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【第9回】香港で、自分の価値を仕事にする—マキコの実録コラム

夫の香港駐在をきっかけに、自身のキャリアを再構築しようと決意したマキコさんの香港で個人事業主として奮闘する日々を綴る実録コラム。
海外で働くことに不安を感じている方、日本での経験が通用するのか悩んでいる方にとって、リアルな体験談はきっと参考になるはずです!

目次

【第9回】 英語メールと香港ブックフェア挑戦記

恭喜發財!もうすぐ旧正月ですね♪

前回記事についてはこちらをご覧ください!

香港人スタッフと英語でのやり取り

社長さんはさらにご親切に、その後はA社から直接購入することもOKいただき

「これからは、香港人スタッフの担当者をつけますので、そのスタッフとやり取りしてください」

と言ってくださいました。ただし、やり取りは英語です、がんばってね!と。

う〜〜、親切なのは本当に助かるのですが、私は英語でメールなんてやり取りしたことがありません。「どうしよう…」というのが正直な気持ちでした。

英語のメールは本当に大変でした。翻訳ソフトを使うものの、翻訳ソフトって、時々、自分の意図しない訳になることもあるし、いかんせん、ビジネスのメールなので、慎重に進めます。

なので、一通のメールの意味を理解して、英文で返信を作るまでに5時間くらいかかることもありました。

頼みの社長さんはCCに入れているのに、一向にフォローしてくれません。そのおかげで、私の英語力はかなり鍛えられ、メールのやり取りの時間も少しずつ短くなっていきました。今となっては愛のムチだった、そう思うことにします。

出演オファーと見積書・契約書のやり取り

A社の社長さんと毎回お話していく中で、「何かコラボレーションをしましょう」という最初のオファーが、なんと!まさかの!香港ブックフェアでの筆文字デモンストレーションでした。

その時は筆文字のレッスンも、まだ数回しかやっていない状態。自分がいくらでやるのが妥当なのか、まったく見当がつかないものの、私は二つ返事でOKしました。

ブックフェアへの出演が決まると、今度は契約書のやり取りです。

香港での仕事は、オファーをいただくと、まず先に契約書(サイン)を交わすのが普通です。契約書の前に見積書を出して、金額と内容を確認します。どんなことをいくらで、どんな形でやるのか、その金額に何が含まれるのか。

さらに、支払い方法や支払い期限、たとえば銀行振り込みなのかキャッシュなのか、イベント終了後1週間以内なのか1か月以内なのか、といったことも記載して、それをお互いにサインしてやり取りします。

この方法だと、オファーを受けた証拠も残りますし、支払いについても明記されているので、後から堂々と請求できます。香港のこのシステムはとても安心して仕事ができるので、ありがたいなと感じました。
*契約書は見積書のサインだけで済ませる場合が大半です*

見積書は、私から作って提出する必要がありました。夫が会社で使っている見積書のサンプルをもらい、それを書き換えて作成し、丸一日かけて仕上げました。夫にチェックしてもらってA社に提出したものの、英語のスペルミスや記入ミスがあり、結局2、3回やり直すことになりました。当時は何度も間違えて情けない。。。という気持ちでしたが、今となってはそれもいい思い出ですね。

BR提出と突然のキャンセル

ようやくOKになった契約書(見積書)を取り交わし、出演が決定しました。

中川さんは香港ではもちろん就労できますよね?と聞かれ、配偶者ビザを持っているので香港での就労は可能です。と回答。そして、さらに「BRを提出してください」と言われ、すでに取得していたBRを自信を持って堂々と提出。これで、香港ブックフェアの出演は確定したはずでした。

…ところが、出演の3日前に届いたメール。

「中川さんの香港での就労がOKかどうか確認できないため、ブックフェアの出演はキャンセルさせてください」

えっっっ。どういうこと???

ここまで来て、まさかの展開です。

この続きは、また次回に…。

まとめ

  • 英語でのメール対応に苦戦した
  • 翻訳ソフトを使い慎重に返信作成
  • 社長のフォローなく英語力が向上
  • 香港ブックフェア出演オファー獲得
  • 見積書・契約書を英語で作成提出
  • BR提出後に突然キャンセル通知

次回は、2026年2月27日公開予定です!

筆者プロフィール

中川麻紀子

東京生まれ。転校9回の子ども時代を通じて、人との関わり方や新しい環境への適応力を自然と身につける。飲食業や営業職を経て、チーズとワインの世界に魅了され、ソムリエとチーズプロフェッショナルの資格を取得。講師としても活動する中で、「伝えることの楽しさ」に目覚める。夫の香港駐在を機に退職し、未知の海外生活へ。語学が苦手で、仕事もない状況からのスタートだったが、奇跡の出会いをきっかけに、香港の人々とつながれる新たな仕事を見出して起業。現在、香港在住9年目。

  • 縁Joyアート® 代表
  • きらめく漢字アート海外認定校 代表
  • 友禅和紙クラフトインストラクター
  • 切り紙パステルアート®インストラクター
  • ワインソムリエ
  • チーズプロフェッショナル(チーズソムリエ)
  • 静岡英和学院大学非常勤講師(チーズ講座)

Instagram :  @studiomk85


香港では、ワーキングビザを取得した家族がスポンサーとなって「配偶者ビザ」を取得した人は、現地での労働が可能です。ただし、駐在員を派遣する企業によっては帯同家族の就労について取り決めがある場合もあります。当コラムを参考にされる場合は、ご注意ください。

過去記事はこちら!

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この記事を書いた人

香港在住4年。プリンに乗ってるカラメルが好き♪

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