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【第3回】NAMICOの出産日記:香港の公立病院で迎えた奇跡の日々!

目次

【第3回】予定日よりも早めだった!入院~出産ドキュメント


香港在住6年目になりました、NAMICOです!
2024年に香港のクイーンエリザベス病院で第一子を出産しました。

我々にとって異国である香港での出産には不安もあると思うので、私の経験をシェアさせていただきます。一つの経験談として少しでも参考になれば幸いです。

YouTubeでは広東語で妊娠・出産の文化の違いについて話しています。日本語字幕もつけていますので、ぜひ合わせてご覧ください!

本編の前に…妊娠出産にまつわる広東語📖✍️

以下は私が広東語で看護師や医者とやりとりする際に初めて学んだ広東語の単語を毎回いくつかご紹介します!

  • 催生(ちょいさん): 誘発分娩
  • 見紅(ぎんほん): おしるし
  • 陣痛(じゃんとん): 陣痛

【妊娠38週】突然一週間後に誘発分娩?

お腹の中のベビーが元々小さめなのに加えて、成長率が低くなってきていたので、胎盤や臍帯を通してきちんと栄養を摂れているか心配だということで、予定日よりも2週間早めの38週に誘発分娩をすることになりました。

突然の医者の決定に当時は心の準備が出来ておらず、不安と恐怖でいっぱいになりましたが、1週間で覚悟を決め、入院当日は「産むぞ!」という気持ちで出発しました。当日の朝は香港で出産前に食べる食べ物として定番の生姜チャーハンを食べ、朝8時に病院へ向かいました。生姜チャーハンは香港では「妊婦チャーハン」と呼ばれていて、体が温かくなり、パワーが出ると言われているそうです。

心の準備も完了!いよいよ病院へ!

病院に着いて、ピンクの病院着に着替え、胎児の心拍と子宮頸の成熟具合をチェック。若い男性の先生にお股の奥まで手を突っ込まれたので初めはびっくりしました!その後何度かチェックがありましたが、男性の先生の場合は必ず隣に女性の看護師さんが付いてくれていたので少し安心でした。

子宮頸はまだ成熟していないとのことで、子宮頸を柔らかくする薬を直接塗って一晩待つことになりました。
その晩は生理痛より少し重いくらいの痛みが続いて地味に辛かったです。

準備していたカイロ、アイマスク、マッサージボールが大活躍!(実際の写真)

一晩待って、いよいよ出産へ

その日の夜におしるしがありました。次の日の朝、もう一度お股に手を突っ込まれ子宮頸のチェック。今日出産できる状態とのことで、紫の割烹着のような服に着替え、手の甲に点滴の管を打って、準備完了!この点滴の管が結構太くて、打つときなかなか痛くて、出産から1年経った今でも少し傷跡が残っています。

痛々しい(実際の写真)

分娩室に移動する前に「今から携帯電話の電源は切ってもらうので、今旦那さんに電話して来てもらうように。お産に何時間かかるか分からないからご飯を食べてから来るように伝えて」と看護師から言われ、その場で夫に電話をかけました。その後全ての荷物を持って分娩室へ移動しました。

無事、赤ちゃん誕生

分娩室に着いて分娩台に上がり、11時に人工破水と陣痛促進剤の投与を開始しました。看護師さんがリラックスできる音楽を流してくれたり、アロマオイルをつけたガーゼを顔の横に置いてくれたり、笑気ガスを準備してくれたりしてこれから陣痛が来るのかとソワソワしました。

11時45分頃には夫が到着。まだ笑って話せていたのに、どんどん痛みが強くなっていき、もう無理!限界だ!と足をバタバタさせていたら医者や看護師たちが10人くらい部屋に入ってきて、ソワソワ動き出しました。

私の鼻に酸素チューブが付けられ、足を台にのせられ、医者に「俾你屙啦!(いきんでいいよ!)」と言われました。2回の陣痛の波をいきんだら、13時15分には産まれました!頭が出てきているその瞬間に医者が会陰をしっかり押さえて柔らかくほぐしてくれている感覚があって、そのおかげか、会陰切開も不要で安産でした。

出産後はさっそく写真撮影♪

夫は泣きながら隣にずっといてくれて、胎盤も臍の緒もしっかり見ていました。産む時に臍の緒がベビーの首に引っかかってしまっていたようで、夫が臍の緒を切ることは叶いませんでしたが、通常は希望すると切らせてくれるそうです。

生まれたてのベビーには「QE Baby」(QEは病院名のQueen Elizabethの略字)と書かれた可愛い帽子を被せてくれて、私の胸に置いてくれました。

産まれた後は携帯の電源入れて写真撮影してOKで、たくさん写真を撮りました。病院側でも記念撮影してくれて、印刷した写真をプレゼントしてくれます。

実際の写真

産後の病院での過ごし方

分娩室から母子同室部屋へ

分娩室でしばらく3人で過ごした後、生まれたてのベビーを私の顔の横に置き、ベッドのままいくつかの病棟を通り入院病棟へ運ばれます。6人部屋で母子同室なので、他のベビーの泣き声も聞こえてきます。

私のベビーの場合、心拍や黄疸の数値で引っかかり、医者の元で要観察とのことで、私一人で過ごすことになりました。ベビーは別の病棟に入院中という形で、面会時間に会いに行けるのは両親のみだったので、病院に訪ねてきてくれた家族、親戚、友達にベビーを見せられなくて残念でした!

2日後に退院

二日後にはベビーも私も退院OKが出て、無事に退院しました。こんなに色々やってもらったのに退院時のお支払いはたったの435ドル!ありがたいことです。その後は病院の指示通り、家の近くの健康院へ通いベビーの身体測定や黄疸のチェックをしてもらいました。

次回は妊娠出産にまつわる文化の違いについてお話しします!

初めての著書が出版されました!

この度、初めての著書『日本人在香港生活 100個文化衝撃』が出版されました!
2019年に香港生活が始まり、正反対とも言える日本と香港の文化の違いに衝撃を受け、葛藤してきた様子を描いています。文化の違いを知って、もっと香港や日本のことを理解するきっかけになったら嬉しいです。

香港の出版社、Signer亮創店さんから出版。香港内の主要書店で取り扱いがあります!

まとめ

  • 妊娠38週で誘発分娩が決定
  • 生姜チャーハンで出産準備完了
  • 子宮頸成熟のため薬を塗布
  • 陣痛促進剤と人工破水で開始
  • 夫の立ち会いで無事に出産
  • 母子同室で2日後に退院

NAMICO
なんで私が香港に!?香港6年目の今では香港が大好きになってしまいました!
日本と香港の文化の違いについて発信しています。
YouTube: @namico_gotohk
IG: @namico_gotohk

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この記事を書いた人

香港在住4年。プリンに乗ってるカラメルが好き♪

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