モルックとは?
モルックとはフィンランド発祥のスポーツ。
木の棒を投げて木の棒を倒し、先に50点取った方が勝ち。
ボーリングとダーツを合わせたようなスポーツ、と言われています。
激しい動きを必要としないので、子供からお年寄りまで、年齢や性別を問わず楽しめるユニバーサルスポーツです。
モルックの詳しいルールはこちら。
【第8回】ポーランド世界大会出場選手の選考中!
アジアからは、日本、韓国、香港が参加
ポーランドでの世界大会がいよいよ来月に迫っています。
香港からは3チームが出場しますが、各選手とも徐々にいい意味での緊張感が出て来ています。
IMO(世界モルック連盟)の発表によれば、欧州勢を中心に21か国がエントリー。
フィンランドやフランス、チェコやエストニアといったおなじみの国から、アフリカから初の参加となるアルジェリア、更には戦火に揺れるウクライナからの選手もおり、本当にワールドワイドな大会となります。
アジアからは、日本、韓国、香港が参加。
日本からは、あの有名人もエントリーしているようです…!
世界大会では3種目で競われる
世界大会について簡単に説明すると、大会は一種目だけではなく、3種目によって構成されています。
世界陸上に短距離や長距離、跳躍など様々な種目があったり、世界卓球にシングルスやダブルスがあるのと同じですね。
モルック世界大会の種目は以下の3種です。
- 1国1チームのみの国別対抗戦(ネイションズカップ)
- 2人1組のペア戦で競うウォーミングアップマッチ
- 最後に4人一チームのメインマッチ(MM)
二人一組のウォーミングアップマッチは、その名の通り練習試合的な要素が強い種目ですが、国別対抗戦とMMは緊張感あふれる真剣勝負の連続です。
昨年、香港チームは国別対抗戦で銅メダルを獲得しており、今年は世界一を目標に掲げて練習してきました。
メインマッチ出場選手4人の選考を実施
この国別対抗戦に出場できるのは、香港の場合は4人のみ。
この最強の4人を選抜する為、今年は一年を通し、毎月ランキングマッチという大会を開催してきました。
毎月の大会で上位に入るとポイントが獲得でき、全てのランキングマッチが終了した時点で、トータルポイント上位4名の選手が国別対抗戦の選手として選抜されるという仕組みです。
残る2枠は2025年7月26日に決まります!
現時点で、残るランキングマッチは7月26日に開催される最終戦のみ。
4名中既に2名は内定しており、残る枠は2名。
この2名の枠を目指して、当落線上にいる4名の選手が争っている状況です。
対象となる4名の選手にとってはドキドキの最終戦となります。


国別対抗戦選手に内定したWyman選手
さて、今日は国別対抗戦選手に内定しているWymanこと何文偉選手に世界大会への意気込みやモルックの魅力を話して貰いました。
モルックには「縦投げ」と「横投げ」があります。
「横投げ」は文字通りモルックを並行に持ち、多くのスキットルを倒すのに必要な基本的な投げ方。対して「縦投げ」はモルックを縦に持ち、狙ったスキットルのみに当てたいときなどに効果的な、精度が問われる投げ方です。
何選手はこの縦投げを得意とするMr Vertical。
今年は年間通して最も安定した成績を残し、現在香港ランキング2位。
3位以下とは差が開いている為、最終戦を待たずして国別対抗戦へのメンバーに内定しました。
先日開催された第十戦でも優勝しており、現在香港で最も仕上がってる選手の一人です。


何選手のコメント:
ポーランドの世界大会では、昨年の国別対抗戦での成績を超えることが目標です。
具体的に順位を言うなら、勿論世界一。
チームメートと協力しながら、優勝カップを是非香港に持ち帰りたいと思います。
もともと私は、香港政府主催イベントでモルックに出会いました。
ルールは簡単なのですが、やってみると意外に奥が深く、面白い。
しかも、始めるのにコストもかからない。
また、いろいろな年代の選手と親しくなれるところも魅力ですね。
一人でも練習が出来て、自分に挑戦するようなストイックさが求められるところも気に入っています。
最近のモルックでは、様々なスキルが編み出されており、新しい技術に驚かされることも多いです。
私も新しい技を開発して、試合で試したいと思っています。
希望としては、香港内でもっと普及させて欲しいし、香港全体のレベルをもっと上げたい。
香港モルック協会にも期待しています
上述の通り、何選手はモルック棒を縦に投げるちょっと変わった投法を得意とする選手なのですが、新しい技術に興味津々なところなど、彼らしいコメントが聞けました。
世界大会では得意の「縦投げ」で是非活躍して欲しいです。

7月開催の香港での大会のお知らせ
最後に、7月開催の大会のお知らせ。
- 7月5日(土)リトルオウルカップ(親子モルック大会) (終了)
- 7月19日(土)ナイトオウルカップ
- 7月26日(土)香港ランキングマッチ第11戦(最終戦。個人戦)


7月19日に開催されるナイトオウルカップは、香港初の試みとなる夜に開催される大会。
ワンチーム2~3人の団体戦です。夜の大会なので、日焼けの心配も無し。
大会や体験会などについてはお気軽にご連絡下さい。

鈴木までご連絡ください。
kameidoshoten@gmail.com
次回は、7/5に開催された親子オウルカップの模様をレポートします。
まとめ
- ナイト大会など香港で大会多彩に開催
- モルックは年齢問わず楽しめるスポーツ
- 世界大会に日本・韓国・香港が出場
- 香港チームは国別戦で銅の実績あり
- Wyman選手が国別戦代表に内定
- 7月26日最終戦で残り2枠が決定
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