香港での新挑戦
日本文化と融合させた飲用シーンを創出したい
アサヒビールのプレミアムビール、「アサヒスーパードライ」は、⾷事とビールの両⽅を継続的に楽しめる点を強みとしてきました。Asahi Beer Asia Ltd、セールスマネージャーの⽯垣絵梨⼦さんは、「お酒のみを楽しむバー文化なども活発な⾹港で、⾷事との接点を増やし、⽇本⽂化と融合した新しい飲⽤シーンを創出したい」と語ります。
⽯垣絵梨⼦さんは現在 Asahi Beer Asia Ltd に所属し、⾹港での新機軸での事業展開を担っています。同社の新戦略に伴い新しいポジションに就いたため、ローカルスタッフやデータを頼りに市場を把握したとか。市場調査については、「インターネットの情報も使いますけど、正直、それほど精度が⾼くない印象です」と苦笑い。「ですので、⾃分で歩いて、ここにこんな店があるって⾃分で地図にチェックしたり、⼈脈でオススメを聞いて回ったりしています」
「⾹港の⽇本⾷レストランは全体の約20%が⽇本⼈オーナーで、約80%はローカルの方などが経営されています。⽇本⼈オーナーの方は⾷材やリアルな日本文化・技術にこだわる⼀⽅、ローカルの⽅はフュージョンやモダンなアレンジを加えることが多くて、そこが⾯⽩い差別化になっていますね。また、エリアも広範囲で、新界も含めてどこでもチャンスはあると思っています」
ブランド体験を広げる取り組みも
⾹港はバーのような場所でお酒だけを楽しむ⼈も多く、⽇本のように⾷事と合わせる習慣はまだ根付いていない、と⽯垣さんはいいます。
「今後は、⽇本料理とビールのペアリングを推奨したいですね。⽇本⾷って繊細な味わいが⼤事。例えば、アサヒスーパードライはビールの味わいもしっかりありながら、クリーンなキレ味も兼ねそろえているので食事の邪魔をしません。何杯でも楽しめます。それを⾹港でもっと広めたい」
飲食スタイルの多様化が進んでいるなか、同社も積極的に取り入れているとか。
「消費者の広いニーズに応え、エントリーユーザーの方にも楽しんでもらえるように、⾹港では⿊ビールの『アサヒ黒生』や、様々なフレーバーで楽しめる『アサヒサワー』を昨年発売しました。王道ビールだけではなく、いろいろなスタイルでお酒を味わってみたい、自分のスタイルに合った商品を楽しみたい方におすすめです。私たちも香港の消費者の皆さんのニーズにお応えできるように、どんどん新しい試みを進めていきます。香港の街角でお会いした際には、ぜひ一緒に乾杯しましょう!」

まとめ
- 日本文化とビールの融合を目指す
- アサヒスーパードライの優れたポイント
- ⾷事とのペアリングを推奨
- 市場調査は独自で進める
- 飲用体験を広げる新商品を展開
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