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5つのタクシー会社に新たなライセンスが発行
合計3500台が運行開始
香港運輸署は 3月3日、新たにタクシー会社5社が3月末から順次営業を始めると発表しました。これまで赤・緑・青の3色で営業可能エリアを分け、ライセンスによって市場が守られてきたタクシー業界に大きな変革をもたらすことになりました。5社で合計3500台が新たに運行を開始します。
従来の香港のタクシーは色で営業エリアが分けられており、「赤」が香港島と九龍、「緑」が新界、「水色」がランタオ島で、合わせて約18,000が運行しています。
新たな5つのタクシーは営業エリアに大きな制限がなく、車体の色分けもありません。そしていわゆる「流し」のタクシーではなく、オンラインや電話で事前予約して配車します。料金は従来のタクシーよりも10~20%高めで、各社により異なります。
各社の特徴
- Joie樂行:オレンジ色、800台、Wifiや多言語アプリ対応。
- SynCab:赤白、AI配車、高級EV車425台導入。
- Big Boss:黒・ダークレッド、高級車や車椅子対応車、AI安全装置。
- Big Bee:黄・赤・黒、1,000台、救急キットや荷物対応。
- Amigo:蛍光ピンク、1,000台、AI監視システム。
新タクシーの利用方法
専用アプリでタクシーを予約して呼ぶか、政府指定の13の「指定乗降場所」でタクシーに乗ることができます。そのうちすでに、空港、西九龍駅、国境港、フェリーターミナルにある9つの乗降場所が完成しています。
まとめ
- 新タクシー5社、3月末から運行開始(合計3,500台)。
- 従来の色分けエリア制を廃止、制限なし。
- オンライン・電話予約制、流しはなし。
- 料金は従来より10~20%高、各社で異なる。
- EV車やAI、高級サービスなど特徴多彩。
- アプリか指定13カ所で利用、9カ所完成済み。
(以上、H.S. Planning 2025年3月14日コラムより抜粋して転載)
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