2025年2月、日本人男性の筆者は香港人の女性と結婚しました。
パートナーと付き合い始め、個人差はあるものの時期が来たら結婚を意識される方も少なくないでしょう。そこで、実際私たちが香港にて入籍した流れを、順を追って解説付きでお話しさせていただきます。
弁護士や専門家には依頼していませんので、あくまでも個人で行なったものとして参考にしていただければ幸いです。
前提として、2025年2月時点で、共に婚姻歴の無い香港在住日本人男性(筆者)と香港人女性が籍を入れるまでのお話です。
Bridegroom(筆者)…香港在住日本人(非永久居民)
Bride…香港人
ここまで、
- 結婚を決めたらまず
- 本登録から調印式までの準備
についてご紹介してきました。

婚姻調印式と敬茶
あっという間の調印式
諸準備が終わり、当日。式場集合時間は予約時刻の30分前。
依頼して来てくれたWitness2人と共に、前回提出した書類の最終確認をし、サインします。その後Witness含む4名分の香港IDを提出し、式費用HKD715を支払い受付は終了です。
このとき、私だけパスポートは無いのかと言われたのですが、大丈夫でした。本登録の際に案内された「持ち物リスト」には含まれていなかったので持っていませんでした。このように、イレギュラーなことを聞かれるときもありますが、書類に従っていれば大丈夫だと思われます。
なお、式は15分刻みで行われているようで、待っている間に記念撮影をしている別のカップルがちらほら見えました。
時間になり、婚姻調印式が始まりました。厳かな雰囲気の中、淡々と進み、Marriage Vowを新郎・新婦がそれぞれ読み上げサインをしたあと、それぞれのWitnessにサインをしてもらい無事終了。始まるまで緊張でしたが本番は所要時間およそ10分、意外と呆気なく終わって拍子抜けでした(笑)。

撮影スポットで記念撮影
その後会場外に新設されていた撮影スポットで記念撮影。メインスポットは100人ぐらいの集合写真も撮影可能なぐらいの広さがあります。なお、こちらは一般開放されているため、いつでも誰でも撮影可能です。
レストランで「敬茶儀式」
そして来場者へお礼のお食事をと、近隣ホテルのレストランの一角を貸切りパーティへ。コース料理の途中で、親族から必ずしなければならないと意見があった「敬茶儀式」を行うことに。
敬茶とは、本来は調印前に行う香港伝統のティーセレモニーの事です。お世話になった両親、親族へ今までの感謝の意を込め、縁起の良い棗や蓮の実を二つずつ入れたお茶を捧げ、受け取り飲んだ人はお金入りの封筒を渡す、という結婚には付き物の儀式です。
元々は行わない予定でしたが、親族のプッシュと協力により簡素ではありましたが行いました。日本には無い独特な風習ですが、家族と伝統を重んじる香港ならではの儀式でした。見守っていただきましたご来場者と親族には、この場をお借りして改めて感謝の意を表します。

調印式当日の模様はここまで。次回(最終回)は、「日本への申請とまとめ」についてご紹介します。

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