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【第14回】「海外資産2.0」知らないと損する!若い世代の国際終活プランニング
前回のコラムでは、海外資産の終活の基本についてお伝えしました。今回は一歩進んで、香港在住の若手日本人が見落としがちな具体的なポイントと、最新の対策方法についてご紹介します。
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デジタル資産時代の新たな課題
オンライン証券口座、海外ETF、国際分散投資、海外保険…。グローバル化が進んでいる現代では、親世代とは資産状況も大きく異なります。香港在住の32歳のKさんは、日本の銀行口座、香港の投資口座に加え、複数の海外プラットフォームで資産運用。「家族には何をどこで運用しているか、全く伝えていない」と話します。
しかし、国際分散投資した資産は、各国の異なるルールの下にあるだけに、記録と引継ぎ方法を明確にしておかなければ、大切な家族が手続きに苦労するリスクがあります。

国際的な税務の落とし穴
海外の資産だったらわからないのでは?とか税金はかからないのでは?と思われている方もいらっしゃいます。
香港と日本で資産を持つ場合、両国の税制の違いを理解しておくことが重要です。例えば、日本では相続税や贈与税の課税対象は全世界の資産ですが、一定の条件を満たせば海外資産への課税がなくなる場合もあります。
海外資産を守るための実践的ステップ
- 資産マッピングの作成:すべての口座、投資先、アクセス方法を一覧化しましょう。特に香港や他の海外市場での投資は、金融機関ごとに手続きが異なります。
- 言語の壁への対策:多くの海外金融機関は、相続手続きでも英語や中国語での対応が基本です。家族が困らないよう、必要な手続きの翻訳資料を残しておくことも検討しましょう。
- 国際対応の専門家リストの作成:日本と香港両方の事情に詳しいファイナンシャルプランナーや弁護士の連絡先リストを作成し、家族と共有しておくことで、万が一の際のサポート体制を整えられます。

若いからこそ始める「未来設計型」終活
終活は「終わり」のための準備ではなく、より自由な人生を送るための「始まり」でもあります。香港と日本という二つの世界で活躍する皆さんだからこそ、国際的な視点での資産設計が可能です。
「いつか必要になるだろう」ではなく、「今から始める」。それが国際都市香港で資産を築く賢明な選択ではないでしょうか。
まとめ
- 海外資産は国ごとに異なるルール
- 資産マッピングで口座と投資を整理
- 相続税は全世界資産が対象となる
- 翻訳資料で言語の壁を事前に解消
- 専門家リストを家族と共有して安心
- 終活は未来設計型の人生準備である
Insurance110 近藤将来を見据えた資産の終活を始めましょう!
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