新田さんの歩みと保険業界への転身
新田さんは1990年に香港へ渡り、旅行会社の駐在員としてキャリアをスタートさせました。その後、商社やメーカーで勤務し、通訳業にも従事。広東語や北京語を活かし、商談や裁判の通訳を行いながら、多岐にわたる業界で経験を積みました。2012年からは保険業界へと転身し、マニュライフ香港で活動を開始。コロナ禍を機に保険業へ完全にシフトし、資産運用や相続対策を中心とした保険プランの提案を行っています。
香港で保険を検討するメリットとは
日本の保険制度との大きな違い
新田さんは、日本と香港の保険業界の違いについて次のように語ります。
「日本の保険は資産の大半が国債に投資されており、運用益が低いです。一方、香港の保険は世界中に分散投資できるため、運用の柔軟性と収益性が高くなっています。また、香港には相続税や贈与税がなく、資産を次世代にスムーズに引き継ぐことが可能です」
香港では資産継承のツールとして活躍
香港では、保険商品の名義変更が無制限に可能であり、資産承継の際の選択肢が広がります。「例えば、保険を活用すれば、相続手続きの煩雑さを回避できるだけでなく、信託機能を利用し、段階的に資金を子供や孫へ渡すこともできます」と新田さんは説明します。
そのため、富裕層の間では保険が遺産相続の重要なツールとして活用されているといいます。「保険金は遺産相続の対象外となるため、迅速に受取人へ渡すことができます。加えて、保険会社が資産の分配を管理してくれるため、安心して活用できるのです」
保険は「時間」こそが利益を生む
新田さんは、若い世代へ向けても資産形成の重要性を説いています。「保険は複利で増えていくため、早いうちから加入すると将来的に大きな資産になります。どんな商品も時間を味方につけることで利益を生みます。若い人には、長期的な視点で保険を活用してほしいですね」
ただし、香港で保険に加入できるのは居住している人のみ。駐在員の場合、一時的な滞在期間にこそ検討を、と新田さんは加える。
「お客様の資産管理をより戦略的に支援できるよう、日々学びを続けていきます」と語る新田さん。香港の保険業界が持つ魅力と可能性を、今後も広く伝えていくことを目指しているそうです。
まとめ
- 日本と違い、香港保険は運用の自由度が高い
- 相続税・贈与税なし、資産承継に有利
- 名義変更・信託機能で柔軟な資産管理可能
- 若いうちからの複利運用が資産形成に重要
- 香港駐在中の保険契約が将来の安心につながる
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