【第11回】香港で携帯電話を忘れたり落としたりしないための対策
皆様、賑やかな街中で携帯電話を忘れたり落としたりする心配、ありますよね。日本では落とした物やお金が戻ることが多いですが、香港では戻りにくい傾向があるので、今日は携帯の忘れ物と落とし物に焦点を当て、その対策を中心にお伝えします。
戻る可能性が低い 忘れ物&落とし物
香港は日本のように落とし物を届ける文化が薄く、落とした携帯電話は戻った体験談が少なく、売却、分解を疑う声が目立ちます。またMTRやショッピングエリアは常に混雑しており、落としたものがすぐに持ち去られる可能性が高く、こうした場所で携帯を無くす事が多いようです。
携帯は高価で転売しやすく、分解されて売られるケースが多く、戻ってくるケースは少ないため、以下に忘れ物、落とし物を防ぐコツを述べます。
忘れ物確認の習慣化
現在地が変わるたびに所持品をチェックする習慣をつける事が大事です。

- レストランや公衆の場所では携帯電話は必ずポケットやバッグ、目の届くところに置き、席を立つ前後にも確認。
- トイレでは心理的に安心して気を抜き忘れ物が多くなるので、トイレを出るたびに必ず持ち物をチェック。
- タクシーや乗り物を降りる際は焦らず急がずに。そして忘れ物がないかをライトをつけてもらってチェック。
- 公共バスに乗るときは、降りる時に慌てないよう降りる駅が近づいてきたら慌てず準備をするとよいでしょう。
- Uberなどのサービスでは 忘れ物に気が付いたらすぐにアプリで連絡することで忘れ物が返ってくる可能性が高いです。携帯電話を忘れた場合は、別の携帯やパソコンからログインして連絡することも可能です。
落としもの防止の工夫
混雑した場所では、人ごみにもまれた際に物がポケットから落ちることがあります。場合によって携帯はポケットではなく手に持つことも対策としてありです。どうしても携帯電話を忘れる方はストラップで手首やベルトにつけるか、首から下げるのが効果的です。
無くした時の準備
落とした時や無くした時を想定して、携帯電話の追跡設定とデータのバックアップをセット。
また落とし物の届け出率は低いとはいえ、失くしたら警察にすぐ相談して落とし物の届け出がないか確認し、届け出があった時の連絡を要請しましょう。
香港生活は安全で楽しいですが、少しの注意で更に安心が増します。近年ますます重要性が増した携帯を安全管理する習慣をつけましょう。

日頃の意識付けと、もしもの時の事前準備をしておこう!
まとめ
- 移動時に持ち物チェックを習慣化
- 公共施設では席を立つ前後に確認
- トイレ後は必ず携帯を確認する
- 乗り物降車時はライトで忘れ物確認
- 混雑時は携帯を手に持つかストラップ
- 紛失時に備え追跡設定とバックアップ
<著者プロフィール>
Mr. イワミ
香港とアジアの文化に携わりながら、警備のプロとして安全を守る仕事をしています。施設やイベントの特性に合わせたセキュリティ計画を立て、リスクを未然に防ぐことに力を入れています。日本のきめ細やかな視点とグローバルな感覚を活かし、現場から管理まで堅実に対応。仕事の合間には街を歩いて周囲の状況を観察したり、新たな改善点を見つけたりしています。あなたの安全と目標を一緒に守るパートナーになれれば嬉しいです。

