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中国SNSの“11億人の声”を解析するAIマーケティング「KENTOSHI株式会社」

東京・恵比寿に拠点を置くKENTOSHI株式会社は、データとAIの力で中国市場への架け橋をつくる企業です。独自ネットワークを通じ、中国SNSやEC情報を日本企業に届けます。

目次

中国ビッグデータに挑む、KENTOSHI誕生の背景

「2006年に北京でネットマーケティング会社を立ち上げた当初、GoogleやFacebookが次々と使えなくなり、代わりにタオバオやWeibo、WeChatが登場したのです」と山本氏は振り返ります。日本企業が中国SNSにアクセスしづらい現状を知り、2015年に北京での事業を譲渡後、田氏と共にKENTOSHI株式会社を設立。

「我々の強みは、実際に現地で培った経験です」と山本氏。田氏も「広州や東京でインバウンドや越境ECを手掛ける中で、企業が中国の巨大市場に正しくアプローチできていない現実を見た」と語ります。こうして誕生したのが、日中間のデータ壁“グレートファイヤーウォール”を超え、中国現地の情報を正規ルートで日本へ届けるデータ&AIサービス【GREAT WALL】でした。

GREAT WALL の3つの特徴

AIによる自動分析と戦略提案で効率化

ビッグデータとAIを組み合わせ、市場動向や消費者行動をリアルタイムで分析します。自然言語処理を駆使し、効果的なSNS運用や戦略策定を自動で支援します。

月額10万円でSNS運用と効果保証を実現

WeChat、Weibo、小紅書(RED)の3媒体を月額10万円で運用。投稿作成・翻訳・配信をAIが担当し、月5,000回の閲覧保証で中小企業でも導入できるパッケージサービス化に成功。

越境ECとインバウンド支援で販路を拡大

中国市場への越境EC展開や観光客向けのインバウンド施策を一体的に支援します。データ分析とAIを活用し、販売促進からリピート購買までを効果的にサポートします。

規制を超えたデータ分析、香港で成果拡大

GREAT WALLは、制限付きながら公式にSNS・WEBデータを特別に日本企業へ提供する仕組みです。「11億人分のネットデータからAIで消費トレンドを抽出します」と田氏。

同社では、WeChat・Weibo・小紅書(RED)の3大SNSを分析対象に、AIが自動生成する中国語コンテンツで配信サポートを行っています。月額10万円で運用・翻訳から効果保証(5,000インプレッション)までを一括提供。香港の焼肉店では「投稿初月から中国本土からの予約が毎週コンスタントに入るようになりました」との実績も。

「AIを活用することで、各クライアントの業務は確認だけ。コンテンツ制作は不要です。完全自動化によって低コストを実現できました」と山本氏は語ります。香港市場でも、REDによる口コミ効果で顧客流入が急増しています。

AI×越境ECで「知彼知己」時代のマーケティング

「『彼を知り己を知れば百戦殆からず』。孫子の戦略思想をAIに組み込み、精緻なマーケティングを実現しています」と山本氏は語ります。GREAT WALLのビッグデータ解析は、企業の市場動向・消費者行動を分析し、戦略策定を支援するものです。

「SNSの次はインバウンドと越境ECです。訪日観光客が帰国後も継続的に商品を購入できるスキームを構築しています」と田氏。実際、日本のスニーカーショップや和牛専門店では、SNSをきっかけにリピート購入が発生しているといいます。

「質の高い日本製品とサービスを、AIとデータの力で世界に伝える。それが我々の使命です」と山本氏。今後は香港を起点に、東南アジアや欧米市場への展開も視野に入れています。

まとめ

  • 北京での現場経験からKENTOSHIが誕生
  • データ壁を越えるGREAT WALLを開発
  • 中国当局との調整で合法的データ提供を実現
  • SNS運用をAIで自動化、低コスト化を達成
  • 香港ではREDを活用し集客と予約を実現
  • 今後はAIを軸に越境EC事業へ拡大予定

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