モルックとは?
モルックとはフィンランド発祥のスポーツ。
木の棒を投げて木の棒を倒し、先に50点取った方が勝ち。
ボーリングとダーツを合わせたようなスポーツ、と言われています。
激しい動きを必要としないので、子供からお年寄りまで、年齢や性別を問わず楽しめるユニバーサルスポーツです。
モルックの詳しいルールはこちら。
【第10回】香港モルック協会のランキングマッチをリポート!
昨年から今年にかけて、香港モルック協会では、毎月一回香港ランキングマッチという大会を開催してきました。
毎月の大会で上位入賞するとポイントがもらえる仕組みで、年間を通して最も多くポイントを獲得した上位4名が世界大会の国別対抗戦に香港代表選手として選抜されるというフォーマットです。
そのランキングマッチも先日ようやく最終戦(第11戦)を迎え、無事上位4人が国別対抗戦代表に内定しました。その最終戦の様子をリポート致します。

最終戦の様子と熱戦レポート
最終戦は、彩虹駅近くの石坪パークで開催されました。
シングルスの大会なので、優勝者には15点の高得点が付与されます。
前々回の連載でも説明しましたが、1位と2位は既に決まっており、残り二枠を3,4,5,6位の4名の選手が争う状況です。
対象選手は緊張感あふれる一日となります。
しかし、この日の石坪パークのコンディションは最悪。
芝が伸びており、スキットルと呼ばれる木製のピンがなかなか立たない。
地面の状態も伸びた芝のせいでフワフワしており、モルック棒のバウンドが読み難い状況。
更に、会場には日陰になる部分が少なく、各選手とも猛暑に晒されながらの戦いとなりました。


私も選手として参加したのですが、暑熱対策を怠ったせいで熱中症手前の状態になってしまい、ふらふらで手元が定まらず早々に敗戦。
他の有力選手も軒並み大会序盤で敗れ去ってしまい、波乱の大会となりました。
やはりの夏場の屋外モルックは侮れません。
若手選手同士の接戦!決勝戦の結果
そんな悪コンディションをものともせず、決勝に進んだのは、モルック協会会長を務めるMr Looこと勞子諾選手と、過去シングルスの大会で優勝経験がある胡國豪選手。
若い二人による対決となりました。


決勝は3セット先取ですが、若手二人の争いは、最終セットまでもつれ込む大接戦。
陽も落ちてきて過ごしやすい状況になったせいか、二人とも集中力を切らしません。
最後は胡國豪選手が勞子諾選手を振り切り、最終戦を制しました。


この結果、準優勝の勞子諾選手が12点を獲得し、圏外の5位から一気に3位までジャンプアップ。
ギリギリで国別対抗戦メンバー入りを確保しました。
おめでとう!!
香港代表選手の決定

今年の国別代表戦メンバーは、エースのAnsonこと梁皓迅選手、Mrバーティカル何文偉選手、土壇場で代表入りした勞子諾選手、そして私、鈴木の4名となりました。
この他、MMことメインマッチには惜しくも上位4名を逃した選手たちが出場します。
開催地がポーランドということで、欧州勢に地の利はあると思いますが、昨年以上の成績を香港に持ち帰れるよう、精一杯やりたいと思います。
世界大会と新シーズンの開始!
これでランキングマッチの24/25シーズンは終了したのですが、世界大会後の9月から25/26シーズンが早速開始される予定です。
26年の世界大会は、モルックの母国、フィンランドでの開催が決まっています。

しかも、首都ヘルシンキでの初の開催。
香港からは直行便もあるし、空き時間
で観光も楽しめそう。
早速ワクワクが止まりません!
25/26シーズンの詳細については、また後日お知らせしたいと思います。
大会や体験についても、お気軽にお問い合わせください。

鈴木までご連絡ください。
kameidoshoten@gmail.com
さて、次回はポーランドで開催される世界大会での様子をリポートします。香港チームの奮闘にご期待下さい!!
まとめ
- フィンランド発祥のユニバーサルスポーツ
- 香港モルック協会は毎月ランキングマッチを開催
- 猛暑と悪条件の中で多くの波乱が
- 胡國豪選手が優勝
- 国別対抗戦メンバーが決定
- 来年の世界大会はフィンランドで開催!
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