新しい土地での新生活に欠かせないのが、「住まい探し」です。土地勘のわからない人にとって、不動産エージェントの方のアシストは頼みの綱です。My Hong Kong では、3人のエキスパートから、香港で住まい探しする際に知っておきたい知識を教えていただきました。お伺いした内容は以下の通りです。
住みやすいエリアとトレンドを押さえよう!
「弊社は日系エージェントとして長年日本人駐在員とファミリーを支えてきました」というのはエイブル香港支店の井上直文さん。住まい探しに頻出するエリア名と特徴を上げていただきました。

紅磡(Hung Hom)
紅磡はかつてメーカー系駐在員に人気で、数十人規模で住んでいます。日本人学校のスクールバスが停車し、尖沙咀などのオフィス街へのアクセスが良い点が魅力。また、日本人学校がある香港島と大埔の中間地点であり、将来大埔に統一化することを考慮しても、やはり紅磡は子育て家庭にも便利。隣駅の黄埔駅の開通でさらにエリアは広くなり、単身者やカップルにも適した物件も増加。予算に応じて柔軟に選べるのが特徴です。
啟德(Kai Tak)
昔の啟德空港跡地で、新しいマンションが続々建設中。数年前の将軍澳のような大規模発展エリアです。啟德スタジアムのオープン、SOGOやイオンストアやシティスーパーも進出し、あと5年ほどで環境が整う見込み。尖沙咀へのアクセスも良好で、オフィス勤務の単身者や夫婦におススメできます。ただし、日本人学校のバスが停まらないので、子連れ家庭はインターナショナルスクールへの通学が条件。
大角咀(Tai Kok Tsui)・奥運(Olympic)
大角咀やオリンピックエリアは、狭いが安価で新しい物件が魅力です。現地採用の単身者やカップルに人気で、予算を抑えたい若者に支持されています。旺角や尖沙咀へのアクセスもよく、オリンピック駅からは香港駅(中環)までMTR直通で移動利便性が高い。中心地に近いながらも落ち着きがあり、気軽に住める環境を求める層に適したエリア。
北角(North Point)
香港島の日本人に人気上昇中の住宅エリア。以前は太古が日本人駐在員の人気エリアでしたが、建物が古くなり、現在は海岸線沿いに建てられた新築マンションが人気。銅鑼湾へのアクセスが良く、生活環境が整うエリアとして支持されています。香港島での生活を求める日本人にとって新しい定番になりつつある。インターナショナルスクールへのアクセスもよい。
東涌(Tung Chung)・屯門(Tuen Mun)
東涌は空港関係の若手駐在員に人気ですが、物価が上昇中。屯門は空港への橋の開通でアクセスが向上し、予算を抑えたい若者が物件を探すエリアに。東涌、屯門どちらも新しい住宅が増えつつあり、単身者や若いカップルに注目されています。
自分に合ったエリアの見極めアドバイス!
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