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【香港UPDATE】2025年5月20日

「香港国際ドラゴンボートレース」は、5月31日の端午節から6月8日までの9日間連続で開催され、尖沙咀東部ウォーターフロントは香港最大級のカーニバル会場に。レースに合わせて、ビアガーデン、ライブ放送、「シルク・ドゥ・ソレイユ」のアクロバットパフォーマンスが披露される予定。

中国EVバッテリーCATL香港上場

中国の車載電池大手、寧徳時代新能源科技(CATL)は、香港市場への重複上場により46億米ドル(約6700億円)を調達しました。今年最大の上場規模となります。公開価格は仮条件の上限である1株263香港ドル(約4900円)に設定され、投資家の強い関心を反映し、配分が15%積み増しされました。

CATLは米国関連のリスクを避けるため、一部の米機関投資家を除外しましたが、世界のEV用バッテリー市場で約38%のシェアを持ち、2位の中国EV最大手・比亜迪(BYD)の倍以上である点が評価されました。顧客にはテスラ、フォルクスワーゲン(VW)、フォード・モーター、メルセデス・ベンツグループなどが名を連ねます。

また、CATLは技術革新にも力を入れており、先月発表したバッテリー「神行」の改良版は、5分間の充電で520キロの航続距離を実現可能です。香港証券取引所での取引開始は20日を予定しています。(RTHK)

金子眼鏡、香港に国際拠点設置

日本のハンドメイドアイウェアブランド「金子眼鏡」は、香港オフィスを国際本部へ昇格させ、グローバル展開の拠点としました。昨年11月にセントラル地区に直営店をオープンし、好評を得たことを受け、尖沙咀に2号店となるコンセプトストアを開設しました。 

インベスト香港(InvestHK)の劉智元氏は、「金子眼鏡の急速な事業拡大は、香港の国際的なサプライチェーンマネジメント拠点としての強みを証明するものです」と述べています。金子眼鏡の秋田徹氏は、香港が単なる小売市場ではなく、国際戦略の重要なハブであることを強調しました。 

新店舗は日本国外最大の規模となり、ASEANや中東からの観光客増加による市場拡大が期待されています。金子眼鏡は1958年創業の老舗で、自社ブランドの企画・販売に加え、アパレル企業とのコラボも積極的に展開しています。(2025年5月16日 GovHK

香港でCOVID-19の感染拡大

香港ではCOVID-19の監視指標が1年ぶりの高水準に達し、感染が急拡大しています。保健省健康保護センター(CHP)によると、5月10日までの週の最新データでは、検査陽性率が13.66%に上昇し、SARS-CoV-2のウイルス量も約71万コピー/リットルに達しました。これは過去1年間で最高記録となります。 

CHPはこの急増の背景として、変異株の変化と集団免疫の低下を指摘しています。今年3月下旬以降、香港ではXDV株が優勢になりましたが、現時点で重症化リスクが高いという証拠はありません。それでも、過去4週間で成人の重症症例は81件、うち死亡例は30件に上り、患者の83%が65歳以上の高齢者でした。また、CHPが記録した小児の重症例は5件で、そのうち3件はワクチンを未接種でした。  CHPは、特に高リスク者に対し、COVID-19ワクチンの追加接種を早急に受けるよう強く求めています。 (2025年5月15日 GovHK

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この記事を書いた人

香港大好き20余年。マラソン超遅ランナー

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