モルックとはフィンランド発祥のスポーツ。
木の棒を投げて木の棒を倒し、先に50点取った方が勝ち。
ボーリングとダーツを合わせたようなスポーツ、と言われています。
激しい動きを必要としないので、子供からお年寄りまで、年齢や性別を問わず楽しめるユニバーサルスポーツです。
【第21回】著者:鈴木氏のモルックを始めたきっかけ
さて、先月の香港オープンが終わって以来、香港のモルックシーンには大きな動きはありません。
今月のランキングマッチは1/24(土)なので、今のところランキングにも変化は無し。
ということで、めぼしいトピックも無いので、私がモルックを始めたきっかけについて書きたいと思います。
「さらばきっかけ」
日本の場合だと、モルックを始めたきっかけで最も多いのは、お笑い芸人「さらば青春の光」の森田哲矢さんがモルックやっているのを見て、というものではないかと思います。
私は、これを勝手に「さらばきっかけ」と言っているのですが、実は、私の場合も「さらばきっかけ」に近いものがあります。
私は、もともと日本にいる頃からあまりTVを観る習慣が無く、日本社会の流行り廃りには無縁な生活を送っているタイプでした。
お笑いについても殆ど知識は無く、香港に来てから数年経った2014年頃、友人から狩野英孝さんの話題を振られたのですが、狩野さんとは地元が同じにも関わらず全く彼のことを知らなかったのでひどく驚かれたことを覚えています。
コロナによる一人時間で始めたお笑い動画鑑賞

そんな世間離れした私が変わったのは、コロナがきっかけでした。
それまで、私は香港と中国を行ったり来たりする生活だったのですが、コロナで行き来が出来なくなったため、当時中国に住んでいた家族とは離れ、香港のホテルで一人暮らしをすることになりました。
一人で過ごす時間が増え、それはそれで新鮮だったのですが、移動が制限されるとさすがに時間が余る。
そんな時、ふと思い出して、友人が大好きだと言っていた「サンドウィッチマン」のコント動画をYoutubeで観てみたことでスイッチが入ってしまいました。
お笑いってむちゃむちゃ面白いじゃないか、となり、そこからはお笑いの動画を観ることが日課に。
もともと、何かを深掘りしていくタイプである私は、
サンドウィッチマンから始まり、そこからおススメ動画として流れてくるものを次から次へと観るようになっていきました。
狩野英孝さんがとても有名な芸人さんだったということもそこでようやく知り、自分の不明を恥じ入った次第です。
出会ったある記事
その結果、yahooなどのポータルサイトでも、芸人さん関連のトピックがトップにあったりすると当然のようにクリックするようになってしまっていました。
そんな時、この記事に出会ってしまったのです。
【記事全文】麒麟・川島明 “山形旅行”で衝撃の営業光景「山形県の駅から出て見に行ったら…」 – スポニチ Sponichi Annex 芸能

麒麟の川島さんがラジオで喋ったことを記事にしただけの何気無い内容なのですが、この記事に出てくる「モルック」という単語が妙に気になりました。
まず、意味が分からない。なに? モルックって。
特に解説を加えるでもなく、当たり前のように文中に出てきている。
ということは、もはや社会に流布している、一般名詞的な、誰でも知っている類の言葉なのか…?
にも関わらず、自分は知らない。。。
これはヤバい!
すっかり社会の流行り廃りばかりを気にする軽薄なミーハー人間に成り下がっていた私は、早速モルックという言葉をググってみました。
フィンランド好きに走る衝撃
なになに…、なんと!、フィンランド発祥のスポーツ?!
ここで衝撃が走りました。
実は、私は昔から結構なフィンランド好きで、それまで何度もフィンランドに行っており、食器はイッタラやアラビカ、アパレルや小物はマリメッコで揃えたりしたがるいろいろイタいところのある人間でした。
新婚旅行もフィンランドでしたし、何かとフィンランドを持ち上げたがる人間だったのです。
しかし!
にも関わらず、モルックを知らない。
社会の流行り廃りに敏感で、フィンランド好きを自認しているにも関わらずモルックが何か分からない。
私の流行情報網、フィンランド情報網をも潜り抜け、日本社会で一般名詞化しているモルックというスポーツに猛烈な興味が沸きました。
更に深掘りしていくと、
なになに、世界大会もある?
しかも、再来年の世界大会は日本開催?
これは是非参加してみたい!!!
「国の代表」という言葉の魔力
実は、私はスポーツ一家に生まれたせいで大のスポーツ好き(とはいえ体が弱かったせいで観戦メイン)。子供の頃から、新聞のスポーツ欄を隅々まで舐めるようにして見る習慣がありました。
また、海外にも興味があったため、オリンピックやらアジア大会やらの国際大会にも目が無い。
日本人は、世界でも無類のオリンピック好きな国民として知られていますが、私もその点では典型的な日本人でした。
調べてみると、つい最近まで、旅費が出せればモルック日本代表になれたらしい。
え、これは、もしや自分も国の代表になって国際大会に出るチャンスあり?
国の代表というワードには、妙に心をくすぐられるものがありました。
ということで、更に調べてみると、何と香港にもモルック協会があるではありませんか。
これは連絡してみるしかない!
もしかしたら香港代表になれるかも?
幕を開けたモルックライフ
ということで、先ずオンラインでモルックセットを購入し、この酔狂な話に乗ってくれそうな友人知人に声をかけ、ちょうど参加チームを募集していた「香港オープン」なる大会に参加してみることにしました。
酔狂な話に乗ってくれた友人たちとモルックを実際に始めてみると、これがめちゃくちゃ面白い!
この単純なルールの中にこれだけ面白さが詰まっているのか、という驚きもあり、夜な夜な行う練習にもどんどん熱が入っていきました。
そして迎えた香港オープン本番、練習の成果も出て、初の大会参加ながらベスト8に進出したのです。しかも、ベスト8で惜敗した相手チームが最終的に優勝。
その結果、そこで知り合った香港のモルッカ―達にも何となく認めて貰い、お前ら、なかなかやるじゃないか、香港代表として5月にある「ジャパンオープン」という大会に参加してみないか?と声をかけて貰ったことから、とんとん拍子に香港代表への道が開けたのでした。

初心者でも夢中になれるスポーツの魅力
そこからはもうあっという間でした。8月にあったフィンランドはヒュビンカーで行われた世界大会、10月に鹿児島で行われた日本大会。
これらの大会に参加するうち、香港のガチモルッカ―として認めて貰い、24年の函館世界大会後に協会入りを打診され、いつの間にか副主席になり今に至っています。
麒麟・川島さんに関する記事を見たのが、22年の11月。
その時は、まさかたった半年で香港代表になれるとも思いませんでしたし、こんなにモルックにハマるとも思いませんでした。
しかし、これは実は、モルック界隈あるあるでもあります。
一見パッとしない、華の無さそうな地味なスポーツではありますが、やってみると意外に面白く、沼ってしまう。
モルック始めて数か月で日本代表になった、モルック始めて数か月で世界〇位になった、という方々も結構いらっしゃいます。
日本でモルックが流行り始めた2019年頃からプレーしている方には特に多い印象です。
これは、裏を返せば、初心者でもとっつきやすく、ちょっと練習すればすぐ上手くなれる誰にでも可能性のあるスポーツだということです。
そんなところも、公平性や清廉性を求める時代にマッチしたのでしょう。
以上のような経緯で、香港でのモルックに関わることになった次第でした。
日本協会の八ツ賀会長は、こんなに面白いスポーツを是非皆さんにも楽しんで貰いたい!という一心で、日本での普及を始めたそうなのですが、その気持ちは私にもよーく分かります。
確かに、こんなに面白く、手軽で、世界が近くなるスポーツは稀だと思います。
是非皆さん一緒にモルック棒を投げ、香港生活の思い出の1ページにしてみませんか。
2月8日開催!ランキングマッチ
という訳で、最後に大会のお知らせ。

毎月恒例のランキングマッチ第六戦が2/8(日)に行われます。
今回は2~3人ワンチームの団体戦。是非お気軽にご参加ください。
それから、実は、2026年の世界大会の申込も既に始まっています。開催地はモルックの母国、フィンランドのヘルシンキ。
ちょうど夏休み期間での開催ですので、ご家族や友人同士でフィンランド旅行がてら参加してみては如何でしょうか。
レアな体験になること間違いなしです!!家族で香港代表になるなんてこと、まず有り得ないですよ~
まとめ
- フィンランド発祥の木の棒スポーツ
- コロナ禍でお笑い動画から興味へ
- 麒麟川島の記事でモルックを知る
- 香港オープン初参戦でベスト8進出
- 香港代表として世界大会に参加
- 初心者でも上達しやすい公平な競技
鈴木練習参加については鈴木まで連絡下さい。
kameidoshoten@gmail.com
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