

目次

香港進出の背景と「一蘭ラーメン」の魅力

個室スタイルが支持を集める

「一蘭ラーメンが香港に進出した理由は、博多発のとんこつラーメンを世界中の人々に届けたいという思いにあります」と語るのは、ディレクターの岡林栄治さんです。香港は美食の都として知られており、本場の博多ラーメンを味わってもらいたいという願いから、海外第一号店として選んだと言います。岡林さんは香港でのオペレーションを担うべく本社から指名されて来港しました。

「オープン当初から大変好評で、開店後77日間行列が続きました。コロナ禍では一時的に影響を受けたものの、むしろ個室スタイルが安心できる場所として支持を集める結果となりました」と岡林さんは振り返ります。 

香港のラーメン市場は活気に満ち、多くのラーメン店が競争する中、一蘭は独自のこだわりで差別化を図り、確固たる地位を築いています。 

絶妙な「こだわりとローカライズ」のバランス戦略

一蘭ラーメンの最大の強みは、徹底した味の追求と独自の食事環境の提供にあります。「味集中カウンター」を導入し、日本と同様のオーダーシステムを採用しています。

「開店から12年経った今でも、日本のスタンダードに沿った接客トレーニングを徹底しています。一方で、香港の文化に適応した対応も行っています。営業時間は9時から深夜5時(尖沙咀店は深夜3時)までと、香港に住む方の多様な生活リズムに合わせています」と岡林さん。 香港限定メニューも展開しており、「煮込み焼豚皿」「抹茶プリン」を提供。

尖沙咀店には屋台風スペースもあり、福岡屋台の雰囲気が楽しめる工夫もされています。「尖沙咀店は約120席を備えています。これは日本の一般的なラーメン店と比べてかなり広いですね。そのため、外国からの観光客などファミリー層にもご来店いただいています」と広報担当のデビ―さんは語ります。 

ファミリー対応とパッケージ商品展開

香港ではラーメン文化が根付き、一蘭ラーメンの客層は幅広く、20代から40代を中心に、ひとり客や家族連れにも支持されています。また、お子様メニューもあり、大人1人分のオーダーに対して1人まで無料で提供されるとあって、大好評です。

お子様メニュー提供の条件

  • 大人がアプリ会員に登録済みであること
  • 大人の方もラーメンをオーダーされていること
  • 身長140cm以下のお子様

パッケージ商品の開発にも力を入れており、「焼きラーメン」や「ビーガン向け一蘭ラーメン」も展開。「作り方がわからない方のために、英語と中文のレシピを配布しています」とデビ―さんは語ります。 

香港を皮切りに台湾やニューヨークにも出店。今後も海外展開を積極的に進め、日本のラーメン文化を世界に広げていく予定だといいます。

まとめ

  • 開店当初から77日間行列が続いた 
  • 個室スタイルがコロナ禍で支持を集めた 
  • 香港限定メニューとして抹茶プリンを提供 
  • チムサーチョイ店は120席以上の広さを持つ 
  • 焼きラーメンやベジタリアン向け商品を展開 

基本情報

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この記事を書いた人

香港大好き20余年。マラソン超遅ランナー

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