モルックとはフィンランド発祥のスポーツ。
木の棒を投げて木の棒を倒し、先に50点取った方が勝ち。
ボーリングとダーツを合わせたようなスポーツ、と言われています。
激しい動きを必要としないので、子供からお年寄りまで、年齢や性別を問わず楽しめるユニバーサルスポーツです。
【第20回】香港最大のモルック大会「第9回香港オープン」をリポート!
本日は、先月開催された香港最大のモルック大会「第9回香港オープン」の模様についてリポートしたいと思います。

海外4チーム、香港から20チームが香港ナンバーワンを争う!
香港オープンは、香港最大のモルック大会という位置付で、昨年からは香港唯一の国際大会として開催しています。
国際大会としての第一回目となった昨年は、海外から4チームが参加。
それまで、我々には国際大会の経験が無く、果たしてしっかりオーガナイズできるかとても心配だったのですが、無事大会を終えた時は本当に感無量でした。
今年は、昨年に続き、海外から4チームが参加。ホームの香港からは20チームが参加し、合計24チームで香港ナンバーワンを争います。
会場は西貢の奥地、北潭涌にある保良局キャンプサイト内のサッカー場。
ロケーションは不便ですが、こんなに広いサッカー場はなかなか使わせて貰えません。費用もそれほど高くなく、貴重な会場です。
ちなみに、今年の海外4チームは全て日本のチーム。
日本モルック協会、Team Japan Sky、モRookie☆s大和、ZÖNE-T・Sの4チームが長旅を厭わずに駆けつけてくれました。
ありがたい限りです。
日本人4チームの紹介
この4チームは、モルックに詳しい日本人からすると、誰もが知る有名モルッカ―ばかり。
ZÖNE-T・Sは新進気鋭の若手モルッカー千葉真光さんと学生モルック界のホープ諏訪部太陽さんによるペア。
モRookie☆s大和はベテランモルッカ―のヨシさん&マシャさんによるペア。
日本の大会ではいつも差し入れをくれる優しいご夫妻です。


Team Japan Skyは「世界のカワノ」こと元世界チャンピオン河野靖信さん、超有名チーム「VistAA」のメンバー宮内優さん、新出結武さんの三人で構成されたチーム。
河野さんと新出さんは23年世界大会の日本代表選手でもあり、また宮内さんと新出さんは昨年5月に行われたジャパンオープンの優勝メンバーでもあります。
この実力者3名がチームを組むのは、海外ならではでしょう。


モルック日本普及の第一人者、八ツ賀秀一会長
そして、日本モルック協会からは、日本モルック協会会長の八ツ賀秀一さん、その奥様であり、国際モルック連盟理事の八ツ賀千穂さんがペアチームで参加してくれました。
八ツ賀会長はモルック界の生ける伝説とでもいうべき方で、それまでは謎のスポーツだったモルックを日本に初めて持込み、競技人口274万人という規模にまで成長させた中心人物です。
現役の医師でもある八ツ賀会長は、フィンランドへ留学中にモルックと出会うのですが、そこでモルックの虜になり、日本での普及を決意します。
留学が終了した帰国の際にモルック30セットを日本に持ち帰ったといういい意味でクレイジーな人物です。
医師として活動する傍ら、余暇をほぼモルックに全振りして地道に普及を進めた結果、様々な偶然も重なり、現在のモルックブームを作り上げることに成功します。
このあたりの話は、八ツ賀会長の著書「Dr. モルック」に詳しく書かれています。
読み物として非常に面白いので、ご興味のある方には是非読んで頂きたいです。
強豪香港チーム勢
香港から迎え撃つのは、香港のエースAnson & Wymanが率いる世界大会9位の「Victoria」や、「精密機械」Cloud と昨年の香港代表選手Michaelによる「木棋魂」、Wise Owl Cup優勝の85歳モルッカ―羅章権さん率いる「神秘人」、小学生No1モルッカ―Jayden率いる「雙陸轟炸」など、実力十分のチームばかり。
香港在住日本人チームも「Team TB」と「Kung Fu Molkky」の2チームが参加してくれました。




ベスト4&準決勝進出チームは⁈
AからDの4グループに分かれて激戦が繰り広げられた予選リーグを終え、ベスト4に進出したのは、Team Japan Sky、ZÖNE-T・S、木棋魂、Processの4チーム。
Processは香港協会会長の勞子諾さんと若手モルッカ―葉俊廷さんによるチームです。
香港勢2チームと日本勢2チームでの争いとなりました。優勝候補筆頭はやはりチャンピオン経験者が揃うTeam Japan Sky。
対抗馬は、昨年、河野氏たちを退けて優勝を果たした木棋魂。聞くところによれば、木棋魂は二連覇を目指して半年以上前から準備をしてきたそうです。
準決勝の組み合わせは、第一試合がTeam Japan Sky vs 木棋魂、そしてもう一つの山の第二試合がZÖNE-T・S vs Process。
第一試合は早速優勝候補同士の対決となってしまいました…。
準決勝!第一試合&第二試合
第一試合では、Team Japanにもミスがあり、第1セット、第2セットともに木棋魂がリードする展開でしたが、CloudもMichaelも上がり目を決めきれないもどかしい時間が続きます。
そうこうしている内に、臨機応変に作戦を変えてきたTeam Japanに追いつかれ、両セットとも逆転負け。
木棋魂の二連覇の夢は露と消えてしまいました。
【全港木棋公開賽2025 – 四强戰】 vs Team Japan Sky
第二試合では、学生モルッカ―・太陽くんの正確なゴロが決まりまくり、ZÖNE-T・Sが2-0でProcessを圧倒。
決勝は日本勢同士の組合せとなり、残念ながら香港勢の優勝は無し、ということになってしまいました。
香港で開催する大会でしたので、本音としては香港のチームに優勝して欲しい気持ちもありましたが、実力勝負ですのでこればかりは仕方ありません。
逆に、日本の強豪モルッカ―のプレーを間近で見ることが出来て、いい刺激になったと思います。
圧巻の決勝戦!優勝チームは⁈
決勝では、ZÖNE-T・Sも善戦したのですが、さすがにTeam Japanには歯が立たず。
正確無比な投擲の連続で、Team Japanが3-0で圧倒。
昨年逃した優勝を見事手繰り寄せました!


今回、予選リーグから決勝まで、Team Japanは9試合19セットをこなしましたが、その内負けたのは予選リーグの1セットのみ。
その1セットも時間切れで敗れるという惜しいもので、今回は貫禄の優勝と言えるでしょう。
なお、河野氏はYouTubeチャンネルで試合の模様をlive配信しており、今もアーカイブとして残っているので、ご興味ある方は是非ご覧になってみて下さい。
トナメ決勝戦 TeamJapanSky vs Z-ÖNE【モルック香港オープン2025】2チーム対戦×3セット先取
アジアから世界へ。モルック発展を目指して
受付では、大会オリジナルTシャツの販売や、大会スポンサーであるSol Mate Clubさんによる香港唯一のクラフトコーラ「馬湾コーラ」の無料提供、プレイヤーズキットの配布などもあり、国際大会らしい運営になったのではないかと思います。
また、試合以外のミニゲームも3種類用意し、こちらもなかなかの盛り上がりでした。
参加者の皆さんも喜んでくれたようで何よりでした。




とは言え、今回の大会、個人的には問題点/改善点が山積していると感じており、やり切った感と同時に、これを改善するのは大変だなぁ、というネガティヴな方面にも向いてしまいます。
しかし、今年は協力してくれる方も増えましたし、新しい試みが出来たのも事実。
次回の香港オープンが更に充実したものになるよう、やはり26年も頑張りたいと思います。
日本から参加してくれた皆さまとも、日本のモルック、世界のモルックについていろいろな情報交換が出来てとても貴重な時間になりました。
特に、日本協会の八ツ賀会長にはとても熱いお話をして頂き、この熱さが日本での普及の源になっているんだなぁ、と実感。
この熱を香港協会も共有し、共にアジアから世界のモルック発展の為に歩んでいきたいと思っています。
まとめ
- フィンランド発祥の木の棒スポーツ
- 先に50点取ったチームが勝利
- 子供から高齢者まで楽しめる競技
- 香港最大の国際モルック大会開催
- 日本から4チーム、香港から20チーム参加
- Team Japan Skyが圧倒的優勝を果たす
鈴木練習参加については鈴木まで連絡下さい。
kameidoshoten@gmail.com
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