一般社団法人アジア経営者連合会(以下ALA)は、株式会社エイチ・アイ・エスの最高顧問、澤田秀雄氏のもと、2008年9月に創設されました。同団体は、アジア地域のリーダーシップとビジネスの発展を促進するプラットフォームとして活動しています。 今回は、その香港支局長を務める井本幸一氏(H.S. Planning (HK) Limited代表取締役)に香港支局の取り組みについてお話を伺いました。
アジア経営者連合会:香港支局のビジネス支援と交流戦略
香港支局のビジネス支援
井本氏は香港でバックオフィス業務を支援する会社を長年にわたり経営しています。起業した動機は、「日本には国内で完結するビジネスが沢山あったが、香港にはクロスボーダービジネスの開拓余地があり、新たなチャンスがあると考え、日本人起業家を支援したいという思いから挑戦した」と語りました。澤田氏との出会いを経て香港支局を担当し、香港でのビジネス展開を模索する経営者たち、ALA会員との交流を積極的に図っていきたいといいます。
香港での成功の秘訣と、香港×日本のビジネス交流促進
香港を問わずどの海外市場でもいえることかもしれませんが、ビジネスを成功させる秘訣は、その国の国民性、商習慣、トレンドなど市場への理解が大切です。
ALA香港支局は、香港と日本、双方への積極的な理解を促すため、ALAの会員及び香港支局として、香港中小企業型総商会とALAの友好団体締結をし、香港や日本でのセミナー企画にも力を入れています。香港支局はこういった活動から、活躍する地元華僑の経営者たち、日本の経営者、ALA会員間の交流と学びの場を増やし、ALAに貢献しています。
今後の香港でのビジネスチャンス
香港在住や滞在経験のある方ならご存知でしょうが、香港の人々にとって日本の文化や製品は生活の一部となっています。このため、香港で新しい商品を展開したいと考える日本の経営者は少なくありません。
「香港の利点を生かし、新商品やサービスを導入しようとする場合、香港に対する理解が重要ですが、今後も機会はあると考えられます。中国本土からの訪問者にもアプローチできるため、大きな市場へのテストマーケティングの場としても有効かもしれません。」
また、「香港は小さな都市ですが、グルメの楽園であり、評判の良いレストランは常に混雑しており、予約が困難なところも多いです。飲食業界はCovid-19以降も厳しい状況が続いていますが、特別な体験ができる店には依然として需要があります。消費者の関心はモノからコトへと移行し、独自で貴重な経験が重視されているようです」と井本氏は指摘しています。


まとめ
- アジア各国の経済交流促進のために、セミナーや交流会などのイベントを積極的に企画
- 香港と日本のビジネス交流の重要性を強調
- 香港の文化や需要を理解した商品やサービスの導入が重要
- 中国本土からの訪問者へのアプローチも重要視
- 香港の飲食業界は厳しい状況だが、特別な体験ができる店には需要がある
基本情報

#アジア経営者連合会 #香港支局 #ビジネス支援 #交流戦略 #H_S_Planning #日本企業 #香港ビジネス #新たなチャンス #日本人起業家 #香港×日本 #ビジネス交流 #セミナー企画 #中国本土 #飲食業界 #AsiaLeadersAssociation